作者 : 川崎草志
ゲームソフト制作会社に勤務する「島 汐路」という女性が、制作仲間がビルから「飛び降り心中する事件」を目撃するところから物語がスタートします。汐路の両親も汐路が子供の時に、目の前で崖から落ちて心中をする(実は殺人事件)という経験をしている。
ゲームを制作するプロジェクトの行程やスタッフの苦労話し等が書かれていて興味深く読みました。PCやネット上の言葉も多々出てきて、のめり込んで読みましたが、ミステリーなこわい殺人事件のストーリーでもありました。
題名の「長い腕」の意味は最後までよく分からないままで、心中したと思いこまされた両親の、母親の姿を崖の上から見た汐路の印象だったのかも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます