逆転でメダルを獲った人がいれば、逃した人がいるのが五輪、島岡美延です。柔道男子81㌔級の永瀬貴規選手は見事な2連覇。
昨日、阿部詩選手がインスタを更新。「情けない姿を見せてしまい申し訳ありません」とも。2回戦敗退で号泣した場面、生中継で見ました。
その後、あの号泣をどんなエラいヤツが批判? 東京五輪から負け知らずで臨んだパリ。兄とともに圧倒的知名度、笑顔と強さのイメージしかない彼女の号泣。人生をかけてやってきたことが一瞬で崩れる、その努力の量や背負った重圧を本当に想像できている? SNS時代のアスリートがメンタルを保つのは昔と比べ物にならないはず。
競技って「目の前の相手と戦う(球技なども)」ものと「技を披露する自分だけ」のものがあるけど、世界レベルのアスリートの「自分に集中」「最後まであきらめない」感覚は、たぶん一生わからない。応援するのは勝手だけど、勝手に批判するのはやめて。アスリートの行動、言葉の重み、せめて想像力をもって受け止めたい。