猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

朝から思わずお勉強

2016-12-05 16:04:57 | 身辺雑記
瓶の中の塩も砂糖も片栗粉も真っ白。
白くノッペラボウの瓶を卓上に置いた。区別がつかない。
瓶に油性ペンで砂糖、塩と書くより英語で書いたほうがおしゃれかなと思い。
Salt Sugar と書き進んでいく。……片栗粉は英語で書くと??
英語が苦手なわたしにはわからない。
辞書を引いてみると、片栗はユリ科の多年草。
かたくり粉――カタクリの地下茎からとった白色でん粉。
スターチはでん粉、堅苦しい、形式ばる。
コーンスターチはわが家のキッチンにもある。
ということはコーンからとったでん粉。
現在は片栗粉といえばジャガイモのでん粉である。
ポテトコンスターチ?
気が付いてインターネットで検索。
片栗粉――Dog tooth violet starch とでた。
夫に聞いてみると、犬歯のような紫。花びらが細くとがっているから?なんだかよくわからない。カタクリのでん粉。
Violetは紫のカタクリの花のこと。形状をあらわすのに、犬歯。――この表現はいただけなぃ。文化の相違なのだろう。

朝からいい勉強になった。
カタクリの花といえば、栃木県今市の水車公園にカタクリの花の群生がある。
小さな紫の可憐な花を咲かせる。
野の花は郷愁を誘う。
楚々とした花姿が好き。

万葉集              
もののふの八十少女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花
                            大伴家持

たくさんの乙女たちが入り乱れて、水を汲む寺の井戸のほとりに咲く可憐なカタクリの花
集まってにぎやかに水を汲む娘たちの様子を、カタクリの花に託して詠んだ歌。

やはり日本人。徹頭徹尾、やはりいくら外国映画ずきでも、わたしは日本人なのだなぁ。
日本的な情緒が、大和言葉がしっくりとくるじぶんを発見した朝のひと時だった。

   カタクリの花
    

    

    

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