守門岳(袴岳・1537.3m/大白川駅より徒歩、ピストン行動)
東京行きの新幹線が、浦佐の駅に定刻通り滑り込んで来た。
平日でもあり空席が目立つが、あえてデッキに、
ゴミ箱の前にザックを置いて、
“よっこいしょういち”、いや、よいしょと座る。
ドアが閉まる。そして列車が走り出す。
次第に速度を増す列車。ではボチボチと、
プルトップに手がかかり、駅で購入した
冷えたビールを喉に流し込む。
いつの頃からか帰りの列車が新幹線となる折は、
込み具合に関係なく、
デッキで1杯というのが、恒例行事となった。
下山後のビールは、いつ、どこで飲んでも
それなりに美味だが、自身にとっては
とりわけ、この列車のデッキでのビールが
おいしく感じられる。
ゆれる、うるさい、絶え間なしの人の往来、
飲む場所としては悪条件ばかりだが、
かえってこのあたりが山へ出かけた気分を
高める要素に作用するのか。
理由はいまだ不明だが、まあ、それもよし。
旨いのだからしょうがないである。
飲みながら、これも毎度のルーティンワーク、
地図と手帳を取り出し、行動を振り返る。
例えばこんな風に。
今日のお山は只見線沿線にそびえる秀峰・守門岳。
ルートは只見線の大白川駅からスキー場経由で
ピストン行動。行きはずっと急登だったな。
しかし途中から、ホールド、スタンス、三点確保と
手足を使う場所が連続するため、
単なる急な山道を歩くよりは行動がどこかリズミカルとなり、
意外と順調に進めた。ピークからの展望もグッド。
うっすらながら佐渡の姿も確認できた。
ここでビールをゴクリ。ここでふと思った。
そうだ1杯を1枚と、写真に収めてみるか。
ただちに実行だ。ポーズを決めて、
シャッターを押そうする直前に列車がゆれ、
ビールがこぼれそうになる。
その瞬間、パシャである。お陰で仕上がりは
う~ん残念のひと言。列車のデッキとは、
ビールを飲むことと同様に、写真撮影にも
あまり適した場所ではないようだ。
列車のゆれは、停車駅に近づいたための
減速が原因だった。もう1枚撮ろうかと思ったが
下車する人が集まり出したので、またの機会に。
開くドアははこっち側か。
それでは乗り降りの邪魔になるので
立ち上がって、残りのビールを飲み干す。
手を伸ばし、空き缶を背後のゴミ箱へイン。
この後始末の手軽さが、唯一デッキでビールの利点かな。
〜2016(平成28)年10月17日(月)曇、時々晴、のち雨と、まさに何とか心の秋の空のもと、シンドイ、エラいと弱音はきつつ歩く〜
東京行きの新幹線が、浦佐の駅に定刻通り滑り込んで来た。
平日でもあり空席が目立つが、あえてデッキに、
ゴミ箱の前にザックを置いて、
“よっこいしょういち”、いや、よいしょと座る。
ドアが閉まる。そして列車が走り出す。
次第に速度を増す列車。ではボチボチと、
プルトップに手がかかり、駅で購入した
冷えたビールを喉に流し込む。
いつの頃からか帰りの列車が新幹線となる折は、
込み具合に関係なく、
デッキで1杯というのが、恒例行事となった。
下山後のビールは、いつ、どこで飲んでも
それなりに美味だが、自身にとっては
とりわけ、この列車のデッキでのビールが
おいしく感じられる。
ゆれる、うるさい、絶え間なしの人の往来、
飲む場所としては悪条件ばかりだが、
かえってこのあたりが山へ出かけた気分を
高める要素に作用するのか。
理由はいまだ不明だが、まあ、それもよし。
旨いのだからしょうがないである。
飲みながら、これも毎度のルーティンワーク、
地図と手帳を取り出し、行動を振り返る。
例えばこんな風に。
今日のお山は只見線沿線にそびえる秀峰・守門岳。
ルートは只見線の大白川駅からスキー場経由で
ピストン行動。行きはずっと急登だったな。
しかし途中から、ホールド、スタンス、三点確保と
手足を使う場所が連続するため、
単なる急な山道を歩くよりは行動がどこかリズミカルとなり、
意外と順調に進めた。ピークからの展望もグッド。
うっすらながら佐渡の姿も確認できた。
ここでビールをゴクリ。ここでふと思った。
そうだ1杯を1枚と、写真に収めてみるか。
ただちに実行だ。ポーズを決めて、
シャッターを押そうする直前に列車がゆれ、
ビールがこぼれそうになる。
その瞬間、パシャである。お陰で仕上がりは
う~ん残念のひと言。列車のデッキとは、
ビールを飲むことと同様に、写真撮影にも
あまり適した場所ではないようだ。
列車のゆれは、停車駅に近づいたための
減速が原因だった。もう1枚撮ろうかと思ったが
下車する人が集まり出したので、またの機会に。
開くドアははこっち側か。
それでは乗り降りの邪魔になるので
立ち上がって、残りのビールを飲み干す。
手を伸ばし、空き缶を背後のゴミ箱へイン。
この後始末の手軽さが、唯一デッキでビールの利点かな。
〜2016(平成28)年10月17日(月)曇、時々晴、のち雨と、まさに何とか心の秋の空のもと、シンドイ、エラいと弱音はきつつ歩く〜
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます