ベネチュアのため息橋と言えばそのむかし、入牢前の囚人が見た最後のベネチュアの光景で有名ですが、2013年6月に訪れた時はこの橋の上から当時囚人達が見た最後のベネチュアの光景を撮ることを忘れました。
ベネチュアを訪れてここを訪れないのは重要な観光ポイントの一つを見逃したことになると言っても過言ではありません。そこで、今回、ここを訪れ、その写真を撮影することに成功しました。
この橋の中にたどり着くには少しややこしい道のりを経なければなりません。多くの観光客はその存在すら知らない人が多いのです。
小生はかって仕事で訪れた時にもこの橋の上からその光景を見ましたが、今回、再度見てみてとても懐かしく、それはそれで美しいのですが、この光景が最後の光景だとなると、囚人達の心を思うと何とも言葉に言い表わしがたい光景でもあります。
下の写真は、外から見たため息橋の写真ですが、写真の左側が宮殿側、右側が牢屋で、まさに左と右では天国と地獄です。
あとの写真でお示ししますが、牢屋の中は石でできていて、入口は鉄の厳重な扉で閉ざされています。
海を背にして撮った写真⬇ 橋の上に前後各2つの小窓がある。ここから囚人達は最後のベネチュアの光景を目にしたという。
牢屋の中はとても狭く厳重な鉄の扉で何重にも仕切られている。
外がから見た時に二つの窓がありますが、それを内部から見るとその一つは以下のようになります。
さらに狭い隙間から見た時の写真が以下のようになります。海側とその反対側との二つの光景を見ることができます。
でも囚人がその両方を見ることができたとは思えません。
というのは、前後双方の窓は、石のローカで仕切られているからです。
海側の眺め⬇
海とは反対側の眺め⬇
もちろん当時はゴンドラなどはなかったでしょう。
写真右側が石の牢屋