mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

長江黄金7号乗船

2013-05-28 23:03:03 | 旅行

4時過ぎにホテル近くの両路口lianglukou から地下鉄に乗り、終点小什字xiaoshaziまで行く(

そこからバスで科術館まで行くつもりでバス停を探すが見当たらず・・


何人もの人に尋ねるが誰も分からないと言う(私たちの中国語が通じない?)

最後に尋ねた人たちの中に「私たちもそっち方面に行くバスに乗るので一緒に行こう!」と言ってくれる人がいて

彼らに付いてバスに乗ることができる・・バスは橋を渡ると真っ直ぐに行くので「ここで降りろ」と教えてくれ(ピンク

バスを降りて、歩いて科術館まで行くつもりが・・橋から下の道に降りる方法が分からず

通りがかりのタクシーを拾ってやっと辿り着いたのだった(橙)

 

やはり、タクシーでさっと行くより、時間があれば色んな経験をしながら行く方が旅としては面白い気がする

親切なご夫婦?に感謝!

 

何か催し物でもあったのだろうか・・もう5時を過ぎていると言うのに科術館周辺は沢山の人で賑わっている

小さな凧や模型飛行機を売っているおばさんが居たり・・

地図や新聞を売りつけに来る男性が居たり・・

中国では本当に退屈することが無い・・・傍に居る人とすぐに話ができる


 懐かしいものを見つけた! 
私の小さな頃は自転車のタイヤの枠のようなものを転がしていたような気がするが、中国の物はちょっとスマート
子供たちは夢中になって遊んでいる・・・いいなぁ! ゲームなんかで遊ぶよりずっと健康的な気がする

 迎えのバスが来て、客の荷物を積み始める・・・皆、とても大きな荷物
私たちは1週間の旅だと言うのに、二人ともリュックサック一つである


ガイドさんが名前の点呼を始めたが、私たちの名前が無い!?

どうして? ちゃんと旅行費も支払い済ですよ!


名簿を見せてくれながらチェックをする・・・あった! 私たちの名前は「日本人二名」である

殆どが中国人で・・若干の西洋人の中に日本人は私たちだけなのだ

 

 本来ならピンクの線を引いてある
朝天門chaotianmenと言う所から出航するのだが・・水位が低くそこまで船が上ってこれないのだ

それで、江北jiangbei (科術館前)までバスが迎えに来て、

涪陵fulingに停泊している客船まで1時間半ほどかけて客を運んでいく

 

 涪陵に着いた時にはもう薄暗くなっていて・・客船の明かりがとても綺麗!

この豪華な船に乗って旅をするのかと・・・とても嬉しくなってくる

 

 ここの水位も低く

ずいぶん下まで降りて行かなければならなかった

 

船では中国恒例の獅子舞が賑やかに私たち乗客を迎えてくれる

 クロークで鍵をもらい部屋に入る

船内は全く高級ホテル並みのサービスで・・・すれ違う従業員たちもにこやかに挨拶をする

中国人も訓練されればこんなことができるのだと驚く(失礼ですが・・それほど普通は態度が酷いのです)


室内もとても豪華・・・ベッドの枕がそれを表している

ベッドの向こうにあるソファーは足を投げ出してゆっくり座れるタイプ

ソファーの前にはPCも使用できるデスクがある



   バスタブが無いのが残念!

 バルコニーにはテーブルとイスが置いてあり夜景も楽しむことができる

他にも大きな最新式のテレビと冷蔵庫がある

 

 夜10時、船内の様子や今後の日程の説明会がある


     

有料のバーやビップのレストラン等の他、様々な娯楽施設やジムやプールまで備わっている


オプションのツアーもあるようだが、私はゆっくりと体を休めるのを目的とすることにした

3日間をどのように過ごそうか・・・楽しみではある


 

日程を見ると

明日午前中は丰都鬼城(オプションツアー)&船長歓迎酒会となっている


二日目~大足石刻

2013-05-28 15:21:42 | 旅行

旅行二日目・・私たちはいつも通りに5時過ぎに目覚め、夫はストレッチをし朝食をとる


今日の観光は・・中国の世界遺産大足石刻dazushike”でとても楽しみにしている

6時過ぎにチェックアウトし、長距離バスセンターへ向かい前日調べておいた7時発の大足行のバスに乗る

細かなことは全て夫任せでただ夫に付いて行くだけの私は・・バスで2時間半もかかるなんて知らなかった!

 

  

バスを降りて大足石刻行のバスを探すが・・バス停すら分からない
バイクタクシーや3輪タクシーもいるのだけど、タクシーは殆ど通っていない
やっと来たタクシーを捉まえて交渉するが・・乗車拒否される(何故?)

 

やっとバスに乗ることができ・・陽気な運転手さんにホッとする


ところが20分くらい走った交差点で立ち往生・・

 前から横から車が割り込んでくる

ここを少し左に曲がった所にお巡りさんが沢山出て交通整理をしている

「交通事故で渋滞している!?」と、思ったのだが・・・ここでバスを下され、乗り換えるように言われる

 

 言われるままに長い行列に並んでは見たが・・・

バスはなかなか来ない

周りの人の話を総合すると・・・今日は中国の旅行節で入場料が無料なので特別客が多いのだと言う


ならば・・それなりの方策を考えなくてはねぇ!

旅行客が自家用車で乗り入れてくるので、渋滞は増々激しくなりバスも通れないのだ

 

大足石刻については・・・

重慶市から西に約170km離れた大足市には唐代末期以降の多くの石窟が残されており、その石窟群をまとめて大足石刻として1999年世界遺産に登録された。その数は石窟が約70、石像は合わせて5万体以上ある。
大足石刻は、古代インドの石刻造象芸術をルーツに、仏教文化と融合して中国へと伝えられた。
大足石刻の中で特に見ごたえがあるものは北山、宝頂山、南山、石門山、石篆山の石窟である。

北山
は街から西北に約2km離れた所に位置し、そこには北山摩崖石刻造像がある。石刻群は山頂の長さ約500メートルにわたる長廊「仏湾」を中心として開かれており、そこには釈迦仏、阿弥陀仏、薬師仏、地蔵菩薩、観音菩薩、文殊菩薩など仏教を取り入れた石刻が続いており、その数は約1万以上ある。唐代以後の塑像に属する北山の観音像は、女性の形象をとり、全身豪華な装飾でどれも美しく親しみがあり精細を放っている。


街から北東に16km離れている宝頂山石刻は1179年から70年の歳月をかけて彫られたものである。大仏湾を中心に、800年以上の歴史をもつ1万体を超える石刻群があり、それはじつに壮大で美しい。最も必見なのは31mもの涅槃仏が体を斜めにして横たわり、上半身は裸身で下半身は岩石の中に隠れている「釈迦涅槃聖跡図」である。その釈迦の表情はとても優しく穏やかで両眼をうっすら開いており、慈悲に満ちた心を表現している。街から約1.5km離れている南山にはわずか15の石窟しかないが、その石刻造像は道教の石刻であり、仏教が栄え、道教が衰退していったこの時代の石像としては実に貴重なものである。現存する道教の石刻はきわめて稀だが、ここには保存状態のよい豊富な道教石像がある。見所の石像としては石龍騰飛・第5号窟「三清古洞」が壮観ですばらしい。また南山は自然も美しく石刻を楽しみながら美しい景色を眺める事ができる

との説明があり・・先ずは宝頂山石刻を見物しようと夫は思っていたようだが、時間に制限があるので

今回は北山だけを見物することにして歩き出す

因みに地元では宝頂山の方が有名らしく帰りのタクシーの運転手が

「今日は客が多いから、明日ゆっくり宝頂山を見物すればいいよ」と勧めてくれた


 徒歩で北山石刻に行くことにし

歩き出したが・・なかなか着かない! リンタクのおじさんに交渉するが「我去不了!」と断られる

「不能buneng」ではなく、「不了buliao」と言っている・・・不了は何らかの条件が整わないでできないと言う意味


偶々やってきた若い元気の良さそうなお兄さんに交渉すると・・7元で行ってくれると言う

 

 急ではないが、なだらかな登りの道がつづく・・・

老人とはいえ、相当な重量の私たちを二人乗せ、大変だったに違いない! 

青年の背中がたくましく思わずシャッターを切る・・このお兄さん相当に格好良かった!

前からも撮っておくべきだったなぁ! 


到着!  10元札を出し・・労をねぎらって「釣りは要らないよ!」と感謝の意を表す


歩きながらの観察

 背中に竹製の背負子の様な物を背負っている女性を何人か見かける。 中には赤ん坊が居る。

 小さな子も元気に歩く・・穿いている物はお尻のわれたズボンやパンツ(中国人の合理主義?)

 

入口は沢山の観光客でごった返している・・本来ならここで入場料(60元)を払うのだろう


 

入口を入るとそこから延々と登りが続く・・・

もうダメかな!と思った所に小さな遊園地がある(幾つあったかな?)


私たちは6時には集合場所に着かなければならないので、わき目も振らずに必死で登り続ける

 


急な階段を上り始めて45分・・途中でもうダメかと思ったこともあったけど、夫の手に助けられやっと辿り着く

 

 

保存のためであろうか厳重に囲いがしてある

 

見物客がとても多く、ゆっくり鑑賞することはできなかったが・・・

以前行った、世界遺産の龍門石窟に比べても引けを取らないと言うか・・私はこちらに軍配を上げたい


私たちは他にも、敦煌の莫高窟雲崗石窟 (ともに世界遺産)に行ってみたいと思っているが

なかなか条件が整わず出かけられないでいる・・・いつか、必ず!

 

撮影したものを全てお目にかけたい気もしますが・・割愛してご紹介します
サムネイルにしてありますので、興味のある方は拡大してご覧下さいね

      

      

ここも文革時に破壊された物があり心が痛む(右端写真は頭部が破壊されたもの)

 

 

有り難いことに、ここは一方通行で・・帰りもこの様な長い行列を作って下る

 

帰りはあっという間に下り終え・・

 途中に山の湧水で淹れたお茶を飲ませてくれるのだろう

この様な看板があったが・・お茶もコーヒーも飲まない私たちはぐっと我慢して、麓で茹でトウモロコシを買って食べる

 

預けてある荷物を取りにバスセンターに戻ったのが15:30頃で

遅昼早夕の食事として久し振りにマックのハンバーガーを食べる

 

夫は地理不案内なのでタクシーで集合場所の重慶科術館まで行こうと言うが、まだ時間がたっぷりあるので

地下鉄、バスを乗り継いで行くことにする

 


長江黄金7号乗船につづく