トム・パーマー作
石崎洋司 訳
岡本正樹 絵
岩崎書店
今日もライアンはロッカールームで、ポーランドから移住してきたトマーシユにいじめをしていた。しかし、チーム内でいがみ合っている場合ではなかった。チームは、ポーランド遠征を目前としていた。
ポーランド、ワルシャワに到着したユナイテッドの選手たち。選手は、それぞれ、ポーランドの家庭にホームステイすることになっている。ポーランド人を嫌っているライアンは家族に溶け込めるのだろうか。
そして、トマーシユは、故郷のポーランドで、ACミランや、レアル・マドリード、レギア・ワルシャワという有名なチームと戦いきることができるのだろうか。
いろいろな民族が集まっているヨーロッパのサッカー界で起こる民族差別、人種差別は、深刻な問題なのだそうです。このサッカーの小説を読んで子供たちにも差別された人の気持ち、差別するべきではないことを学んでもらえたらいいなと思います。