パンジーが満開となりました。
この公苑には小さな橋が二つ有ります。
一つ目がこちらの橋です。
洋風の石橋ですが、何処かにある橋をモデルにしたのでしょうか?
4年前に初めてヨーロッパ旅行へ行きました。
イタリア、ミラノから地中海沿いにスペインのバルセロナまでのバス旅行です。
その旅の途中に立ち寄ったのがこちらの「サン・ベネゼ橋」です。
フランス、アビニョンのローヌ川に架かっている石造りのアーチ橋です。
一般には、童謡「アヴィニョンの橋の上で」で知られている橋です。
「橋の上で輪になって踊ろう」と歌われていますが・・・
実際に行って見ると、輪になって大勢で踊れる程広くは有りませんでした。
完成当時は全長900mにもなる巨大な橋だったそうです。
それが、1226年にアルビジョア十字軍により破壊され、その後も度重なる氾濫に見舞われて17世紀に遂に修復を断念しました。
現在は22あった橋脚のうち4つのみが残っているだけで、橋が川の途中で止まっています。
ひょっとしてこの橋がモデルかな〜!?
そして、農林公苑にあるもう一つの橋がこちらです。
この橋は、オカンが言うには有名な画家が描いた橋に似ているとか・・・
それは1888年にフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた油彩画「アルルの跳ね橋」に間違いないよ!
海外では「(アルルの)ラングロワ橋」と呼ばれているそうです。
こちらの橋も観てきました。
絵のモデルとなったラングロワ橋はアルルの中心部から南西約3キロほどの運河に実際に架かっていたものでしたが、1930年にコンクリート橋にかけ替えられたため現存していません。
跳ね橋は別の場所に再現された物で「ファン・ゴッホ橋」と名付けられました。
運河の堤などの風景が異なるために、残念ながら作品の雰囲気が再現されているわけではないんですね〜!
更に話は飛んで・・・
ゴッホの絵の場所として、こちらも観光しました。
ゴッホの作品の中でも非常に有名な傑作として知られる「夜のカフェテラス」です。
南フランスのアルルの星空の下、人でにぎわうカフェテラスが描かれています。
そして、もう一ヶ所。
「耳切り事件」の後、ゴッホが入院したアルル市立病院です。
ゴッホが描いた同病院の庭はお気に入りの場所でもあったそうです。
庭の中央には小さな噴水が設置され、周りに咲く花は綺麗に手入れされていました。
コロナ禍が落ち着いたら、またこんな旅へ出かけたいですが・・・
当分は無理そうですね。