2024年度おもちゃ修理の13回目。
まずは前回に電源回路を修理したミニーマウス ファンファン銀行ATM の動作確認を行いました。
その結果、正常に動く事が確認できましたので修理完了です。
さて、今回の患者さんは・・・「CHIBICORO POPPO」です。
音の出る汽車で両側に4つずつ計8個の押しボタンがありそれぞれ違う音が出ます。
それと同時に煙突と正面の顔にある鼻がLEDで光ります。
症状は電池を入れても動作しないとの事です。 電池の格納部の端子はきれいでした。
ケースを分解して中の回路を確認しなければ・・・
その為には前後にある車輪の軸を取る必要があります。
後輪は露出している軸にハンダコテを当てて温めながら、何とか外しました。
前輪は軸がケースの中に入っているので、力業で外すしかありません。
これがなかなか外れない・・・
何とか車輪を外してケースを分解しました。
そして中の配線を確認すると・・・
本来、赤い配線の横で基盤にハンダ付けされているはずの黒い配線が取れてしまっています。
原因はたぶんこれだね!
古い溶接部分のハンダを取り除いて、再び配線をハンダ付けします。
よし! ひとまずこれで仮組みして動かしてみよう!
電池を入れて横のボタンを押すと・・・お~、音も出て、LEDライトも光りました!
よし、これで治った! あとはケースを元に戻すだけですが・・・
前輪を無理して取った為、車輪と一体になっていた軸受けのプラスチック部分が割れてしまいました。
これを接着しなければなりませんが、接着剤だけではすぐにまた取れてしまう可能性があります。
という事で、こちらのプラリペアを使用する事にしました。
プラスチック同志を溶融接着する事ができます。
これで強度もばっちりです。 再びケースを組み立てて・・・修理完了!!
治って良かった!! 今回の診療はここまででした。