まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

建具職人の千太郎

2018-08-03 00:14:30 | 読書・マンガ

千太郎は7歳で奉公に出た。
姉のおこうが、一年早く奉公に
行った鶴見の建具屋 建喜 に
世話になることになった。
当時の奉公は、給料等はなく、
着るもの、食べ物、寝泊まりする場所を
面倒を見てもらうものだった。
仕事は畑仕事とか、使いっ走りだった。
その建具屋の棟梁、嘉右エ門は、
組子細工の名人として名が通っていた。
障子などの建具に菱形や亀甲などが
連続するように組み、そのすきま
ひとつひとつに、細かな模様を編んで
いく技法。何人もいる兄弟子や、
棟梁の息子が、その技術を磨いて
いくのですが、7歳の千太郎には、
長い道のりでした。
しかし、暖かい周りの人達とともに
千太郎は、まっすぐ育って行きます。








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