現在の入り口(西門)↑
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今日で5月も終わりですね。
きょうは最高気温が13度くらいしか上がらず、冬に逆戻りです。
そして、朝から雨が本降りです。
三浦の海は、かなり強い風が雨のなか吹いています。予報では日中さらに上がってくるようです。
ソロソロ、梅雨の走りでしょうか。
そんな梅雨入り前の、ある曇り空の一日、東京ドームの隣にある小石川後楽園を初めて訪れてみました。
この小石川後楽園は、あの助さん、格さんをお供に全国行脚の旅を続けた水戸のご老公・徳川光圀さんが完成させたという名園です。
訪れた日は、スイレンが丁度身ごろでしたが、アヤメは少し早かったようです。
広大な庭園からは、近くにある高層の、東京ドームホテル・文京区役所ビルが木々の間から覗いているのが見えるほか、東京ドームの丸い屋根の一部分が、スイレンが満開の池の水面に影を落とし、また、隣にある遊園地のジェットコースターの最上部が生い茂った木々の上に見え、修学旅行の女生徒達でしょうか、キャー、キャーという悲鳴のような声が、ジェットコースターのごう音とともに、時たま遠くに聞こえていました。
光圀公は、作庭に当たっては、明の儒学者の意見を取り入れ、また、中国の教えである、「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」ということから、「後楽園」と名づけられたといいます。
この庭園は、光圀公の儒学思想の下に築園され、明るく開放的な六義園と好対照をなしているといわれています。
庭園は、池を中心にした「回遊式泉水庭園」になっており、中国趣味豊かなものになっています。また、各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されているのが特徴です。
そんな光景を今日はご覧ください。
なお、小石川後楽園への行き方は、電車ですと、都営地下鉄大江戸線飯田橋駅下車が一番近く、徒歩2分で着きます。東京メトロの丸の内線・南北線からは約8分です。(駐車場はありません。)
入園料は、一般300円、65歳以上150円で、年末年始が休園です。