12月24日(土)19時32分にイラン政府は、アメリカやイスラエルに先手を打って、イラン国内に戦時体制を敷き、イラン海軍は24日、ホルムズ海峡で10日間の軍事演習を始めました!
核開発疑惑を巡る国際的非難の高まりを受け、イラン政府は米国主導の原油禁輸制裁の本格発動や、米国やイスラエルによる軍事攻撃を警戒して、国内を戦時体制にして、原油輸送の要衝で軍事演習を展開することで、「有事の海峡封鎖」をちらつかせ、国際社会をけん制する狙いがあると見られます。
イラン海軍のサヤリ司令官は会見で「演習の目的はイラン軍の防衛、抑止能力を示し(周辺地域に)平和と友好のメッセージを届けることだ」と語ったようですが、イラン国内では予備役の軍人にも動員令を発令してイラン国境に兵員を増強したりしています。
海上輸送される世界の原油の約4割、日本に運ばれる原油の約8割がホルムズ海峡を通過するとされ、海峡の通航に支障が出れば、原油市場に大きな混乱を招くことは必定です!
これに対して、アメリカ・イスラエル軍は 1.イスラエルは、核武装をした潜水艦をペルシャ湾地域に配備。 2.イスラエルは、国内のミサイル防衛システムの試験を繰り返している。 3.イラン国内に特殊部隊を送り込み、攻撃目標の調査をしている。 4.アメリカ軍は、キルギスのマナス基地よりイスラエルに近いアゼルバイジャンの基地を借りました。 5.イスラエル空軍は、アゼルバイジャンの基地に分解した爆撃機を搬送している。
まさに戦争前夜の様相を呈しており、一触即発の緊張した状況が中東地域を取り巻いています。また米軍は、これに加えて世界中の米軍基地の弾薬庫を満タンにするためにアメリカ本国より、大量の武器弾薬を各地に輸送しています。
これに備えて、イラン軍は 1.西部国境地帯に非常事態宣言。 2.革命防衛隊の増強。 3.イスラム教シ-ア派の武装組織ヒズボラも完全武装。 4.シリアに破壊力が大きく射程距離の長いミサイルを提供。 5.ロシア製の高性能地対空ミサイル防衛システムS-300を4基保有。
(航空機、巡航ミサイル、弾道ミサイルの弾頭を高度27,000.メ-トルで撃墜できる。)
このような状況ですが、