師走。
いつもの暮らしの延長でもいいのに、急に身辺があわただしくなる。
たまりにたまった書類の整理。衣類や暖房機具の準備。
このころになると、薪を使う暖炉がほしくなる。
赤々と燃える薪。暖炉を囲んでの子供たちとの団欒。
それでさらにロマンチックなスタンドがいくつもあればいいのになぁ。
と、いつになっても少女趣味。これで、よく夫に笑われないものだ。
おせち料理の献立をあれこれ考える――。
いつも散歩する公園の木々はほとんど枯れつくした。
枝に残った数枚の葉が風に揺れている。
一陣の風が吹くとクルクル舞いながら落ちてきた。
すかすかになった木々の間から真っ青な冬の空がのぞいている。
枯れ葉のたまった遊歩道を子供のように踏みしめながら歩いた。
夫とわたしの足音が交差した。カサカサなる音を楽しんだ。
いよいよ北国の長い冬が始まる。
庭の椿「侘助」。この時期がいちばん綺麗。真っ白な花びら。
寒さが厳しくなると白い花びらが寒さで茶色になってしまう。
いつものことだが残念に思う。





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いつもの暮らしの延長でもいいのに、急に身辺があわただしくなる。
たまりにたまった書類の整理。衣類や暖房機具の準備。
このころになると、薪を使う暖炉がほしくなる。
赤々と燃える薪。暖炉を囲んでの子供たちとの団欒。
それでさらにロマンチックなスタンドがいくつもあればいいのになぁ。
と、いつになっても少女趣味。これで、よく夫に笑われないものだ。
おせち料理の献立をあれこれ考える――。
いつも散歩する公園の木々はほとんど枯れつくした。
枝に残った数枚の葉が風に揺れている。
一陣の風が吹くとクルクル舞いながら落ちてきた。
すかすかになった木々の間から真っ青な冬の空がのぞいている。
枯れ葉のたまった遊歩道を子供のように踏みしめながら歩いた。
夫とわたしの足音が交差した。カサカサなる音を楽しんだ。
いよいよ北国の長い冬が始まる。
庭の椿「侘助」。この時期がいちばん綺麗。真っ白な花びら。
寒さが厳しくなると白い花びらが寒さで茶色になってしまう。
いつものことだが残念に思う。





