人々が米大統領の振舞いを見習いませんように、島岡美延です。自分の利益のために呼んだ取引相手、思い通りにならないと攻撃して追い出す――、世界が目撃した異例の首脳会談。
昨年11月出版のこの本は米大統領選の結果前に書かれたもの。総監修:小山堅『家計と世界情勢の関係がまるわかり! 暮らしと物価の地政学』(ナツメ社)を図書館で借りました。表紙にはさらに「日本の物価上昇を引き起こす世界経済の混乱と気候変動」。
ロシアのウクライナ侵攻で物の値段が上がり、と説明されて早3年。特にエネルギーと食料を圧倒的に輸入に依存している日本。ロシアへの経済制裁として原油を禁輸にしたものの、天然ガス(LNG)の輸入は継続し、安定供給を保っている――。
コメは消費量、生産量ともに減り続けている日本。昨年秋から続く米の価格高騰はまだ収まらず。この本で知ったことは多いけど、2025年に入り、いかに世界は不安定で危ういかを実感する日々。平和なニュースが早く欲しい、ただそれだけ。