猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

リリちゃん怖かったことは忘れようね

2015-01-21 14:45:26 | ねこちゃんのお話
リリはPTSDなのでしょうか。
3日間眠り続けたあと、ぼんやりしていた。
リリから離れようとすると不安そうな目で、わたしを追いかけてくる。
今朝からリリは紙を丸めたボールを追いかけて走るようになった。
リリがPTSDにかかるのは、事故で死と直面した彼女だからあたりまえ。
その事故をあやうく目撃するようなはめに陥ったわたしもPTSD
あのとき、ほんとうにリリが車にひかれていたら……と思うとぞっとする。
人間であるわたしは、このストレスを解消しようと、キャリーケースを買ってきた。
しばらく日をおいて再び避妊手術にいくときは、このケースで運ぼう。
そう思うと少し気が安らいだ。
でも、すぐ不安になる。
ボストンバック風のキャリーケースで大丈夫だろうか。
もっと頑丈なものでなければ……またリリが驚いて逃げたら……
あの悪夢の2日間が脳裏によみがえる。
リリの恐怖……絶え間なく響く自動車の騒音、空腹、凍てつく寒さ。
2日目の雪交じりの雨、風。
廃墟となった家の埃にむせ返るような所での2日間。
わが家からたった50メートル位の所に居て怖さで動けないでいたリリ。
何度も何度もこの辺とめぼしをつけて「リリ。リリ」と呼びかけていた。
わたしのリリを呼ぶ声が聞こえていたはず。
でもそこを動くことができなかったリリ。

リリが驚いて失踪したときは、ああすれば、こうすればよかった、時間が戻ってくれないか……などと思った。
見つかった日は、「必ずみつけだす」という気持ちで夫と家をでた。
リリを発見したときは色々な良いことが幾重にも重なって、見つけることができた。
人々の温かい気持ちに触れうれしかった。

  

  


  
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