昨年取ったアメリカの運転免許証の有効期間がそろそろ切れるので、その更新をしなければなりません。
外国人の場合、アメリカでの免許証の有効期間は、1年のものしかくれません。
その期間内に更新手続きをしないと、当然のことながら、失効しますから、その手続きをしなくてはなりません。
日本のように、失効1か月前から、という制度ではなく、更新手続きをしたときから1年、ということのようですので(これもツッケンドンな受付のオバサン警官が言ったことなのではっきりしませんが)、あまりに速くすると、その有効期間がドンドン早回ってきますので、そのタイミングが難しいところです。
さて、去年は、1週間ばかりのガリベンで、何とか一回で合格しましたが(
去年の模様はこちら参照)、細かい字で書かれたテキストと首ったけで勉強した嫌な思い出が想起され、また同じことを繰り返すのかと思うと、うんざりするやら、怠惰な気持ちになります。
昨日、去年受験した大学近くのハイウエイパトロールに行き、更新手続きについて聞いてみましたら、いつもながらの不親切な受付のオバサン(一応警官)が、免許証とパスポートでいい、とツッケンドウな返事をしてきます。
学科はないのか、と聞いたら、ない、と言うではありませんか。
何だか、ホッとしたような、でも、小生の英語力では、聞き間違いがあったのではないかと不安ですが、とにかく、あの忌まわしい学科試験の勉強を今度はしなくて済む、と思うと、ものすごく気が楽になりました。
でも、目の検査はありますから、油断はなりません。
去年も、目の試験では、ギリギリのところでパスしたのですから、今年はもっと、きっと、目が加齢とともに、良くなっているどころではなく、悪くなっていると思った方がいいはずで、その対策として、20年近く使い続けたメガネを新調して臨むことにしました。
そこで、まず、目の検査をしなければなりません。
この目の検査が、アメリカと日本では違うのです。
日本ではメガネ屋さんで検査をしてもらい、そこですぐにメガネの注文もできますが、アメリカは、まず、目の検査を、ドクターのところで受け、そこで処方箋をもらい、これを持って、メガネ屋に行き、注文をする、という面倒な手順を踏まなければなりません。
眼医者がどこにあるのかも全く分かりません。
そこで、電話帳で、いま住んでいる町の近くの眼のドクターの電話番号を調べ、手当たりしだい電話して、運転免許を受けるので眼の検査、つまり、検眼だけでいいから、おたくはいくらで検査してくれるか? と、手当たりしだい電話しました。
すると、ものすごく高いことを言う眼医者もありましたが、幸いにして、大学のある町に、30ドルでやってくれる、という眼医者さんがあり、早速、検査日時を予約した次第。
でも目の検査だけで100ドル以上も取るところがあるとは、全くの驚きでした。
そんな訳で、まずは、予約当日、目の検査を済ませ、近くのメガネ屋さんに処方箋を持って行き、メガネを新たに作ってもらう注文を済ませました。
そして、幸いにして、出来上がってきたメガネが、今の目の状態にぴったりの度数で出来あがってきたので、細かい数字もよく見えるような気がします。
なぜ、このように書くかと言いますと、これには苦い思いがあるからです。
というのは、これに先立つこと数週間前、大きな病院の目のドクターに検眼をしてもらったところ、とんでもない強い度数の処方箋を与えられ、それに基づいて作った新しいメガネが、当然のことながら、ものすごく強い度数のメガネとして出来あがり、掛けた途端、目の前がグラグラときて、一瞬たりともそのメガネをかけていることができない、というとんでもない話があります。大きな病院での検眼も安心はできません。それに、検眼の機械も日本の方が遥かに進んでいるように思います。
そんな訳で、今度こそピッタリの出来あがったメガネで、来るべき免許証の更新手続きに臨もうと思っています。
何とか目の試験に合格することを願って!!!