美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

1986年からのコンビ、健在!

2024年05月21日 07時49分35秒 | 姿勢&見た目

植込みにはドクダミの白い花がいっぱい、島岡美延です。冬に枯れてもこの季節、あっという間にドクダミだらけの場所も多いのでは。

このコンビもまだまだ終わらず。映画『帰ってきた あぶない刑事(24日公開)』をご紹介します。1986年にTVドラマ開始の『あぶデカ』、横浜港署を舞台に型破りな刑事を演じた二人も現在、舘ひろし74歳、柴田恭兵72歳。相変わらずダンディでセクシー!

刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開設していたタカとユージ。横浜に戻ってT&Y探偵事務所を開き、依頼人第一号の彩夏(土屋太鳳)が、母親を探して、と。彼女の母はかつて横浜にいたシンガー、ひょっとして彩夏はタカかユージの娘!? 一方、横浜では殺人事件が多発し、爆破テロの計画も。果たして二人はヨコハマを守ることが出来るのか?

捜査課長となった町田透(仲村トオル)もあと5年で定年。警察OBとなった薫(浅野温子)、ナカさん(ベンガル)も登場。バイクのアクションも健在!

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給食を愛する教師、平成では

2024年05月20日 07時26分48秒 | 姿勢&見た目

雨の音で目が覚めた月曜の朝、島岡美延です。少し気温も低め、長靴がよさそう。

私が横浜市立の中学生だった時、昼食はお弁当。皆さんは給食でした? 映画『おいしい給食 Road toイカメシ(24日公開)』をご紹介します。ドラマから劇場版も第三弾。物語は昭和から平成へ。

1989年、冬。中学教師・甘利田幸男(市原隼人)は北の地へ。赴任から一年過ぎてもまだ「アレ」が献立に出ない。それでも給食のため学校に行き、ライバルである生徒・粒来ケンと毎日しのぎを削っている。ある日、学校が「給食完食のモデル校」に選ばれる。ただ、これは町長(石黒賢)選挙のために政治利用されようとしていたのだ。不穏な空気を察知した甘利田は、おいしい給食を守るために立ち上がる! そんな中、アレとの頂上決戦の幕が上がろうとしていた――。

完食を最良とする意識、給食だけがまともな食事という子ども、給食を巡る問題は小さくない令和。ところでコロナ禍の「黙食」、今は楽しい時間になっているといいけど。

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こんな三人暮らし、もあり

2024年05月19日 07時18分22秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

日本人女性カップルが昨秋カナダで難民認定、島岡美延です。この国の「生きづらさ」を変えるのは政治の仕事。何十年も放置していたら、今度は「妨害すら自由」と言い張る連中が出現――。ルールを作る人を選ぶのが、投票。

難民認定の理由が「日本で差別から逃れられない」ということ。こちらは三人暮らしの居心地の良さ。映画『三日月とネコ(24日公開)』をご紹介します。恋人でも家族でもない、境遇もバラバラな猫好き男女。

熊本の書店で働く40代の灯(安達祐実)、30代精神科医師の鹿乃子(倉科カナ)、20代のアパレルショップ勤務の仁(渡邊圭祐)は、地震の避難がきっかけで、猫のミカヅキと共に仲良く暮らすようになる。灯にとって人生で一番「普通ではない生活」の今、とても楽しい。ただ、彼女にとって「人生が変わるかも」という新たな出会いが、三人の気持ちに微妙な変化をもたらして――。

小林聡美の作家役がぴったり。満ちていく途中の三日月、迷える大人たちの共同生活に、解決の糸口。

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ガイド解説、加曽利貝塚を堪能

2024年05月18日 07時27分56秒 | 日記、その他

晴れて真夏日予想もある土曜、島岡美延です。

昨日は行くなら今、と出かけた加曽利貝塚。都賀駅から千葉都市モノレールに初めて乗車、桜木駅から徒歩15分。最大規模の貝塚遺跡公園、私が歩く草の下には巨大な環状の貝塚。

博物館でボランティアガイドさんが案内してくれると。もともと文化財の専門家で、私の縄文時代に対する知識はかなり上書きされました。加曽利は縄文中期から晩期に栄え、東京から遠かったことで開発を逃れ、遺跡全体が保存され、2017年、貝塚として初めて国特別史跡に。

各地の博物館で見る縄文土器の「加曽利E式」「加曽利B式」の名は〈時代の物差し〉。縄文巡りをするなら、加曽利を見ておかなきゃ。ガイドさんが「この辺に土器のかけらが」と言う通り、屋外でいくつか触れたり(持ち帰りはダメ)。E式の方が古くて無骨、B式は薄いと実感。

みみずく土偶、山形土偶、オオツタノハ貝輪も出ている加曽利貝塚。本格的発掘から100年、今もなお、新たな発見に期待!

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棟方志功と妻チヤの物語

2024年05月17日 07時46分14秒 | 日記、その他

湿度低めの夏日に、島岡美延です。昨日の強風、北日本など今日も要注意。朝晩と昼の気温差が大きくて、5月は油断のならない季節。

昨日の熊谷守一美術館も素敵だったけど、この人も唯一無二。今年3月出版の原田マハ著『板上に咲く』(幻冬舎)は、昨年生誕120年だった棟方志功の物語。妻のチヤがその出会いから思い出を語る形で綴られていきます。

青森で出会った二人、結婚しても一緒に暮らすには貧乏過ぎた棟方。実家で子育てをしつつ、東京の下宿に押し掛けたチヤ。マッチ箱の絵の版画を作るなど全く売れない時期。民藝運動の主唱者・柳宗悦との奇跡的な出会い、信じがたい集中力で彫り上げられていく超大作。一方で失われていく視力、指先で板と彫刻刀の動きを感じながら生み出していく版画、いや「板画」。空襲を受けた代々木の家――。

一点物の絵などよりも一段下に見られていた当時の版画。ゴッホになりたかった男が、ゴッホを超えたのは、妻チヤがいたから。棟方の熱量もマハさんの熱量もすごい!

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権威主義を嫌った画家、熊谷守一

2024年05月16日 07時48分55秒 | 日記、その他

マイナンバー機能、利用は想定以上に低調(会計検査院発表)、島岡美延です。ポイントつけてカードを作らせたけど、自治体現場でも活用は低調、このまま保険証を廃止するの?

この画家は文化勲章の内示を断るほど権威主義を嫌った――。熊谷守一美術館『39周年展 守一、旅を描く』に出かけました(~6月30日)。映画『モリのいる場所(2018)』で知った、97歳で亡くなるまで庭の草、虫など描き続けた熊谷守一氏。豊島区千早の自宅の跡地に1985年に作られた小さな美術館。

はっきりした輪郭線と鮮やかな色彩で対象を描き、私が最も気に入ったのは『朝の富士』。『御嶽』『蔵王』などの山も独特な油絵。アリや草花を描いた水彩、書も魅力的。次女で美術館創立者・熊谷榧(22年没)の彫刻、陶芸作品も。2007年には豊島区立に。

歩いて豊島区立郷土資料館へも。旧石器時代から人々の暮らしがあり、昭和には芸術家たちが集まる長崎アトリエ村があったとか。あちこちバラも美しかった初夏の散歩。

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ラクと思っている姿勢、大丈夫?

2024年05月15日 07時48分10秒 | 姿勢&見た目

52年前の今日、沖縄が日本に復帰、島岡美延です。沖縄の高齢者は年金を受け取れない人の割合が全国平均の2倍、金額も最下位。アメリカ占領下で年金制度の導入も遅れたって、戦後79年の今も格差がそのまま。

『寅に翼』も1940年代に入り、洋服を着る寅子。着物でも洋服でも、それを着る土台である姿勢への意識、大事にしたいもの。今月の姿勢テーマ『着こなしは美しい姿勢から、筋肉を育てよう』を実践していますか? 

背もたれに身体を預けて座る、一見、楽そうだけど、本当にそう? 骨盤が後ろに傾き、うつむいてスマホを見て、首に大きな負担がかかる、そんな姿勢こそ腰痛や肩、首コリの原因。骨盤を立てて椅子に座り、首はまっすぐ(視線は前に)、足の指も使って床をつかむ感覚・・・、これが身体に負担をかけない姿勢。体幹もちゃんと使うことになるはず。立っている時より、座っている姿勢は身体の不調を引き起こす原因になりがち。膝を閉じていられないなら、お尻や足の筋肉の衰え。

 

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大森立嗣監督、問題作を語る

2024年05月14日 07時48分50秒 | 姿勢&見た目

東京地裁が男女の間接差別を初認定、島岡美延です。ほぼ男性の総合職にだけ社宅制度があるのは男女差別――、同様の事例への影響も注目。今朝の『寅に翼』、正式に弁護士になれど「女が?」と担当を断られ続ける寅子。平成の時代でもあったろうけど、令和では?

この女性たちが日本の景色。映画『湖の女たち(17日公開)』をご紹介します。昨日のラジオに大森立嗣監督が登場。吉田修一原作の重厚な群像劇を豪華キャストで141分の脚本に仕立てた監督、撮影現場の秘話を大いに語ってくれました。

湖近くの介護施設で100歳の寝たきり老人が殺された。誰が、何のために? 現在と過去、湖に葬られた恐るべき記憶についての物語。

W主演は、刑事・福士蒼汰と介護士・松本まりか。身も心もむき出しにされ、大きな覚悟が必要だったはず。先輩刑事の浅野忠信、取り調べに耐える財前直見、戦時中の話をする三田佳子。俳優と監督のぶつかりあい、強烈な自然の美しさ。TVドラマではムリ、終わり方も映画ならでは。

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アフリカ出身アーティストの着物が

2024年05月13日 07時50分31秒 | 日記、その他

傘をさしても濡れそうな強風に注意の月曜日、島岡美延です。朝だけでなく帰宅時も雨の予報。

先日の新聞広告で見かけて初めて行った竹橋近くの丸紅ビル内の丸紅ギャラリー、『和フリカー第三の美意識を求めて―』(~6月8日)で興味深い時間を過ごしました。

パリを拠点に活躍するカメルーン出身の現代アーティスト、セルジュ・ムアングの日本初個展。日本の漆による伝統的なアフリカのマスク、螺鈿細工のようだけど日本の伝統工芸とは違う漆彫刻。アフリカの染めや刺繍の布で作られた着物は見たことのない模様や色使い。

漆をこんな風に使うとは、と驚きのインスタレーション。アフリカは人類誕生の地だし、カメルーンはサッカー日韓W杯で身近に感じた国。でも、アフリカ出身の芸術家って見る機会が少ないかも。絵の展覧会の多くはヨーロッパ発、現代アートはアメリカ中心?

アフリカ系モデルが着物を身にまとった写真も圧巻。『和フリカ』、いい響き。入館料500円は全額、社会福祉法人へ。

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本屋大賞、すでに気になるのは

2024年05月12日 07時18分30秒 | 日記、その他

太陽フレアの影響の予測はどこまで可能なのか、島岡美延です。

この主人公も予測不能。妹が「本屋大賞にはずれはない」と貸してくれた2冊。声を上げて笑ってしまって電車で読めない! 宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)は先月発表の本屋大賞受賞、続編『成瀬は信じた道をいく』の展開も見事。どこまでも知りたくなる、成瀬の成長。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」、中学二年生の成瀬あかりが幼馴染の島崎みゆきに告げるところから始まる物語の舞台は滋賀県大津市。著者が自分の住む地を驚きの小説にしていく軽やかさ。表紙は西武ライオンズのユニホームを着た少女の漫画のようなイラスト、とにかく不思議な疾走感。

相手の名前と顔を一度で覚え、色んな才能を発揮するけど、相当な変わり者。島崎とM-1グランプリに挑戦したり、高校入学で坊主頭になってみたり。「かつてなく最高の主人公、現る!」という本の帯も納得。私の妄想はすでに、どんな役者なら成瀬を演じられる!?

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