美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

大人気の田中一村展、明日まで

2024年11月30日 07時50分15秒 | 日記、その他

米大統領選に驚いた11月も終わり、島岡美延です。季節は秋を飛ばして冬に? 遅れながら紅葉見頃の地方もあれば、色づかずに枯れてしまう光景も。

上野の銀杏はまさに見頃、先週のテレ東『新美の巨人たち』で紹介された東京都美術館『田中一村展 奄美の光 魂の絵画』へ。最終週のみ日時予約制でなんとか行けそうだったのが金曜夜。会場内は大混雑、明日までなのでご覚悟を。

1908年生まれ、幼少期から天才ぶりを発揮。東京美術学校日本画科に入学するも2か月で家の都合で退学。生前は評価されず、1977年、奄美の畑の中の引っ越したばかりの一軒家で、夕飯支度中に69歳で死去――。

8歳~10代の作品も充実。父が彫刻家で本人も木彫で根付や帯留め等。南画、襖絵、屏風、天井画・・・、そして奄美へ。アダンやソテツなど森を毎日散歩する中で生まれた斬新な日本画。アカショウビンやルリカケスも美しく、未完の大作も展示。

あなたの世界に令和の人々が魅了されていること、知らせたい。

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脱税王を騙す公務員が主役

2024年11月29日 08時02分46秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

一強時代が終わった国会の論戦に期待、島岡美延です。少しでも生きやすい社会にする法律ができて、国会議員を身近に感じられるといいけど。

公務員の存在は身近に感じていますか? 公開中の映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』、驚き続きで最後に涙も。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の最新作。あんなブームになるとは予想できなかった2017年の公開前、ラジオに出演してくれました。

「カメ止め」前から始動していた渾身の企画、というだけあって、さすがの展開。裏の裏の裏・・・、そのまた裏? モラルを守る税務署職員・熊沢を内野聖陽。正義感に溢れマルサに憧れる部下を川栄李奈。岡田将生は天才詐欺師・氷室がハマリすぎ。氷室と出会った熊沢が、脱税王(小澤征悦)から10億円奪って納税させようと、異色のタッグ。クセ者ぞろいの詐欺師集団が仕掛けた騙し合いバトル!

『八犬伝』で葛飾北斎を演じた内野が見事な「不器用な公務員ぶり」、俳優ってやっぱり詐欺師の素質あり!?

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倉本聰の脚本に応えた俳優たち

2024年11月28日 07時27分08秒 | 姿勢&見た目

悲しい火事のニュースが相次いだ昨夜、島岡美延です。炎が行く手を阻んだのか、乾燥した空気、強い北風の季節到来。

炎を描くことに執念を燃やした画家は――、上映中の映画『海の沈黙』を観ました。89歳の巨匠・倉本聰が「どうしても書いておきたかった」物語に俳優たちが全力で応えている112分。『Fukushima 50』の若松節朗監督の演出が生んだ緊迫感ある大人たちのアンサンブル。

世界的な画家・田村修三(石坂浩二)が展示作品の中に「贋作」を自ら見つける事件から動き出す、美術界を巡る人間模様。かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるもある事件を機に人前から姿を消した津山竜次(本木雅弘)と現在は田村の妻でかつて津山の恋人だった安奈(小泉今日子)との再会。病をかかえた竜次に残された時間は少ない。彼が描こうとしているものは? やり遂げようとしているのは――。

津山と美大同期という教授に仲村トオル、津山を支える謎めいた男に中井貴一。「美」とは? 答えを探してみませんか。

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児童養護施設のこと、知っていますか

2024年11月27日 07時32分03秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

雨が上がり20度超えの予報、島岡美延です。ダウンコートは邪魔になりそう。

明日召集される臨時国会、議員全員に見てほしい現実。映画『大きな家(12月6日公開)』をご紹介します。撮影期間に入る前から児童養護施設を定期的に訪問し、子どもたちと交流を重ね、その成長を大切に記録。『14歳の栞』の竹林亮監督が、多くの人が知らない「子どもたちの日常」に寄り添いました。「この作品を作るためにずっと映画に関わってきたのかもしれない。そんな、自分の理由になるくらいの作品」と語るのは企画・プロデュースの齊藤工。

東京のとある児童養護施設。親と離れて暮らす子どもたちが語る両親への想い。職員や他の子どもたちとの関係性。学校の友だちとの距離感、施設を出た後の暮らしへの不安、期待。

姉弟で入っていたり、親に会いにいく子、親の記憶が全くない子。家族でも他人でもない暮らしの〈大きな家〉、18歳になればここを出ていく原則。やはり憲法14条が頭に浮かぶ――、法の下の平等とは。

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今後の選挙で何が起こるのか

2024年11月26日 07時39分27秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ボランティアなのか買収になるのか、島岡美延です。再選を果たした斎藤兵庫県知事陣営が、SNSによる選挙運動を担った疑いのある会社に違法な報酬を払ったのでは、との指摘。

公職選挙法が実態に追い付いていないのか、想定外が次々と起きた今年の選挙。衆院補欠選挙で他候補を追い回して妨害した候補者、東京都知事選で「ポスター掲示板の枠を売る」騒ぎ。兵庫県知事選で当選を目的としない候補者が他候補のための選挙運動。

昨日は2019年参院選の買収事件を追った本をご紹介しました。金を受け取った人の言い分の多くは「怪しいと思ってもすぐに返すと関係が壊れる」ことを恐れたなど。「安倍さんから」と言われ返すのも失礼と思った、というのも。「何かばらまかれるのが選挙」というのが長年の慣習、だとも。

選挙期間中、事務所に来た有権者に「お茶を湯呑で出すのはOK、ペットボトルを渡すと買収」なんてところは細かいのに、公職選挙法はもっと先回りしないと来年の参院選でとんでもないことが?

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2019年参院選の買収事件、その後

2024年11月25日 07時37分04秒 | 日記、その他

SNSの旋風は兵庫から名古屋へ、島岡美延です。候補者を追うユーチューバー動画再生回数が当落を決めるのか。

別陣営へのデマは以前も。「河井事件 全員の有罪確定へ」の新聞記事を見逃さなかったのはこんな本を読んだため。中国新聞「決別 金権政治」取材班の『ばらまき 選挙と裏金』(集英社文庫)。2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件から、広島のみならず全国に取材を広げ、政権中枢の裏金にも切り込んだ記者たちの奮闘。

国会の廊下で安倍、菅、二階氏との一瞬のやりとり、態度。テレビ映像より人物像がリアル。河井案里候補と共に自民党から出馬の溝手候補について架空の人物になりすまし、「溝手先生や広島県連が案里候補をいじめる」とブログの記事を投稿したのは河井克行氏の指示だった、など生々しい公判での証言。

選挙でばらまかれた金の原資は? 本書は8月の出版。衆院選、参院選で事件を忘れずに1票をと。政治を変える、と取材を続ける記者たちにエール!

 

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「官僚国家」と見破ったのは

2024年11月24日 07時28分00秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

衆院選と兵庫県知事選、米大統領選もあった1ヵ月、島岡美延です。臨時国会では論戦を。一方、刑事告訴が相次ぐ兵庫。

2002年10月25日に起きた異常な事件を覚えていますか? 泉房穂著『わが恩師 石井紘基が見破った 官僚国家 日本の闇』(集英社新書)を読みました。「国会質問で日本がひっくり返るくらい重大なことを暴く」と周囲に語っていた衆議院議員石井紘基氏が右翼団体代表を名乗る男に自宅駐車場で刺殺された事件。当日国会に提出予定だった資料や手帳などは未だ発見されず。

前明石市長の著者は石井氏秘書をした後、彼の勧めで弁護士に。石井氏の犯罪被害者救済、特殊法人などの不正追及という姿勢を引き継ぐことを使命と感じ今に至るよう。日本の政治はこの30年「無策だった」のではなく「国民を苦しめ続けてきた」。問題は石井氏が追及してきた「官僚がすべてを握る国家」の闇。現在進行形の増税と保険負担増。

事前の質問通告をせず大臣答弁を引き出した石井紘基氏。そんな国会を見てみたい。

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明治座で勘九郎&七之助

2024年11月23日 07時17分37秒 | 姿勢&見た目

土曜日の勤労感謝の日、島岡美延です。振替休日がなくてなんとなく休日1回減った気分?

昨日は何年ぶりかの歌舞伎。明治座『十一月花形歌舞伎(~26日)』夜の部に出かけました。中村勘九郎・七之助兄弟をよく見ていたのは、父・十八代目中村勘三郎と一緒の舞台で、そんな二人も40代、感無量。

義太夫狂言の名作『鎌倉三代記』で勘九郎が演じたのは、滑稽な振舞いをする百姓・藤三郎、実は佐々木高綱。歌舞伎の見せ場である「後半でガラリと変わって本性を現す」を堪能(お父さんそっくり)。私のラジオに何度か登場してくれた国立劇場歌舞伎俳優研修所出身の中村歌女之丞さんの活躍、時姫を演じた31歳の中村米吉にも拍手。

『お染の七役』はもちろん七之助が質店油屋のお嬢様、丁稚、芸者など七つの役を早替わりを交えて演じ分け、客席からは歓声が。短いと十数秒で恋仲のお染と久松が入れ替わるのだから、一緒に出かけた母は「え?どうして」を連発。武士の御家騒動に恋愛を絡ませた鶴屋南北の見事さ。

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釣り恋愛映画、岐阜の渓流で

2024年11月22日 07時40分24秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

雨上がりの快晴の朝、島岡美延です。霧が出た地方も多かったよう。

先日出かけた江の島では、明日から『湘南の宝石』という関東三大イルミネーション認定のイベントがスタート。こちらは驚くほど多くの蛍の輝きに圧倒されるロケ地。映画『重ねる(23日公開)』をご紹介します。先週のラジオに、釣り人でもある配島徹也監督と民宿主人役の大島葉子さんが登場。岐阜県郡上市和良町、下呂市金山町での撮影について語りました。

東京からワケあってやってきた加藤あゆみ(須田晶紀子)、追われるように東京を去った平野一徹(タモト清嵐)。季節は6月のはじめ、渓流にかかる赤い橋、偶然から運命を共有した二人はその夜、宿で再会。岐阜の大自然を舞台に、都会と田舎の非日常が水の中で交じり合う。それは禁じられた恋――。

誰もいないパワースポット、美しく神々しい光景が次々と。ただ、SNSで人気になって人が押し寄せたら困るなあと勝手に思ったり。

 

 

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女性脚本家が残した遺言には

2024年11月21日 07時27分41秒 | 姿勢&見た目

明日はいい夫婦の日、島岡美延です。大谷翔平選手・真美子さんが理想という人が多そうだけど、「相手の夢を支える結婚」が可能なカップルはかなりの少数派?

この夫婦はどうだったのか――。映画『カオルの葬式(22日公開)』をご紹介します。今週のラジオに一木香乃さんと、共同脚本・プロデューサーも務めた湯浅典子監督が登場。「死」をテーマにひとりの女性の人生を描いた〈令和の不謹慎エンターテインメント〉を大いに語りました。

カオル(一木)という脚本家が亡くなり、遺言には10年前に離婚した元夫・横谷がカオルの葬式の喪主になるようにと記されていた。横谷が東京から彼女の故郷・岡山に到着すると、そこにはカオルが遺した9歳の一人娘・薫(新津ちせ)。カオルの通夜、葬儀に集まる様々な人々。仕事関係者、葬儀を取り仕切る婦人会、地主一家、そして嵐の夜、事件が起き――。

岡山の歴史ある寺、古い風習の様子はもう一つの主役。人は必ず「人生の途中で死ぬ」とあらためて思う昨今の訃報。

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