猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

思い出の井の頭公園

2016-07-09 18:23:04 | 身辺雑記
2016/07/08 Fri
東京。所用をすませた。AM10時30分。
わたしはかねてから一度訪れたいと思っていた所があった。
「グーグーだって猫である」のドラマを見て、その思いがますます深まった。
その場所は「井の頭公園」。

小さいころ何度か両親と遊びに行った思い出がある。
6歳ぐらいだった。
ひとつ下の弟がいたが、そのときの弟の記憶はない。
そのころ渋谷の幡ヶ谷で母は一人で乾物商を営んでいた。
父は勤めていた。
忙しい合間を見てわたしを連れて行ってくれたのだろう。
革靴を履いて、可愛いワンピースを着ていった。
おおきな池に白い白鳥のボートがたくさん浮いていた。
ある時は夕立にあい、果樹園のような家の軒下で雨宿りをした。
その時の不安な気持ち。
激しい雨。母の手をギュッと握っていた。
いつ止むともしれない雨を見つめていた。
そのほかのことはよくおぼえていない。

新宿から中央線吉祥寺へ。
公園口からまっすぐ「丸井デパート」を目指。
丸井の脇の道をまっすぐ行くと大きな木が見えるそこが公園。
以前は人家もすくなかった。今はすっかり変わってにぎやかな商店街。
石の階段のまっすぐ前に大きなシンボルツリーだろうか、下りると公園。
すぐ目の前には真っ白なボートが池に停泊していた。
この光景だ。
わたしは両親に手をつながれた小さな女の子の姿をそこに投影させていた。
若々しい両親の姿を見て懐かしさで目がしらが熱くなった。

夫と幼いころの記憶をひもときながら散策した。
ときおり涼しい風がほてった頬をひやしてくれる。

疲れているはずなのにその夜はなかなか眠れなかった。

    

    

    

    

    

    

    

    

    

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