今日のミル
昨日、ミルちゃんは麻酔しての抜歯をし、無事に生還しました!
前回の記事で外歯瘻の治療として「麻酔して抜歯」をするかどうかを近々決断しなくてはならないと記しました。
2月2日に打ったコンベニア注の効果が切れる頃がその時と考え、期待した効果がどうやら得られない様子で、意を決して抜歯をお願いすることにしたのです。
朝9時に病院に連れていきました。
体重を計ると2,0kgまで減っていました (^_^;)
麻酔を打ち、効き始めた頃に私は退散。見ていられないと思ったのです。
1時間半ほど経った頃に先生から無事に麻酔から覚めてきている、との連絡をいただきました。
夕方まで病院で予後を診ますが、万一様態が急変することが無くもないから、会いに来るならどうぞ、と。
夫さんと会いに行きました。
麻酔が覚めかけているなか私たちの声に反応を示すミルちゃん・・・
痛々しい姿だけれど頑張ったミルちゃんです(撮影:2月17日午前11時半頃)
ミルちゃん、頑張ったね、本当に偉かったね! (;_;)
夕方迎えに来るからそれまで待っててね!
4時過ぎに迎えに行きました。私の声に「ニャー」。ちゃんと私を認識してくれました。
先生から伺ったこと。
右上顎の前臼歯と後臼歯の4本抜歯、問題の3番目の前臼歯は歯根が腐敗、頬の穴を縫合するには大手術になるため行わず、頬の腫れも傷も自然に良くなってくるだろう、麻酔を含め7種の薬剤を注入、とのこと φ(..)メモメモ
連れ帰るとき、キャリーバッグの中で「ニャーニャー」鳴くミルちゃんをなだめながら家路を急ぎました。
帰宅して暫くしてからご飯台にやって来たミルちゃん (@_@)
「ご飯くださ〜い」(撮影;同午後5時半頃)
いやぁ、ちょっとご飯は早くない?まずは癲癇のお薬を飲んでからね!
朝からホリゾンは服用しておらず、このタイミングで発作が起こるのは絶対避けたい!
その後・・・
「ゴクゴクゴク」(撮影:同午後6時15分頃)
「モグモグモグ」(撮影:同午後6時半頃)
ひゃーーーー!?
麻酔して4本も抜歯しているのに、右足は点滴等々で浮腫んでいるのに、もうご飯まで食べられるなんて、ミルちゃん、すごすぎる!
痛み止めも注射されているからかもしれないけれど、これ以上は今日は食べないでおこうね (^_^;)
夜、ハイドロコロイドパッチを貼り替え、念の為にエリカラは装着してネンネのミルちゃんでした。
パッチを貼り替えた後のミルちゃん(撮影:同午後10時半頃)
すべてが無事に終わり、心底ホッとしました。
今生の別れかも、と悲壮な思いでミルちゃんを病院に連れて行ったのです。
右頬が腫れ始めたのは1月3日。翌日から抗生剤での治療を始めたもののなかなか改善されず、最近は顔が腫れて膿が大量に出てくるようになっていました。
超高齢、慢性腎不全と癲癇を患い、最近は呼吸が荒くなるような発作があり、麻酔をかけるとそのまま目が覚めない可能性もあるミルちゃんに、そんな施術を受けさせるべきかずっとずっと悩みました。
どれだけ痛々しい状況になろうと「生きる」という意思を示しご飯をしっかり食べるミルちゃんに、麻酔をかける施術でそのミルちゃんの意思を断ち切ってしまうことがあっても良いのだろうか。
また、ミルちゃんのQOLを考えると、どんどん腫れも膿も酷くなるままに暮らさせて良いのだろうか。
本当に本当に症状が出てから一か月半悩み続け、夫さんともずっと話し合っていました。
先月の月誕生日のときにインスタでいただいたコメント「強いネコちゃんは底力があります」は響きました。
また、今月の月誕生日のコメントでいただいた桜ママさんのコメントも胸にきました。
先生には身体に負担がないよう最低量の麻酔で適切な処理をしていただきました。
感謝でいっぱいです。
先生が保護猫の避妊手術でたくさんのニャンコに麻酔をかける経験をお持ちなのも後押しとなりました。
先生から麻酔をかけた最高齢は20歳の猫とも伺っていました。今回、先生の記録をミルちゃんが更新しましたね〜、なんて、結果オーライから軽口をたたく私・・・(笑)
さてさて。
今朝、患部を見てみると、膿はあまり出ていませんでした。
ゆえ、エリザベス・カラーを外しました!今回も3週間ほど付けたままで耐えてくれたミルちゃんです♪
カラーを外されたミルちゃん、早速お水を飲みました。
「ゴクゴクゴク」(撮影:2月18日午前8時50分頃)
その後・・・
「ご飯くださ〜い!」(撮影:同午前9時頃)
「モグモグモグ」(同)
ご飯もしっかり食べました (^o^)v
朝一に先生からミルちゃんの様子を尋ねるお電話をいただき、ちゃんと食べたことをお話すると、抜歯の跡が痛いだろうにと驚いていらっしゃいました。
点滴の必要もなさそうだとのこと (@_@)
ストーブの前で寛ぐミル(撮影:同午後12時過ぎ)
感無量です。
ミルちゃんの強さを信じて本当に良かった。
これからもしっかりケアをして、傷が早く治るようサポートしたいです。
今回も多くの方々からご心配いただき、応援もいただきました。
心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
引き続き、ミルちゃんを見守っていただけると幸いです。