美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

なぜ、息子と母は・・・

2012年06月30日 07時02分01秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
洗濯物がよく乾きそうな土曜日、島岡美延です。北海道では今日も30度超え。
子どもを持たない人はいても、親を選べる者はいない・・・、それを強烈な視点で描いた映画『少年は残酷な弓を射る(本日公開)』をご紹介します。
作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、自由奔放に生き、世界各地で様々な体験をしてきた。キャリアの途中で息子を授かったものの、どこか心に不自由を感じるように。
そのケヴィンは幼い頃から、母親にだけ反抗を繰り返し、心を開こうとしない。
美しく、賢い彼は思春期を迎え、悪魔のような計画に向かって突き進んでいた・・・。
新鋭エズラ・ミラーの妖しすぎる冷たい眼差し。彼の指先、食べる口元、そのアップでとらえた映像が、恐ろしい事件への序章。
映画のキャッチコピーは、「母さん、僕が怖い?」
過去と現在が交差するサスペンスフルな構成で、映像化困難といわれた冷徹な原作。
でも、「どうしてこの子が・・・」と自問する母、暴力にしか訴えられない子ども、それは私たちの身近な存在かもしれません。
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芸術品のようなカラダ!

2012年06月29日 07時07分55秒 | 姿勢&見た目
今日も日傘の出番、島岡美延です。レインシューズ、はいてませんね。
昨日は、18世紀フランスの空気を感じるバレエを取り上げました。
今日は、シャンゼリゼ通りの近くで、60年以上「女性美」を追求してきたナイトショーのドキュメンタリー映画『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(30日公開)』をご紹介します。
以前、『アメリカン・バレエ・シアターの世界』『パリ・オペラ座のすべて』で、バレエ団を描いたフレデリック・ワイズマン監督が、女人禁制の楽屋まで70日間に渡って完全密着。
女性の裸体とは、ここまで美しかったかと、言葉も出ません・・・!
完璧なプロポーション、恐らくバレエ出身のダンサー多数(トウシューズで踊るシルエットも)。
オリンピック開会式などを手がけた有名振付家、フィリップ・ドゥクフレ氏による、照明や映像を組み合わせた斬新な演出! 
レッスン、レッスン・・・、その厳しさ。
毎週のオーディションが、いかに狭き門か。
選ばれし女性の宝石のような姿、大きなスクリーンでぜひ!



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「魔性の女」を踊りつくす

2012年06月28日 06時32分05秒 | バレエ
梅雨の蒸し暑さが戻りそう、島岡美延です。
夢やおとぎ話もいいけれど、「大人の愛」を踊るマクミラン振付のバレエを堪能してきました。
新国立劇場バレエ団『マノン』(今週土日に別キャスト)です。
私が観たのは、ヒューストン・バレエ団のプリンシパルをゲストに迎えた舞台。
小説からオペラ、バレエ、映画に描かれてきたマノン。その美貌ゆえ、多くの男たちに言い寄られ、お金のために相手を選ぶことも。
最期まで、本当に愛していたのは、若い学生デ・グリュー。
マノンのサラ・ウェッブは、周りの日本人より小柄で、踊りだすと、はかなげな愛の表現そのもの。
誠実で丹念な踊りだったデ・グリューのコナー・ウォルシュ。サラより後輩の彼が、「捧げる愛」を体現します。
互いの身体が吸い寄せられるようなパ・ド・ドゥは、オフバランスが多く、相手がいないと成立しないギリギリの振付。独特なアクロバティックなリフトの数々・・・。
ピーター・ファーマーの舞台装置と衣裳もあって、退廃した18世紀フランス社会の女と男が見えました。
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数の政治家、個の漫画家

2012年06月27日 07時22分29秒 | 日記、その他
梅雨であることを忘れそう、島岡美延です。
昨日、消費増税関連8法案が衆院本会議で可決されました。
一人ずつ壇上で、白か青の票を投じていく様子を見ながら、「多いなあ、国会議員」と思ったり。
結局、「政治は数」ということなのでしょう。
「どうすれば、自分の議席が守れるか」で行動しているようにしかみえない、今の政治。
「地元の支持者が」「グループのボスが」・・・、という「あなたの考えは?」
そんな政治家たちと、対極にありそうな人たちの「意見表明」を見てきました。
神奈川県庁のそば、日本新聞博物館で開催中の『一枚マンガの原発と新エネルギー展(7月1日まで)』です。
新聞紙面やメディアの第一線で活躍する、おなじみの漫画家やイラストレーター34人の描き下ろしで、それぞれが「原発」と「新エネルギー」を題材にした68作品。
私たちに色々な視点を投げかけます。
風刺、ユーモア、それは「個人の想いそのもの」。
新エネルギーのアイディアでは「政治や現状への怒りで発電」なども。
そろそろ爆発しそう?
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刑法第39条に挑む「臨場」

2012年06月26日 06時22分05秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
肌寒い朝ですが、今日はよく晴れそう、島岡美延です。
同じマンションの住人という関わりが、「被害者と加害者」になる理不尽な犯行に憤りを覚え、防犯カメラが存在感を増す世の中。フィクションは、何を描くのでしょう。
映画『臨場 劇場版(30日公開)』をご紹介します。型破りな検視官、久々の活躍をスクリーンで見守って下さい。
都内で無差別通り魔事件が起きる。死傷者十数名という凄惨な現場、そこで逮捕された男(柄本佑)は心神喪失が認められ、刑法第39条により無罪に。
その2年後、彼を無罪に導いた弁護士と精神鑑定を行った医師が相次いで殺された。
通り魔事件の遺族に疑惑の目が向けられる中、「俺のとは違うな・・・」
検視官・倉石(内野聖陽)は、死亡推定時刻に疑問を抱き、真相を追い求める。
テレビドラマの頃から、徹底的にこだわった検視のシーン。
細かいカットを丁寧に重ね、検視官の技も心情もリアルに表現!
「死刑になりたくて」事件を起こす人間がいます。
この映画では「心神喪失による無罪」を考えます。
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鳥をもっと好きになる?

2012年06月25日 05時48分26秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
あまり気温が上がらなそうな月曜日、島岡美延です。
トキが巣立ち、ペンギンが脱走し、近頃ツバメが減っている・・・、鳥の話題って、こんな感じかしら。
鳥の名前、どれくらいわかりますか? 
アメリカにはとんでもない人たちがいたものです。映画『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して(30日公開)』をご紹介します。
「ザ・ビッグイヤー」とは、1年間に北米大陸で見つけた野鳥の数を競う、アメリカ探鳥協会の記録会。
出場者は、仕事や家庭生活に支障をきたすほどの時間と大金を注ぎ込み、40万キロ以上を移動して鳥探しに明け暮れる・・・!
参加自体が「一生に一度の夢」といわれる大会のルポを元にした本作。
裕福な実業家で、長年の夢を果たしたいスチュー(スティーブ・マーティン)、離婚を繰り返しながら、最高記録保持に必死のケニー(オーウェン・ウィルソン)、アルバイトで親に頼る生活の一方、今年こそと挑むブラッド(ジャック・ブラック)。
大人たちのあきれるほどの「アツさ」、映画館でバードウォッチング、いかが?
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エレベーターの人々

2012年06月24日 07時30分38秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
「慰霊の日」に梅雨明けした沖縄、島岡美延です。
昨日の国立新美術館では、書道展などものぞいたり。
3階から、地下のミュージアムショップへ行こうとエレベーターを使った時、企画展開催中の2階から大勢の「女性客」が乗り込んできました。
「いやだ、これ、なんで下いくの?」「あら、ほんと、あたしたち、3階に行くのよね」「オバサンって、目の前のエレベーター来たらすぐ乗っちゃって、自分が行きたいとこ行くと思いこんじゃうのよ、ガハハハハ」
1階では、どっと降りて、残るは数人。
ドアはなかなか閉まりません。行き先ボタンの前にいたのは私。
このエレベーターなんと「閉」のボタンがないのです(外国では珍しくないとか)。
「どうしたの? ドア閉まらないの?」
まるで、私に向けられたかの言葉に、やんわりと、指摘させていただきました。
「あらホント、開くボタンしかないわ、へえー!」
で、当然のことながら、地下に向かったエレーベーターに「まだ、下行くの!?」
心の余裕を持ちたい、美術館での出来事・・・!
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宮殿で見てみたい!

2012年06月23日 07時07分27秒 | 日記、その他
傘はいらない予報の土曜日、島岡美延です。
昨日は雨の中、朝から歯科の定期検診(3ヶ月に1回程度)、そして国立新美術館『大エルミタージュ美術館展(7月16日まで)』へ。
天気と早めの時間帯のせいか、思ったより人が少なく、ゆっくり見ることが出来たのです。梅雨時の美術館、周囲の緑やアジサイもきれいでした。
今回の目玉「マティスの赤い部屋」は東京には約30年ぶりのお目見え、最初は緑に塗られていた背景を全部、赤に塗り直したという巨大な絵画。
縁に残った緑が補色効果をもたらし、なんとも圧倒されます。
ロマノフ王朝歴代皇帝の宮殿、そこに収められたコレクションは300万点を超す美術館。
今回は、その常設展示作品がほとんどで、16世紀~20世紀を見渡す、83作家、全89点です。
個人的には、美しい女神やクピド(キューピッド)を描いた作品などの前で、しばし立ち尽くしました。やはり、これらは「豪華宮殿の天井、壁、柱、窓」などに囲まれた現地でこそ見たいもの。
いつか行けるかなあ、サンクトペテルブルク。

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韓国映画の王道の魅力

2012年06月22日 06時45分58秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
猛烈な雨の音で目を覚ました朝、島岡美延です。早く上がりますように。
突然ですが、韓国映画、好きですか? 『ただ君だけ(30日公開)』をご紹介します。
ボクサーとしてチャンピオンになった経験もありながら、暗い過去に心を閉ざすチョルミン(ソ・ジソブ)。昼間はミネラルウォーターの配達、夜は駐車場の料金所で働いている。
ある日、料金所に、視力を失ったジョンファ(ハン・ヒョジュ)が現れた。テレビを前に笑顔で話す彼女は、かつて働いていた老人と間違えているよう。
それでもチョルミンが声をかけ、毎晩のようにやってくる彼女。
少しずつ、お互いの距離が近づいていく。
部屋をバリアフリーに改造するチョルミン。再びボクシングを始めた彼をマッサージするジョンファ。
ささやかな喜びをつかみかけた二人に、運命を変える事実が明らかにされようとしていた。
身体の障害、ある事故、隠されていた過去・・・、まさに「韓国映画の王道」ともいえる展開!
よく練られた脚本と、何より、二人の透明感あふれる演技に心を奪われます。
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社長の夫が、うつ病に

2012年06月21日 06時45分41秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
雨の予報の夏至、島岡美延です。
東京の最も早い日の出(4時25分)は今日まで、遅い日の入り(19時1分)は、明後日以降、しばしの間。
「必ず明日は来る」とか、「太陽はまた昇る」という言葉に勇気づけられることがあります。
この家族もそう信じる日々だったか・・・、映画『それでも、愛してる(23日公開)』をご紹介します。
16年ぶりに監督を務めるジョディ・フォスターが、自ら、妻役。
メレディスは、エンジニアで二児の母。夫のウォルター(メル・ギブソン)は、おもちゃ会社の二代目社長。
順風満帆だった家族は今、もう2年になる夫のうつ病に揺れている。
反抗期の長男、まだ小さい次男も学校でいじめに合うなど、メレディスは心身ともに疲れ、家庭崩壊の危機に直面。
会社に行けなくなった夫は、ある日、ゴミ箱に捨てられていた、ぬいぐるみのビーバーに出会う。それが奇跡の始まり・・・。
単純な物語ではありません。何かを失って得られたもの、それは?
大親友という二人の久々の共演。そんな絆も透けて見えます。
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