美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

マスクなし、から「あり」の瞬間

2023年03月31日 07時28分06秒 | 姿勢&見た目

プロ野球は開幕、朝ドラは締めくくり、島岡美延です。3月31日にあなたは何を思いますか?

昨日、春休みの高校生インターンに私も講義を担当しました。女子3人が食事後の休憩時間にマスクを外したまま話しているのを見て、私もあえてマスクを外して登場。「よかったらこのままマスクなしで」と提案すると特に拒絶もなく、コミュニケーションに関するレクチャーへ。

SNSで「盛る」ことの意味、大人たちが「相手が見えない」電話でもお辞儀をする理由etc.お互いの顔を見ながら、態度や表情に関する実験も行いました。みんな「顔が全部見えることの情報量の多さ、安心感」を笑顔で味わってくれたよう。

講義終了、帰り支度で彼女たちが一斉にマスクをした時、さっきまで楽しそうだったのが急に「仮面」を着けたように感じたのです。マスクの生徒たちに授業をし続けた学校の先生たち、大変だったはず。正直、生徒の顔は覚えられないまま? 新学期の教室、笑顔が増えますように。

 

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墨をする音だけの空間で写経

2023年03月30日 07時25分22秒 | 日記、その他

しっかり降った昨夜の雨、島岡美延です。3月は地面の花たちが一気に成長。生物には暖かさと水が必要。

私たち人間に欠かせないものって? 先日、五反田にある薬師寺東京別院で写経をしました。以前、NHK『ドキュメント72時間』を見て興味を持った場所。

かつて奈良の薬師寺で白鳳伽藍復興「お写経勧進」を初体験した時は、正座で大変でしたが、今回はイス。

引き戸を静かに開けると墨の香り。自分が墨をする音だけが聞こえる空間。広い道場に10人ほどでしょうか。私は般若心経を1時間余りで書き上げました。ピッと鳴る電子音などとは無縁、ここまで静かな時間と場所ってないかも。

少なくとも数百年はもつという写経用紙、これは奈良の薬師寺に収め続けられるそうで、もちろん墨と紙だからこそ。博物館で見る千年前のお経の美しさを思い浮かべ、なぜあんなに端正な文字を並べられるのかあらためて感心したり。写経をしたくなったらいつでも行ける、そんな場所を知ったことが嬉しい年度末。

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27歳でステージ4と診断された看護師

2023年03月29日 07時28分17秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

保津川下りで舟が転覆、島岡美延です。船頭の男性一人がまだ行方不明、この春こそ、と意気込む観光地、どうか安全第一で。

人生で困難な壁にぶつかった彼女の勇気ある決断に感謝。映画『ケアを紡いで(4月1日公開)』をご紹介します。AYA(Adolescent&Young Adult)世代と言われる15~39歳のがん患者は、就学、就職、結婚、出産、育児などと治療を両立させる大変さに加え、医療費制度と介護保険の谷間という制度的な問題も。

「ありのままを記録してもらえらば」と看護師の鈴木ゆずなさんが語るドキュメンタリー。27歳で舌がんステージ4、抗がん剤治療、手術。夫の翔太さんとの結婚は「受精卵の凍結」がきっかけだったとも。新たに出会ったNPO法人「地域で共に生きるナノ」が若いゆずなさんの居場所に。デイサービスが必要なのは高齢者に限らず。

「ステージ4でも大丈夫って簡単に言わないで。がんの種類、年齢、個人差が大きいと知って」という声を聴かなくては。

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「4%の少数派」になった社会学者

2023年03月28日 07時45分12秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

マスクなしは10%以下、島岡美延です。昨日は「多数派と少数派が逆転した架空の世界」に触れました。

4%、それは7%の障害者より稀有な存在。中井治郎著『日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ』(PHP新書)を読みました。彼(次男)は妻(三姉妹)の姓を選択、これは「婿入り」とは違うと常に説明しつつ「想像を超える不自由を強いられてきた女性」の立場を痛感します。

今、強制的「夫婦同姓」は世界中で日本だけ。女性活躍、夫婦共働きに賛成の男性でも、結婚で「自分が姓を変える不便」「キャリアを断念する可能性」を考える男性がどれだけいる?

選択的夫婦別姓の裁判も起こしたサイボウズ社長・青野慶久氏も登場。「同姓か別姓か」より「強制か選択可能か」を考える社会に、と。夫婦どちらか(96%が女性)は生まれた時の名前を変えろ、それが日本の婚姻制度。夫婦別姓を選べないために結婚をあきらめる人がいる国。最高裁から投げられたボールを放置する国会議員。選ぶのは国民です。

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「障害者扱い」されるプログラム

2023年03月27日 07時37分04秒 | 日記、その他

マスクを外した顔を知らないまま、年度末で離職する人も、島岡美延です。直接会って話す、マスクなしで笑いあう、そんな日々、ゆっくりでも取り戻したいです。

昨日、『バリアフル 車イスの車イスによる車イスのためのレストラン』という体験プログラムに出かけました。「当たり前が覆される不思議な体験」、それは車いすユーザーが多数派という架空の世界に「二足歩行の障害者が入り込む」15分間。

天井が低くイスはなし。二足歩行者は腰をかがめ、座る場所がありません。車いす店員に「予約で障害があるって言いました? 特別に対応しますね」と言われ、頭を守るヘルメットや一人分の低い椅子の貸し出し。車で来たという人に「二足歩行者用の車があるんですね、補助金も出るのかな」。仕事をしている人には「障害があっても働くって偉いですね」。

そう、「健常者」が「障害者」に何気なく使う言葉。左利きは約10%、障害者は約7%。「多数派」ではなくなって初めて見えること、衝撃的なプログラムでした。

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重圧になっても、声援は必要

2023年03月26日 07時26分00秒 | 日記、その他

冷たい雨の3月最後の日曜日、島岡美延です。久しぶりの桜まつりは大変。

それでも「コロナ前」を感じることが増えました。何より、戻ってきた大歓声。WBCでは観客の盛り上がりが選手を後押しすることを実感。日本開催のフィギュアスケート世界選手権。前の選手への大歓声は、次に滑る選手には重圧にもなるけれど、最大の結果を出した選手たち、本当におめでとう!

今季、グランドスラム達成のペアのりくりゅう。女子は強さが際立っていた坂本花織選手が連覇。男子はケガにも冷静な王者の底力、宇野昌磨選手の連覇。いずれも日本選手、初の快挙。

友野一希選手は会場中の大歓声を全身に浴びて6位。かなだい、村元哉中・高橋大輔組の「オペラ座の怪人」は客席と共に完成させた舞台を見ているようでした。

泣き崩れたり、氷の上で動けなくなったり。本当にものすごい重圧の中の4分間。この瞬間のために、またトレーニングの日々へ。アスリートには声援が必要、あらためてそう思った世界選手権。

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活動中止になったバンドの30年後

2023年03月25日 07時35分28秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

その後の報道を追うほど母を夢中にさせた侍ジャパン、島岡美延です。野球のルールを説明したかいはあったけど、大リーグやプロ野球は別?

元TOKIOの山口達也氏が会社を設立したというニュース、どん底から立ち上がるって、有名人であるほど大変です。これは多くを失って、再び戦おうとする男たち。映画『GOLDFISHゴールドフィッシュ(31日公開)』をご紹介します。亜無亜危異のギタリスト、藤沼伸一が自身のすべてをモチーフにして映画化。多くのアーティストを襲う「死の波」という苦悩、心の葛藤を描きました。

80年代に社会現象を起こしたパンクバンド「ガンズ」は人気絶頂の中、メンバーのハル(北村有起哉)が傷害事件を起こして活動中止に。30年たって、リーダーのアニマル(渋川清彦)の不純な動機から、イチ(永瀬正敏)が中心となり再結成へと動き出す。でもリハーサルを始めるとメンバーの様々なズレが露わに・・・。

人生の折り返し地点を過ぎたすべての人に思い当たる物語。

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風景や言葉から生まれた服

2023年03月24日 07時41分50秒 | 姿勢&見た目

世界一ってやっぱりすごい、島岡美延です。侍ジャパンの会見を見て、世界一を夢見るすべてのアスリート、頑張れ! フィギュアスケートの〈りくりゅう〉こと三浦璃来・木原龍一ペアは世界選手権初優勝。世界一に感動した次の世代の挑戦も楽しみ。

こちらもパートナーシップを最大限に生かし、独自のスタイルで人々を魅了。映画『うつろいの時をまとう(25日公開)』をご紹介します。日本の美意識をコンセプトにした服飾ブランドmatohu(まとふ)。デザイナー堀畑裕之と関口真希子の視点や哲学を通して、日常の中に潜む美や豊かさを再発見していく時間。

身近な風景や物に目を向け、さらにそのインスピレーションを〈ことば〉に変えて、服に昇華していく。まさに〈ことば〉が形となって現れた服は、着るものの想像力をかきたてる・・・。

デザイナーの二人はもちろん、生地作りなど、その工程に関わる職人の全ての技が美しい! 大量消費、情報過多の時代に、本当に大切なことを問うアートドキュメンタリー。

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ウィルス学者が言いたかったこと

2023年03月23日 07時30分54秒 | 日記、その他

漫画でもこのシナリオは・・・、島岡美延です。生中継で見た決勝、ダルビッシュで1点差、それすら神様の匙加減。トラウトを空振りの三振に仕留めた大谷翔平は吠えて、叫んで、抱き合った――、マスクもディスタンスもなし。

宮沢孝幸著『ウィルス学者の責任』(PHP新書)を読みました。「最初を間違えた」日本の対策。一斉休校、濃厚接触者の追跡。最大の問題は「PCR陽性=感染させる能力あり」ではないというウィルス専門家の常識を医師たちが知らなかったこと。

ソーシャルディスタンスは「マスクをしない国」の飛沫対策。マスクで満員電車に乗って、レジで距離を取り、劇場の座席を減らすちぐはぐさ。

30秒石鹼で手を洗うのは医療現場の細菌対策。コロナウィルスは水で15秒で洗えばウィルス量は100分の1以下。つまり「感染しないウィルス量」に減らすことこそ肝心で、過剰対策が日常生活を奪った、と。

3年間で失ったものを国は検証するでしょうか。

 

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これ、ニコラス・ケイジのこと?

2023年03月22日 07時06分04秒 | 姿勢&見た目

予定を変更して決勝観戦したい気分、島岡美延です。昨日のサヨナラ勝ちは桜を見に行く途中で興奮。

逆転って気持ちいい! 映画『マッシブ・タレント(24日公開)』をご紹介します。アカデミー賞主演男優賞、アクション大作主演、ただその後の人生は苦悩の連続・・・、ニコラス・ケイジが彼の分身のような〈スター〉を演じます。

ハリウッドスター、ニック・ケイジは多額の借金を抱え、渇望する役は得られず、別れた妻と娘から愛想をつかされている。もう人生を取り戻せない、そう思っていた時、映画ではない報酬100万ドルの高額オファーが。スペインへ飛んだ彼を待っていたのは熱狂的ファンの大富豪ハビ(ペドロ・パスカル)。渋々だったニックがハビと意気投合、友情を深めていく。ところがCIAがニックに接近し、ハビは国際的犯罪組織の首領だからスパイをせよと迫る。悩むニック、俳優人生をかけた一世一代の大仕事は・・・!

世界67か国でヒット、ニコラス・ケイジ史上最高のエンターテインメント。

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