日曜日は2ヶ月ぶりにコンサートを開催しました。
今回は現代のチェロが誕生する少し前に使われていた「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」という楽器を使ったコンサートでした。
音域はほとんどチェロと同じですが、弦が五本あるのでチェロより高い音の弦が増えてます。
写真のように肩にかけて演奏するスタイルです。
大きさはヴィオラくらいですが、厚みはチェロに近いものです。
チェロよりは薄いですが。
調弦は415Hzなのでかなり低くなっています。
絶対音感もっている人には気持ち悪い音かも(笑)
チェロとは言うものの、持ち方がヴァイオリンと同じなので左手の感覚はヴァイオリンに近いですね。
弓はバロック弓に似てますね。
演奏後にちょっと弾かせていただきましたが、とても難しいです。
チェロのように場所を取らないので日本の家庭にはちょうどいいかも。
しかし、この楽器はどこで手に入るのだろう?
三木さんはオランダで入手したらしいです。
さて、今回の曲はバッハの無伴奏チェロ組曲の第3番と第6番。
特に第6番は5弦チェロのために作られたという通説があるくらい。
今回はその6番に注目ですね。
聴いた限りでは6番も普通に弾いていました。
弦が多いために指の移動が少なくなっているはずなのですが、見てもあまりわかりませんでした。
動画を撮影したので後でじっくり見てみることにします。
今回はたいへん珍しい楽器を使ってのコンサートでした。
現代の楽器と比べて大きな音が出せない古楽器は、ヤギヤのように狭いスペースにはちょうどいいと思いました。
古楽器のコンサートを開催したい方はぜひヤギヤへお申し込みください(笑)