10日ほど前の話になりますが、第144回芥川賞・直木賞が選ばれました。私は今回、直木賞を受賞した道尾秀介さんのフアンです。
作家というのいは、名前は売れていても、その顔は表に出てくることが少ないのですが、受賞ともなると、マスコミが放っておかないので、ここ1週間ほどは、たっぷり道尾さんを見ることができました。特に日曜日のCBCテレビの情熱大陸では、特集を組んでいましたので、作家として以外の道尾さんも知ることもできて嬉しいかぎりです。写真もバッチリ撮りました!
きちんとかたずけられた自室のアトリエで、パソコンに向かって小説を書くレアな映像は、めったにお目にかかれるものではありません。グーっと見入ってしましました。
自分のことを“ビッグ・マウス”と言っていました。それは作家としての自信を、大らかに語っているものと思います。今回、私が選んだ読書会用の本、道尾秀介作「光媒の花」は、山本周五郎賞を受賞しているという理由で選んだ分けですが、すぐにファンになってしまいました。読み始めて、自然にスーと本の中に入っていってしまいます。難しいことは分からないのですが、読みやすい本を書く人という印象でした。
小説を書く上で、自分自身を書かないようにしていると言っていました。「世に、誰でも一つは小説を書くことができる。」という言葉を聞いたことがありますが、自分を書かないからこそ、次々と新しい構想で本が書けるということなのでしょうか。
前列の真ん中、「光媒の花」
エレキギターが好きな1975年生まれ。5回連続ノミネートされていて、友人達と飲み会をしながら、受賞の報告待つ光景がほほえましかったです。今度こそという思いがあったのでしょう。それも小さな声でぼそぼそと、携帯で受けていました。若いですー!
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