日曜の朝。
波打ち際で海鳥たちを眺めた後は暑寒別川へ。
バシャバシャと水音を立てていた鮭の群れもすっかり影を潜めてしまいました。
ふ化事業用の捕獲設備もそろそろ用済みですか。間も無く板も外されるのでしょう。
静かに作業は進みます。
既に息絶えた鮭がウライの上に並びます。
長旅ご苦労さまでした。よくぞこの川に戻って来てくれました。
北海道営で行われていた“ふ化事業”も合理化で事業所は廃止されました。10年、いやもっと前だったような記憶。鮭たちにとっては母なる川も実際には別の場所で育てられ、またこの川で放されるの。
人の力。やっぱり鮭たちの力でしょ。
これからも変わること無く。そしてワタクシどももここを大切にしていかなきゃ。
鮭の料理は種類が豊富。
塩焼きに鍋、チャンチャン焼き、飯ずしもあるね。変わったところならメフンに氷頭なます。加工品ならトバ、スモークサーモンか。
大きな魚だし、使い手は多いですね。そんな料理の数々に囲まれて地酒を一杯。そんなのもいいなぁ。
だけどそれぞれの調理法は季節を選びます。鮭だけを一堂に会するのはちょっと難しいのかと…。
なら何かをやればいいだけか。
出来ない理由を並べるのはもう止めたのでした。それは自分自身がやれない原因になっているから。ことの大小はあるにしても出来ないことなんて滅多なことじゃありゃしない。
そんなもんでしょ。