たまに本の紹介。
第1次世界大戦の戦場で、四肢と顔まで失ってしまう兵士の話。
90年近く前の作品だけど、作品は全く古びれず。
それは、今なお戦争を行う指導者がいて、対立を煽る者がいて、威勢のいい声を上げる人たちの代わりに戦場で命を落としてしまう人々が世界に溢れているから。
ある意味、病気なら運命かと諦めることも出来るのかも知れませんがね。
戦争は、誰かが何かを始めた瞬間から起こるもの。
戦争を行う指導者で、対立を煽る本人で、威勢のいい声を出す人たち。
そんな人たちで戦えばいいんじゃないかといつも思うのです。
国民を守るのなら、最後まで外交です。
時間切れなんか無し。
さて。
「ジョニーは戦場へ行った」って本の続き。
戦争で失われた自分の体。
聴覚、腕、足、目、鼻、口、舌…。
人が仕掛けた砲撃で、頭と首と胴体だけの姿で横たわることに。
そんなことが許されるハズも無いとおもう反面、それは戦争だもの。
誰にでも起こる普通のことだと割り切ってしまう。
では、なぜ戦いは始まってしまったのか。
そして兵士として前線に繰り出される人はどうして決められるのか。
国民向けに威勢のいい話や声を出す人は、必ず守られているのに。
現に選挙の演説中だってSPたちが周りを囲んでくださるじゃないですか。
そんな彼らの代わりに戦場に送り込まれるのは、命令のままに行動しなきゃならない庶民だけ。
おまけにドローンなる痛みも感じない無人機械の攻撃にさらされたり。
命って何なんだろうね。
大事にしたいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます