猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

わが家のピンチ

2016-10-10 22:00:48 | 身辺雑記
天気予報は日中晴れとなっていた。
空はどんよりとして今にも雨が降りそうな雲行き。
夫と二人仲よく風邪をひいてしまった。
冷蔵庫は主菜となるものが何もない。
自分の体のことはわかるが、夫がどの程度のつらさかわからない。
夫には早く治ってもらいたい。
夫もわたしを気遣って行くといったが一人で買い物に出かける。
「お一人ですか」
「ご主人は」
レジの方や知らない方にも声をかけられる。
いつもわたしの傍らにはリックを背負った夫がいるので。

左肩に荷物を下げて、右手に買い物袋をもって足下を見つめながら歩いていた。
いつも歩く道が2倍にも3倍にも長く感じる。
こんな時は、子供たちが同じ町に住んでいてくれたらと思う。
澄んだ青空で心地よい秋風が吹いていたら、こうも心細くはなかったろうに。
まだ3時をちょっと回ったばかりなのに、夕暮のように暗い。

わが家に通じる細い路地に入る。
石塀には真っ赤に熟れたカラスウリとまだ青々としたカラスウリが、たてに繋がっているのが見える。
ほっとして、大きな声で「ただいま」と奥の部屋にいる夫に声をかける。

    

    

    

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