スペイン広場・スペイン階段を見たあとは、徒歩で、トレヴィの泉へと向かいます。
ところが、この道のりは難行苦行の連続でした(←少し大げさ!!)。
10月上旬とはいえ、太陽が燦々と降り注ぐ中、しかも、道が一直線という訳ではなく、なかなか難しい道のりで、途中、何回となく、人に尋ねながらの道行きでした。
スペイン階段からとトレヴィの泉へ徒歩で行くのはやめた方が良いかも知れません。次回も案内なくして行く自信はありません。そして、トレヴィの泉から次のパンテオンまでも同様です。
広い大通りがあるかと思えば、裏道のようなところも通って行きます⬇
やっとのことでトレヴィの泉に到着しました。⬇
何と、見物人の多いことでしょう。
むかしここを訪ねた時はこんなに人がいたということもなく、また、当時はコインを後ろ向きに泉に投げれば再度ローマに来ることができるということでそれを実行したものですが(事実、今回の再訪問となった。)、最近は、このような行為は禁止されているのでしょうか、その光景を目にすることはありませんでした。それに、ちょっとでも石の上で写真でも撮ろうものなら、警備員がけたたましい制止の笛を吹きます。
泉に赤い塗料を投げ込んだ者がいた事件が起きてから、かなり、厳重な監視が行われている感じです。
トレヴィの泉についてのいい伝え、事件などについては、こちら参照。
上掲の写真だけでは、トレヴィの泉の様子がよく分からないかもしれませんので、動画で、その雰囲気を感じて頂きたいと思います。
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きょうは、スペイン広場へと向かいます。
ローマ・テルミニ駅からA線で3つ目の駅、SPAGNA駅で降りすぐ目の前にスペイン広場、スペイン階段があります。
いまは駅から階段を上らないでエレベーターで直接上まで行けるようになっています。
分かりづらいが、駅から直接階段上まで行けるエレベーターがある⬇
エレベーターへと続く入口⬇
ローマの休日の映画では、この階段でオードリーヘップバーン扮するアン王女がジェラート(こちら参照)を食べたシーンが想起される⬇
なお、現在、階段付近では飲食物を摂ることは法律で禁止されているようである。だから、映画のような光景は一切出来ないし見られない。
階段上からの眺め⬇
階段の上ではこのような光景も見られる⬇
次は、トレビの泉へと向かいます。
きょうは、バチカンの動画をご覧ください。
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10月の上旬、午後4時頃にここを訪れましたが、まだ半袖で十分な陽気でした。
沢山の観光客で大きな広場はいっぱいになり、内部を見学するために並んでいる人達が幾重にも列をなしています。
コロッセロの駅からバチカンへ向かいます。
そのためには、まず、地下鉄B線で一旦ローマ・テルミニ駅まで戻り、ここで地下鉄A線に乗換え、OTTAVIANO SAN PIETRO駅で降ります。
地下鉄A線、ローマ・テルミニ駅ホーム⬇
ホームは人であふれている。4分遅れの表示が出ている⬇
10分ほどでバチカンの最寄り駅に到着⬇
駅を出ると、バチカンへ向かう人、人の列が続く。これに従えば間違うことはない!!
バチカンへと続く道路⬇
入り口の門が見えてきた⬇
門をくぐると、その大きさに目を疑う⬇
すでに、中に入るためのたくさんの人達の行列ができている。⬇
これでは果たして日没までに入城できるか甚だ心配になった。このあとサンタンジェロ城にも行かねばならないので、バチカンへの入城はあきらめ、サンタンジェロへと徒歩で向かうことにした。
バチカンからは徒歩で20分ほどでサンタンジェロ城に着く。
バチカンのサンタンジェロへ向かう際の出口⬇
バチカンを出ると、塀伝いに歩く。⬇
やっと、サンタンジェロ城の姿が見えてきた⬇
サンタンジェロ城⬇
サンタンジェロ城で思い出されるのが、あの映画「ローマの休日」での船上パーティのシーンです。
次の動画をご覧ください。
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残念ながら、この動画ではアン王女を奪い返そうとする黒装束のイギリス秘密捜索隊達との大騒動のシーンがありません。興味のある方は、是非、ローマの休日のDVDをご覧ください。いまは、DVDは500円ほどでどこでも手に入ります。
ローマ市内のあちこちの観光名所の近くではいかがわしいバックなどが売られていて、ここもその例外ではない⬇
バチカンの前の川・テヴェレ川にかかるサンタンジェロ橋⬇
サンタンジェロ橋の上でもいかがわしい商品が売られている⬇
サンタンジェロ城からテヴェレ川沿いにポプラ並木を歩く⬇
PALAZZO DI GIUSTIZIA ⬇から徒歩で、LEPANTO駅へ30分ほど歩きます。
地下鉄A線LEPANTO駅ホーム⬇
ここでもバチカン最寄り駅ということでこのような光景が見られる⬇
このあと、小生は、地下鉄A線で宿のあるローマ・テルミニ駅まで戻り、そこから徒歩で、ホテルへと向かった。
それにしても、きょうは、良く歩いた。総走行歩数は20,500歩を猶に超えていた。
テルミニ駅に着いた時は、すでに、日は西に傾き、あたりは薄暗くなりかけていた。
昨日の記事の続きです。
真実の口、及びその周辺を歩いたあとは次の目的地・ヴィトリアーノへ向けて歩きます。
長い坂を上り、ヴィトリアーノが少し見えてきました。
あたりは、観光客や観光バスでいっぱいです。
下の写真の手前に急な階段がありますが、これからこれを登ります。
カンピドーリオ広場⬇
やっと、ヴィトリアーノ(エマヌエーレ2世記念堂)に到着しました。⬇
ヴィトリアーノの上から見たところ⬇
ヴィトリアーノを見たあとは、コロッセオの駅へと向かいます。途中、フォロ・ロマーノなど古代ローマ時代の遺跡発掘現場があります。⬇フォロとは公共広場のことで、古代ローマ時代の政治・経済・文化の中心で神殿などが残っている。
遥か先のコロッセオへと向かいます⬇
下の写真右側の工事は、地下鉄C線の建設中です。⬇ 現在はA,B線の2路線のみで割と不便なことを考慮しての建設ということか。地下鉄を掘ればあちこちに遺跡が出てきて工事が遅々として進まないという事情も分かる。
やっと、コロッセオの駅に到着しました。⬇
10月初旬とはいえ、まだ日が高いので、これから、バチカン、それにサンタンジェロ城へと地下鉄で向かいます。
この続きは次回の記事に譲ります。
コロッセオをあとにして、真実の口へと向かいます。
ローマは、その市内全体が歴史遺産いっぱいの都市ですので、2日や3日ではとてもその全体を見ることはできません。実に見るところが沢山あります。
私は、コロッセをを見たあと、コンスタンティヌスの凱旋門、パンティーノの丘、そして真実の口のあるサンタマリア・イン・コスメディン教会へと徒歩で向かいました。
世界中から観光客がいっぱいだ⬇ 観光バスも沢山の観光客を乗せ、停まるところもないくらい。
この日はサイクリングツアーも実施されていて、沢山の自転車が街中を走っていた。⬇
ローマは、地下鉄、バス、それに路面電車などが整備されていますが、歴史的建造物などがそこら中にあり、これらを利用していたのではその詳しい実態を見ることができません。でも地下鉄の整備状況はいまいちで、いま増線計画が実施されています。
わたしは、今回の旅では、主要目的地までは地下鉄で行き、そこからはすべて、徒歩で、これらを見て回ることにしました。
市内狭しといえども、暑い中、徒歩で廻るとかなりきついところがあります。
階段、坂道なども多く、、更には、ローマ市内はアスファルト鋪装ではなく四角い石でできている道路ですので実に歩きづらいのです。
ローマ市内は、さすがイタリア、公衆電話もかっこいい!!⬇
歩くこと約1時間、やっと真実の口のあるサンタマリア・イン・コスメディン教会の塔が見えてきました。
教会の前まで行って驚きました。どこも観光客でいっぱいです。外も中も長蛇の列ができています。
そこで仕方なく、外の鉄の扉の間から写真を撮りました。⬇
長い間並んだ結果このような写真を撮ることが目的なのです。⬆
古来、この石の肖像の口に手を入れると、偽りの心がある者は、手を抜く時にその手首を切り落とされる、手を噛み切られる、或いは手が抜けなくなるという伝説がある。
映画・ローマの休日でもグレコリーペック(新聞記者役)が手を入れ抜けなくなったのを見て、オードリヘップバーン扮するアン王女が驚きで悲鳴を上げるシーンが思い出される。小生は、この映画/DVDが大好きである。
映画・ローマの休日のその部分のシーンを見る → CLICK
真実の口を見たあとは、また徒歩で、近くのテヴェレ川沿いに歩きます。
サブリシオ橋⬆
パラティーノ橋⬆
ローマ時代の橋の跡⬆ パラティーノ橋の上から撮影
中州・ティベリーナ島には病院と教会がある⬆ ファブリシオ橋⬆ パラティーノ橋より撮影
さらに、ヴィトリアーノ(VITTORIANO)に向かって歩いて行くと沢山の教会や遺跡がある。⬇
この日は2万歩を猶に超え、良いストレッチとなりました。
観光も健康でないとなかなかうまく行きません。
ながくなりましたので、きょうの掲載はこの程度とし、次回はヴィトリアーの写真からご覧いただく予定です。
ローマといえばコロッセオを知らない人はいません。
そこで、小生は、ローマの最初の観光ポイントをコロッセオと決め、地下鉄でコロッセオの駅まで。
地下鉄の券売機⬇
地下鉄・ローマテルミニ駅の改札口⬇
駅の改札口を出るとすぐ目の前にコロッセオはあります。
ところが、コロッセオを見物する人達の長蛇の列ができています。
これでは中に入るまで2~3時間はかかると思われましたので、中に入ることはあきらめ、コロッセオの周りから見物することにしました。
以前コロッセオは見たことがあるし、写真等で内部は見ているのでさほど見る価値はないと思われたからです。
コロッセオ、およびその南側の模様を動画でご覧ください。
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この日はとても暑く、Tシャツで十分です。それでも汗が出ます。
コロッセオのあとは、 コンスタンチヌスの凱旋門、パンティーノ丘を通り、真実の口のあるサンタマリア・イン・コスメディン教会へと向かいます。
ローマ・テルミニ駅に停車するユーロスター⬆
ユーロスターは最高時速300キロを出す。この時はたまたま298キロだったが、その後何回か300キロを記録した。
ナポリ発あさ8時40分発のユーロスター(ビジネスクラス)でローマへと向かいます。
ローマ到着は9時50分。
ほんの1時間ほどの短い距離です。
ローマテルミニ駅は多くの観光客でごった返しています。
さすがイタリアの首都だけのことはあります。駅前のタクシー乗り場、観光バス乗り場など広大な駅前広場です。
時間がまだ早いのでホテルには荷物だけ預かってもらって、早速、観光へと出かけます。
まず、最初に向かった先は、コロッセオ。
テルミニ駅で、地下鉄の一日券を買ってコロッセオの駅へ。
そして、あとは、徒歩で、真実の口、その周辺などを見て回り、この日の万歩計の数字は20,500歩となりました。
以後、廻った順序に従い、その様子をお送りして行きます。
次回は、コロッセオについてお送りします。
アナカプリ島の青の洞窟の入口付近の混雑模様。⬆
この日は波が穏やかだったので洞窟へ入ることができた。
ナポリ港から大型高速クルーザーでカプリ港まで来て、更にここで中程度のモーターボートに乗換え、さらに青の洞窟に入るには定員が4~5名程度の手漕ぎの小型のボートに乗換える必要がある。そのため、その入口付近は順番待ちでかなりの混雑となる。
私は、カプリ港から中型のクルーザーで島一周クルーズを行い、その途中で、青の洞窟の見物もした。
きょうは、カプリ島の一周クルーズの模様をダイジェスト映像でご覧ください。
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大型船が帰港するナポリ港からは高速クルーザーで50分ほどでカプリ港に到着します。
途中、ポンペイの町を壊滅させたヴェスビオ火山も見えます。
カプリ島までの料金は20ユーロでした。
それでは、映像をご覧ください。
早送りをしておりますので、見づらい点があると思いますが、かなりのスピードで走っています。
きょうは、青の洞窟の内部、およびその出入り口が如何に狭いか、を動画でご覧ください。
動画では、入る時もそうですが、特に出る時の様子をご覧頂くと、その狭さが良くお分かりいただけると思います。
出入口は、小型のボートがすれ違いができないほどの狭さで、代わる代わるに通過します。
それに、出入り口に波が打ち付け、水位が上がると、その分、タダでさえ狭い出入り口が一層狭くなりますので、波が引いた時を見計らって、船頭がクサリを思いっきり引っぱり素早く出入りをします。
たまたま同船したケニア人女性達(3人)のキャーキャーという叫声が洞窟にこだましています。
私の乗ったボートは船頭を入れて5人でした。多分この程度が限界でしょう。
というのは、洞窟の出入りの際にみなボートの底に仰向けになる必要があるからです。
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通常は狭い洞窟内を1周というのが決まりのようですが、ケニア人女性達が泳ぎたいと言い出し、3人のうち2人が少しの間泳いでいましたので、その分少し洞窟内の滞在が長くなりました。あとで、船頭からは2周したのだから10€をチップとして要求されることになりましたが、当日は波も静かで幸いにして洞窟へ入ることもできたことだし、老齢の船頭のサンタルチアの美声(?!)も聞くこともでき旅の楽しさを盛り上げてくれたことですので、気持ちよくチップを支払いました。
では、しばしのあいだ動画をご覧ください。
青の洞窟⬆
きょうは、今回のイタリア旅行の目玉の一つであるアナカプリ島の青の洞窟へご案内します。
ホテルからタクシーでナポリ港へ。
そこでカプリ港までの大型クルーズ船のチケットを購入。
かなり大きな高速クルーザーだ。
船内はほぼ満席。このようなクルーザーが30分おきに出ている。
高速船はかなりのスピードで、ドンドンと港から遠ざかる。
大型クルーズ船も何隻か入港しているナポリ港である。
ヴェスヴィオ火山もみえる。
50分ほどでカプリ島のみなとに到着
今度は中型のモーターボートに乗換え、島内一周クルーズ、それに途中、青の洞窟へと向かう。
背後に見えるのがいま乗ってきた大型高速船。
再び、カプリ港をあとにする。
カプリ島一周観光ではあちこち見どころを案内してくれる。
カプリ島には、有名人の別荘も多く、あのアルマーニの別荘もみえる。
島一周クルーズの最終段階で、いよいよ今回の目玉である青の洞窟へと入ることに。
船頭に入場料金を払う。入口前には料金徴収船がいる。
洞窟は非常に狭く、入る際にはさらに小さな小舟に乗換える。定員3~4人が限度。
たくさんの順番待ちで洞窟の入口付近はかなりの混雑。
この日は幸いにして波も穏やかだったので青の洞窟の見物ができたが、波が高い時には入れないこともある。
どのくらい狭い入口なのかは、後ほど動画でお見せする予定にしています。
入口を通る時には、全員、小型ボートの底に仰向けにならねばならない。
そうしないと岩に頭を痛いほどぶつけることになり兼ねない。
狭い洞窟の入口を通り過ぎた途端、海底からライトアップでもしているかのような青い海が目に飛び込んでくる。
たまたま同船したケニア人女性達(3人中2人)が泳ぎ始めた。
洞窟内観光は本来1周であるが2周したので、船頭からは10€のチップを要求された。
でも、今回、幸いにも波が静かで洞窟観光もできたので良しとしよう。
小型ボートから再び中型のボートに乗換えカプリ島の港へ向かい、その後は、カプリ島内を徒歩で少し廻ったあと、来たとき同様の、大型高速クルーズ船でナポリの港へと向かった。
カプリ島の港⬆
正面にヴェスビオ火山がみえる。雲のかかっていない時は本当に少ない。79年の同火山の噴火によりポンペイの町は火砕流で一瞬のうちに壊滅した。
いまは世界遺産にも指定されている。
フィレンチェからナポリ中央駅に到着したのが午前11時。宿泊先のホテルに荷物を預かってもらい、身軽になって、直ちに、中央駅地下にある私鉄の電車に飛び乗る。車内はかなり混んでいる。
約1時間ほどでポンペイの駅に到着。
ナポリ、ポンペイはとても暑い。
私鉄のポンペイの駅前にある遺跡の入口でチケットを購入し(11ユーロ)、入園。
ポンペイの遺跡は、広大な広さを有し、じっくり鑑賞するには丸一日でも大変だ。
一瞬のうちに火砕流にやられたポンペイの町は逃げ場を失ったたくさんの人々の遺体が発掘され石膏で当時のままの姿が残されている。