猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

冬の小景/さいごのシャルルドゴール

2011-12-26 00:17:57 | わが家で咲くバラたち
いつものように、ふたりつれだって買い物に出た。
「おい、クジラそっくりの雲だ」
冬の澄みきった紺青の空を白雲がゆったりと流れています。
なるほど、これこそまさに『白鯨』―――カメラもってくればよかった。
そばに子クジラまで泳いでいます。
絶好の被写体だったのに。
カメラをもってこないときにかぎって、いい被写体とであうものだ。

すっかり葉を落ちつくした樹木はおおきな箒となって空にそそりたっている。
もうすぐすすはらいをしなければ。

「鴨がまだきていないな」
台風の爪あとの残る河川敷。
形状が変わったので、鴨はよりつかないのかしら。
ほかに移動したのかしら。

いつのまにか白雲は消えていた。
ピーンと張りつめた青空のもと、対岸ではクレーンが鉄骨を吊り上げていた。
そのワイヤーの直線が巨大な弦におもえた。
はじくとどんな音をかなでるのかしら。


   葉陰でひっそり咲いていたマチルダ

    

       


   開花をあきらめていたシャルルドゴールの蕾が開花

    

    

    

   ラベンダーピノキオの蕾も