富山県第二の都市高岡市はとてもきれいな街だった。朝30分ほど駅の周辺を散歩した。行き交う人はみんな忙しそうに足早に動いている。北陸新幹線開業間近(来年の春)ということもあり、駅はきれいにリニューアルされていた。宿泊したビジネスホテルは、価格帯が5・6千円前後で軽めの朝食サービスもあり、一人旅には打って付けの所だった。今日泊まる上越のホテルも、部屋も広くゆっくりとくつろぐことが出来た。
富山県と新潟県境の4・50kmは、50以上のトンネルの連続で、真夏の強い日差しの中、高速を飛ばしていると運転に疲れるため、30~40分毎にパーキングやサービスエリアで休憩し上越に向かった。有磯海S.Aのテラスで、富山名物マスの押し寿司を食べた。厚さ1cm程に薄く押しつぶしているので、一見ご飯の量が少なく感じたが、食べるとお腹一杯になった。
午後から上越市にある上杉謙信の居城、春日山城跡を見学した。見学をしたと言うよりは、山登りをしたと言った方がいいくらいだった。狭く険しい山道を登ると本丸跡にようやくたどり着いた。山城だったので、上越市から柏崎方面までとてもいい眺めだった。今は稼働を停止している原発の建屋も見えた。広い日本海の青さと、異質な空間が垣間見えて何とも複雑な心境だった。約1時間ほど歩いたので、茶屋で飲んだ冷やし甘酒がとても美味しかった。