昨日は雪で遊んでいましたが、17日は阪神大震災から16年が経った日でした。中部の三河湾沿いのこの地でさえ、あの日の明け方、地震の揺れで起こさたことを思い出します。明け方でしたので、まだマドロミの中、おもわずベッドにしがみ付いたように記憶しています。眠っている状態だったので揺れをひどく感じたのか、または寝ぼけ気味だったのか、とにかく家そのものを地の底から揺すられた、そんな感じでした。
亡くなった人6,434人、被災地を報道するヘリコプターが写しだす上空から見た火災状況を見つめながら「あの火を消して!」と心の中で叫んでいました。
転入などによって震災を知らない神戸市民が28%、震災後に生まれた子供たちが10%。遠くに住む私にはあの日の恐怖心は時と共に薄れゆくことができますが、震災で身体に障害を負った人、国や自治体から債務を抱える人等、困難はまだまだ続いています。
これこれ私よ、その薄れていく震災の恐ろしさこそが危険なのだ!で・・・・そう自分を言い聞かせて、さっそく何年か前に揃えた防災グッズの中身を点検しました。町内から配られた缶入り乾パン・湯に入れば食べられるご飯・ラジオ・懐中電灯・ローソク・薬類・下着・筆記用具・その他もろもろ・・全然足らないですよね。その時・・・マーちゃんはどうなってしまうのかしら、それも大きな心配です。
お正月に生けた床の間花です。震災とは全く関係ないのですが、寒い時期まだまだ持ちそうなので写真しました。(松・梅・金色で塗った柳・千両・菊はちょっと開きすぎですか。)
花瓶は漆器塗りに金粉の帯が入っています(親類からいただいた結婚祝い品)。
掛け軸は高校時代の書道の恩師が、やはり結婚祝いに贈くってくださった「二つとも全し」と書かれた軸。(お気に入りなんです。)