大人の「卒業」にエール

2月のような寒さで3月が終了、島岡美延です。
傘を差しながら、桜を楽しむ最後の日曜日。
新しい生活が待ち受ける一方、春は別れの季節。
バレエのスタジオで、多くの生徒に慕われていた先生が退職され、大人も子どもも、戸惑い、寂しさ、様々な感情にとらわれました。
私も驚きましたが、理由を聞いて、納得。
それは、自分の夢への第一歩、つまり「今の日々からの卒業」だったのです。
ダンサーであれば、自分が舞台で踊れる時間がどれだけあるのか、必ず考えます。
生徒を育てる時間と、自分の踊りを磨く時間。人生の中で、どう配分するべきか、本当に悩まれたことでしょう。
舞台上の先生との再会が楽しみ！
私が会社を辞めた年齢とも重なり、心から応援したいと思いました。
大人は、「外的要因」で生活を変えざるを得ないことがあります。
でも、「慣れている環境」にピリオドをうち、「自分で卒業」を決意するほうがずっと困難かもしれません。
新しい扉をたたいてみること。「変える決断」は未知の自分への始まりです！

初対面の人との「雑談力」

まだ桜はきれいですが、この土日は、かなり冷えそう、島岡美延です。
週明けは新年度、色々な「新しい出会い」に期待と不安・・・、というところでしょうか。
最近、ビジネスの世界でも注目されている「雑談力」。
人前でのスピーチ、プレゼンなどは、スキルを高めようと訓練しているかもしれませんが、誰とでも会話を続けることができる「雑談力」についてはいかがかしら。
「雑談」には、「直接、商談などの本題に入る前に、その場を温める＝緊張をほぐす」という効果が認められているよう。
もちろん、ビジネス以外の例えば、保護者の集まり、趣味の会への参加などの場面でも同様です。
「話題をふる」「話題を受けてふくらます」「特に積極的には参加しない」など、「雑談」への関わり方に、その人のコミュニケーションのしかたが見えてきます。
初対面の人たちと話す場面を想像してみましょう。
初めての相手だって、何らかの共通項があるから、同じ空間にいて、出会ったはず。
さあ、恐れずに「雑談から参加」してみましょう！

イースターに注目

地面に花びらが舞い始めました、島岡美延です。
最近、日本でも「イースター商戦」なるものが出てきたそう。
復活祭＝イースターは、キリスト教の行事。
欧米では休暇となり、子どもから大人まで盛り上って、クリスマス、バレンタインデーに次ぐ商戦だとか。
カラフルなイースター・エッグ、多産の象徴とされるイースター・バニーなどがシンボルです。
「春分の次の満月になった週の日曜日」なので変動しますが、今年は、27日が満月、31日がイースター（宗派で違いあり）。
今月にブルーレイが発売になった名画『イースター・パレード（1950年公開）』をご紹介します。
主演はダンスの名手、フレッド・アステア。
有名スターダンサーが、イースターの前日に、踊りのパートナーに去られ、酒場で出会った歌手（ジュディ・ガーランド）をダンサーに仕立てようとする。彼の手ほどきで上達する彼女、やがて二人の舞台は大評判になり・・・。
ミュージカル映画の醍醐味を存分に味わえます。
60年以上前の「映画人の底力」に触れてください。

「想定外」だったもてなし

昨日の銀座は冷たい雨の中、歌舞伎役者の「お練り」、島岡美延です。
その頃、私は満開の桜に感激！
おととい泊まったホテルの「無料送迎バス」による、期間限定の嬉しいお花見。
リーズナブルな予算のわりに、到着時のスタッフの対応、香が焚かれた廊下、あちこちに生けられた花、などで「第一印象良し」の手ごたえ。
食事のよさは、昨日の記事にも書いた通り。レストランでしたが、他のグループとはかなりゆとりをもった空間です。
そして、チェックインの際に、申し込んでみたのが「ホテルから桜並木やお花畑に立ち寄って、下田の駅へ」という今だけのサービス。
30分ほどで着いたのは、松崎町那賀川沿い。
臨時駐車場や野菜や花の直売所（買いました！）はあれど、屋台や土産物屋などなし。
驚くほど立派な桜並木と菜の花。広々とした田んぼに、レンゲソウやカラフルな花々。
地元の方々が知る「名所」なのでしょう。
バスに戻ったら、温かいペットボトルも用意されていて、「想定外のもてなし」に、満足度の高い旅となりました！

下田にて、春

ウグイスの声で目を覚ましました、島岡美延です。
昨日は、夕方到着のスーパービュー踊り子で下田へ。
車窓からは、横浜から下田まで、満開の桜はもちろん、花桃、菜の花、よく実った柑橘類、小さな葉っぱの新緑など、とにかく景色を楽しみました。
伊豆半島もちょっと肌寒い感じ。
実は、去年も下田に来たけれど、「河津桜が遅すぎ」たので、桜まつりが延ばされ、途中下車で楽しむことが出来ました。
本当に、春の訪れは、年によって気まぐれ。
それにしても、W杯予選アウェーのヨルダン戦、悔しかったですね。
次は6月、ホームのオーストラリア戦で決めてくれるでしょう。
まぁ、昨日の大一番で決定となっていたら、下田の思い出はより強烈だったはずで、ちょっと残念！
このホテルは、下田の駅からかなり離れていますが、ゆったりした敷地、豊富な自家源泉を持つ宿で、かなり気に入りました。
金目鯛の姿煮、あわびの源泉蒸し、イセエビは鍋で・・・、ついついお酒も進みました。
観戦のための寝不足もあるけど、今日はこれから桜を見に行きます。

陽気のせいかも！？

今日の冷え込みを越えると、桜吹雪かしら、島岡美延です。
4月の桜まつりの中止を決めたところもあるそう。
「主役」の気まぐれ、急な春爛漫に浮かれたわけではないでしょうが、このところ、私が驚いた「うっかり事件」を二つ。
近所の某スーパーは、買い物のカートやカゴが、店の外にあります。
その並べられたカートに白い紙袋がぶらさがっていて、どうみても忘れ物のよう。
近づいてびっくり。パソコンでした！　お花見帰りのうっかりでしょうか。
そのままにしておけず、お店の人に届けました。
ご本人が、どこで置き忘れたか覚えていたらいいですが、まさか、パソコンを失くしたこと自体、気づいていなかったりして！？
もう一つは、ある人からのメールが「全員分のアドレス公開」で届いたこと。
こういうのも久しぶり。
すぐに気づいたのか、直後に、謝るメールも。悪用する人はいないだろうけど、さぞ、あせったことでしょう。
「まさか」のうっかり、お互い、気をつけたいもの。
「自分に限って」などど思わないことが大事ですね。

バレエを見るような映像美

冷たい雨が降っても、桜、がんばれ、島岡美延です。
満開の桜に負けないほど、豪華な衣装、宝石、美術が花開いたような映画『アンナ・カレーニナ（29日公開）』をご紹介します。
ロシア文学の最高峰、トルストイの名作が斬新なアイディアのもと、映像になりました。
19世紀末ロシア。政府高官カレーニン（ジュード・ロウ）の妻、アンナ・カレーニナ（キーラ・ナイトレイ）は、サンクトペテルブルク社交界の華。
ある日、彼女はモスクワへ向かう途中、若き将校ヴロンスキーと出会う。
ひと目で惹かれあう二人は、なんと舞踏会で再会。もはや、その情熱は止めようがなかった。
アンナは、欺瞞に満ちた社交界や家庭を捨て、ヴロンスキーとの愛に生きる決意をするが・・・。
舞台を観ているような映像。そのセットが魔法のように、豪華な舞踏会会場になったり、屋外になったり。
世界的なモダンダンスの振付家による、登場人物たちの隙のない動き。
舞踏会シーンに限らず、画面からあふれる躍動感に釘付け。
極寒のロシアに燃え上がる愛。ご堪能あれ！

運動しない理由は

夜桜見物で風邪を引いていませんか、島岡美延です。
今日は「平年並み」の15度の予想で、寒そうな日曜日。
大人になると、仕事、家事で、時間が取れないとされるのが「運動すること」。
生活習慣病と言われるくらい、食事や運動など、日々の習慣が、健康に直結していることはわかっているけど、運動する時間は、どうしても後回し・・・。
先日、文部科学省が2012年度「全国体力調査（中2と小5対象）」の結果を発表しました。
子どもの体力は、昭和60年頃がピークと言われ、なかなかそこに近づくのは難しそう。
興味深いのは、今回、初めて、運動しない子に「その理由」を質問していること。
複数回答で聞いたところ、中2男子で最も多いのが「疲れるから（40%）」、小5男子では「自信がない（32%）」「疲れる（31%）」。
中2女子は「文化部に所属（70%）」が圧倒的、小5女子は「ほかにしていることがある（42%）」。
子ども時代に運動しなかった人が、大人でその習慣を得るのはもっと難しそう。
うーん、将来が心配です！

満開の上野でラファエロ展

昨日の午後、上野は大変な人出、島岡美延です。
夕方に桜並木を歩いていたら、人だかりとライト。TBSのニュース番組の「森田さんのお天気」の中継でした。
まさに、満開宣言となった東京。宴会の場所取りも皆さん、大変そう。
「上野の桜」は、テレビで見ることのほうが多いけど、さすがに見ごたえがありますね。
桜の開花予想よりずっと前から、国立西洋美術館で開催中の『ラファエロ展（6月2日まで）』に行くことを母と約束していたのですが、まさか桜もベストタイミングになるとは。
1483年頃生まれのラファエロの作品が、約20点。日本初の展覧会で、油彩、素描など貴重なものばかり。
1452年生まれのレオナルド・ダ・ヴィンチの影響を受けている作品も。
20代前半から、驚きの完成度。ヴァチカンの教皇らからも絶大な人気を誇り、システィーナ礼拝堂の巨大なタペストリーの原画も手がけました。
目玉は「大公の聖母」。X線調査の経過なども報告されています。
37歳の若さで没した天才に、春の上野で対面して下さい。

この組み合わせの「相棒」

近所では、花桃の木が満開に、島岡美延です。
韓国で、放送局や金融機関のパソコンが一斉にサイバー攻撃を受けました。
日本も他人事ではないかも。
映画『相棒シリーズ　X DAY（23日公開）』をご紹介します。
謎のデータがネット上にばら撒かれ、削除された。
直後に、男の死体が発見された現場で、警視庁捜査一課の伊丹刑事（川原和久）と、サイバー犯罪対策課専門捜査官の岩月（田中圭）が出会う。
男は、機密情報を流していた疑いでサイバー犯罪対策課にマークされていた、ある銀行のシステム部の人間。
殺人事件として事実を追う伊丹。不正アクセス容疑にしか興味がない岩月。
行き詰る捜査、どこからかの圧力。
「ばら撒かれたデータ」が意味するものとは？　それに気づき始めた杉下右京（水谷豊）。
政官財の巨大な権力構造、そして謎の「X DAY」計画の存在。
いがみあいながらも真実にたどり着こうとする伊丹と岩月。
今回の「相棒」は、変化球。
右京はアドバイス役？　神戸（及川光博）も登場します。