たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(晩秋の日高山脈11/8)

十勝オーバルで出た!!34秒台

2010年12月12日 | 日記

12月11日(土)、12日(日)と、明治北海道十勝オーバル(帯広市)で、ワールドカップスケートのスプリント(500m,1000m)競技会がありました。土曜日は仕事の関係で行けなかったのですが、今日は18:00からの会議だけで、準備も前もって終わっていたもんだから、11:00に我が家を出て、観戦に行ってきました。

国際大会は、今年1月に、こけら落としを兼ねてありましたが、格下のアジア選手権でしたから、今回の競技会は十勝オーバルではビック競技会といえます。

明治北海道十勝オーバルは、長野(通称、エムウェーブと呼ばれています)に次ぐ、国内で2番目の正規規格の屋内リンクです。十勝は、寒さを逆手にほとんどの小学校でグランドに散水をし、手作りのリンク(通称、おかリンク)を作り、体育の学習でも取り組んでいることから、スケートに触れる機会は、国内でも類を見ないスケート人口だと思います。近年は、パイピングリンクがあって、帯広に練習環境をもとめる少年団が多くなり、競技人口は激減しましたが、これまで、何十人という、オリンピック選手を輩出しています。そんなことから、この財政難の中、賛否両論がありましたが、競技関係者やオリンピックを夢見て競技に取り組む子どもたちにとっては、待望の施設だったと思います。

前口上が長くなりましたが、ワールドカップ2日目の競技は、おじさんにとっては観戦のしがいのあるひと時でした。なんといっても、おじさんにとっては待ちに待った、このリンクの500mで、34秒台を見ることができたことです。写真に沿ってリポートします。その写真も動く被写体に対応する技術がないもので、ボケまくっています。雰囲気だけで、我慢しています。

オーバルの全体的な雰囲気です。長野エムウェーブから見たらチッポケな規模ですが、競技本位に作られていることと理解すればOKだと思います。製氷機も2台設備されています。

       

昨日の1000mで1位になった、現在の1000m、1500m世界記録保持者の、shani DAVIS選手がウォーミングアップをしていました。今日の1000mは、会議準備などの時刻もあり、観戦していません。(夜、録画を見たら、2位になっていました)

                          

ここからが、おじさん心のハイライト、男子500mで、十勝オーバルで初めて34秒台を記録した、加藤条治選手の登場です。聞くところによれば、加藤選手のカーブワークがすごいらしいのです。足の裏もトレーニングによって、コーナーワークのバンクに対応するように変形しているそうです。天才といっても、眠っているのでは花は開かないってことです。やっぱり努力に努力を重ねて、天才的な能力も日の目を見るってことです。写真は、スタートラインに立つ加藤選手(アウトコース)と同走の太田選手(インコース)。そして、第2カーブ出口(インコースが加藤選手です)付近の力走です。忘れていました、加藤選手の記録は、34秒96でした。もちろんオーバルのリンクレコードです。

                 

この500mは、日本選手のワン・ツーフィニッシュになりました。2位には、十勝池田町出身の長島圭一郎選手が、35秒19で続きました。おじさんの住む十勝の選手です。写真は、スタート前の長島選手と第2カーブでの長島選手(インコース)です。

                 

この競技会には、十勝のみならず日本期待の選手、高木美帆選手(帯広南商業高1年)も出場しています。昨日の1000mでは、ワールドカップで自身初めての一けた順位で4位に入りました。この日も健闘し、昨日から順位は落としましたが、7位に入り、高木さんの地元十勝で、大きな自信をつかんだものと思います。写真は、同走選手を大きく離し、最終コーナーを出るところです。

                              

屋内リンクは、風もなく、プラスの気温ですから、今までのように体じゅう冷えるということもなく快適に観戦できました。

今日の競技会2日目観戦では、女子の500mでドイツのjenny WOLF選手が38秒03のリンクレコードで優勝しました。また、女子1000mで、小平選手が2位、辻選手が3位(この選手も地元帯広出身です)に入りました。

16年ぶりの帯広でのワールドカップ開催ということだそうです。外国までは行けませんので、時間を作って行ってきました。見るだけなら、テレビのほうがいいのですが、その場と空気を共有できることはたまらんです。おじさんもワールドな気分になって帰ってきました。これで一週間の仕事のエネルギーになるかも。