まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

あらしのあと

2022-04-07 22:33:00 | 読書・マンガ
ドラ・ド・ヨング作
吉野源三郎訳

以前、「あらしのまえ」を読んでいましたが、
2年くらい経ってまた読んでみました。
そして
「あらしのあと」も読みました。
あらしというのは、戦争のことでした。オランダの田舎に住む5人のきょうだいと父、母の家族はにぎやかに暮らしていました。そこへ、ナチスの手から逃れるようにドイツからやってきたユダヤ人のヴェルナーを預かることになります。
しかし、ナチスはオランダにも侵攻してきます。
「あらしのあと」では戦争は終っていましたが、家族の胸には傷跡が残っていました。
今のウクライナの情勢と重なるところがあり、家族が離れ離れになってしまったり、物資がなくなって我慢しなければならないなど‥苦しい生活が描かれています。
復興していく生活の中でこの家族は、優しい心を持ちながら、自分の進むべき道をとらえて瞳を輝かせています。
本当に大切なものを見せてもらっているように思いました。戦争をやっている人に読んでもらいたいです。



コメント
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