音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

奥能登を楽しむ  ~自然の恵みがいっぱい 2

2013年02月13日 20時51分34秒 | なんとなくな日々・・

翌日、起きてみたら外は雪が降っていました。

おおっ、一晩でけっこう積もってる。

降ったばかりの雪は真っ白でとってもきれいです。

見てるだけならいいけど、これから運転しなきゃいけないと思うとちょっと憂鬱(笑)

 

そうそう、昨日は飲み過ぎてお風呂に入れなかったので朝ごはんを食べてから入ってきました。

露天風呂はひとつしかなく、前日は女湯だったので今日は男湯が露天風呂付きに交代です。

カメラ持って入るのは気が引けましたが。。。入っちゃいました(笑)

僕の写真はここまでで勘弁してください。(笑)

意外と色白?

泉質はよくわかりませんが、きっと塩泉でしょう。

そして露天風呂からの景色は。

見附島(通称 軍艦島)がよく見えます。

夜はライトアップされていたらしいですよ。それも見たかったな~

ちなみに写真を撮ってる時は裸なのですごく寒かったです。(^^;

 

温まったところで、次の目的地は宇出津の「数馬酒造」です。

雪道をひたすら走ってやっと到着。

ここも雪が多い~

酒蔵も寒かったです。

そんな中、酒蔵の社長の中では日本一若いと言われている数馬社長が自ら説明してくれました。

若いけどなかなかしっかりしてますよ~

かっこいいし(笑)

そして試飲。みなさんこれを待ってたようで(笑)

手前の三角フラスコに入っているのはまだ新しい吟醸から大吟醸です。

みかけはともかく、フラスコにはいいお酒が入ってます。

おちょこは普通のお猪口の何倍も大きいのでこれを回し飲み。

10数人いるのに一周りしてもまだ残っているという大きさです。

ここでも四家(しやけ)杜氏が自ら説明してくださいました。

杜氏はお米も作っているので米に対してはこだわりがありそう。

こういう人だから美味しいお酒が作れるんでしょうね。

普通酒はこうやってお燗すると味が引き立ち、口当たりもよくなります。

そして、日本酒で作った梅酒。

これもみなさん美味しいと好評でした。

 

昼食は数馬社長に準備していただいたお店に歩いて行くことになりました。

お店までの最短ルートを歩いて行きます。

最短ルートなのでこんな道もあります。

ほんとに道なのか。もしかしたら裏庭を歩いてるんじゃないかというルート(笑)

人の歩いた幅しか道がない(^^;

 

そうして着いたところは魚屋さんのようです。

店内には鮮魚が並べてありました。

奥に入ると食事ができる場所があって安心しましたよ。

料理はというと、

こんな感じで、すごい美味しい。

能登の人って美味しいものばかり食べてるんじゃない?

昨夜はお腹いっぱいになり食べられなかったカキフライ(笑)

いやあ美味しい!

こちらの味噌汁も具にフグが使われてます。

エビの蓮蒸しなんですが、エビの味が濃い!

海の香りがする蓮蒸しって初めて食べましたよ。

もうお腹いっぱい。

幸せ過ぎる~

 

帰り際にまた数馬酒造に戻りましたが、その時に珍しいモノを見せてくださいました。

酒蔵に贈られる歴代首相の直筆の色紙。

皆さん個性的な字を書かれます。

次は安倍さんの色紙が贈られてくるんでしょうね。

どんな字なんだろう(^^)

 

お酒と料理に満喫しつつ、次に「能登ワイン」の醸造所に向かいます。

能登ワインのある穴水は珠洲よりは雪が少なく、すぐ近くだと思っていたけどずいぶん気候が違うんですね。

寒いけどワインのためにがんばって歩きます(笑)

工場の横には少しぶどう畑があります。

冬のぶどう畑は初めてみました。

雪の中に電線のようにぶどうの木が植えられています。

これが夏になると生い茂るんですね~不思議。

植物の生命力ってたいしたものだ。

 

工場内ではワイン醸造の工程などを楽しく教えていただけました。

 

赤ワインと白ワインの違い。

生ワインについて、など。

知らなくても困らないけど、知ってるとちょっと人生が豊かになると思いますよ。

この後は、お楽しみの試飲(笑)

八種類くらいのワインが試飲できます。

珍しいワインもあったりして。

全種類飲むと結構酔います。というか、ここに来る前にすでに飲んでますからね(笑)

 

今回はここで終わりかと思っていたら、次に輪島の「白藤酒造店」にも行くとのこと。

ワインの試飲は早々に切り上げて輪島に向かいます。

白藤酒造店は僕の好きな「奥能登の白菊」の蔵です。

ここの純米大吟醸は大好きなお酒で、利き酒会があると必ず飲みます。

何度でも飲みます(笑)

白藤酒造店は小さな蔵でした。

これまで見学してきた蔵が大きかったので余計そう感じたのでしょうね。

中に入ると良い香りがします。

能登沖地震ではこの蔵もかなり被害を受けてたいへんだったそうです。

これは残った蔵に置かれている貯蔵タンク。

壁は落ちてしまったので新しいです。

環境が変わると味も変わってしまうと思いますが、それでも美味しいお酒を作っているのはすごいことです。

やっぱりがんばっている蔵は違うわ~

そうそう、この日はローカルのケーブルテレビの取材が入っててインタビューされてましたよ(笑)

仕事だから試飲も出来ないですしね。ちょっと可哀想。

寒い中取材お疲れ様でした。

そしてこちらは試飲タイム。

僕の好きなのは右から三番目の黒いラベルの純米大吟醸。

これ、オススメです。

実はどのお酒も美味しいのですが、個人的な好みはこれなんですよね~

 

実は今回は運転手だったので試飲はできませんでしたが、みなさんの楽しそうな様子を見ているだけでも楽しかったです。

まあ次に行くときは誰かに運転手代わってもらいますけど(笑)

長かった、というか中身が濃かった二日間も終わり、のんびりと金沢に帰りました。

疲れたけど楽しかった。

 

金沢に近づくにつれて風景から雪が無くなってきました。

ずいぶん違うんですね~

寒い地域で美味しいお酒を作り続けている昔ながらの酒蔵とそこでがんばっている杜氏さんたち。

これからも美味しい日本酒を作り続けて、どんどん日本中、世界中に広めていきたいですね。

少しでもお手伝いできるように僕もがんばりたいと思います。

(飲んでるだけかもしれませんが(笑))