もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

地球ゴージャス「クザリアーナの翼」見てきました

2014-01-31 12:45:38 | お芝居
地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.13 「クザリアーナの翼」 赤坂ACTシアター 2014.01.25 13:00~ & 2014.01.29 14:00~

地球ゴージャスの公演。今回は「クザリアーナの翼」
自分の予定とあえば、見に行ってる地球ゴージャス。岸谷さんと寺脇さんの絶妙なコンビと、ダンス・歌。それから豪華な客演陣
毎回、とても楽しませてもらっています。

今回の客演は、中村雅俊さん、風間俊介さん、山本裕典さん、宮澤佐江さん、佐藤江梨子さんに湖月わたるさん

2回行ってきました。席は2回ともかなり前の方。ただし、かなり下手(舞台を見て左手)側。
そう、スピーカーのすぐ前だったりしたので、歌のときに声が割れちゃって聞き取りにくかったり、演奏の方が大きかったりで
ちょっと残念な席ではありました。

公演は3月末まで続くそうなので、感想を書きますが、スペースを空けます
ネタバレも含んでしまうと思うので。
これから行かれる方はご注意ください。




























今回の公演は私には非常に微妙というか、、、期待度が高い分、がっかりでした。
内容や筋書きもそうだし、あとは客演のミスキャスト感かな。

毒を吐くと思うので、、、
ゴージャスファンの方や、キャストのファンの方で、きっと腹が立つだろうと思われる方も
ここで回れ右お願いします。

私の独断と偏見たっぷりなので、、、まあ、そういう風に思う人もいたんだなってことで。


一応、公式のあらすじ

「「僕の夢は、大きくなったら・・・」
「何たら事言うだ!夢なんぞ持ったら身体にある全ての穴から夢食い虫さ入り込んで、頭の中まで食いつくされっど!」

第一種王族民、第二種軍国民、第三種平国民、第四(死)種デッシュ民の4つの階級にわけられたジャメーリア国で、 夢を持たない少年ガンクツ【風間】はデッシュ(DEATH)民と呼ばれる最下層で生まれ、奴隷として死ぬ定めの少年だった。

ジャメーリア国の全ての実権を握る絶対君主に君臨するのは、唯一の第一種民族、冷酷かつ強大な力を持つ大帝 QUASAR ( クエーサー ) 【中村】。

事実上ジャメ―リアを支える第二種軍国民のスワン元帥だけがQUASARに近づける唯一の存在である。 そのスワンすら近づくことが許されない皇帝の秘密部屋があった。 夜な夜なそこに、吸い込まれて行く皇帝QUASAR・・・

ある日、デッシュ民族でありながら気品に溢れルビーの瞳を持つジャメーリア随一の美女イグレット【佐藤】が第二種軍国民に拐われた。 ガンクツと妹グース【湖月】、仲間のおじさんキジー【寺脇】ウグイ【岸谷】と少年のような少女コルリ【宮澤】の5人はイグレットを助け出すため、 ジャメーリア軍国民本部に潜入する。

そこに舞い現れた圧倒的存在感の元帥スワンは何とガンクツの妹、グースと瓜二つであった。 拐ってきたイグレットを元帥スワン【湖月=2役】は何故かドレスを着せ美しく着飾った。 スワンの瞳の奥に光る歪み…怯えるイグレットの歌が軍国民本部に響き渡る。

その一部始終を冷静に見つめている男。全ての兵士に恐れられ、彼の一挙手一投足に国民が脅えた。 「ザラッとした皮膚を持つ男」ギゼル大佐【山本】

四年に一度の満月の夜、国の威信をかけた祝祭が始まろうとする中起きた一つの事件。 それはジャメーリアを揺るがす宿命の蜂起の始まりだったーーーーー。


孤独な皇帝QUASARと夢を禁じられたデッシュの民。決して交わる事が許されなかった者たちが交錯し対峙する時、 夢が現実となりうねりをあげて舞い上がる。動乱の中、うまれる小さな愛、狂気の愛、儚く散っていく愛。 さまざまな愛のかたちを孕みながら、未来の為に命をかけて信念を貫く人間達をえがく、壮大なヒューマンストーリー」





大帝クエーサーが、今の階級制度を壊すためには、自分が暗殺されなければいけないと言って、ガンクツやキジー、ウグイに自分を殺させるっていう考えがね、私には納得できないわけですよ。
他に方法はなかったのか?
だって、そこに至るまでに、たくさんの人が亡くなってるわけでしょ。たとえば、グースもそうだしコルリもそうだし。
まあ、そういう話なんだからって言われればそうなんだけど。。。
でも、この結末には納得いかないんだよな~
物語の進み方は非常にわかりやすいです。今まで虐げられてきた最下層のデッシュの民が平民を巻き込んで蜂起するわけですよ。で、その制度が崩壊して新しい国を作るというね。

クエーサーはときどき野におりて、民の様子を伺っていたってことでしょ。実際、キジーたちのところに潜り込んだりしたわけで。それで今の制度が問題であって、何とかしなければと考えた。
そこまではいいんだけど、、、その手段が、結局はデッシュ民たちを蜂起させ、自分を暗殺させようって。。。無理があるというかね~
それも、自分の棺桶まで作っててさ。。。討たれて、そのまま棺桶に自分で歩いて入るって。。。うーん。

毎回、ゴージャスの舞台には感動しているんで、余計ね。。。特に前回の「海盗セブン」とかかなりよかったから、比べちゃうというのもあるかもですけど。


それから、キャストがね~
自分の感じたままに書きますけどね。佐藤江梨子さん、何とかならなかったのかな~
2幕の最初に、佐藤さん演じるイグレットと湖月さんのスワン大佐とのシーンがあったんですけどね、あそこでドン引きしちゃいました。
湖月さんが感情こめてセリフいうのに、佐藤さんの棒読みというかたどたどしい言い回し。。。もっとどうにかしようよ。
「私には子供がいるんです。戻してください」とか言うんだけどさ~全然心がこもってないんだよね。
で、さらにダンスも上手くないし。。。は~って感じでした。

私の中では、佐藤江梨子・小池栄子ってセットで印象があるんですよ。。。小池栄子さんは新感線とかの舞台や映画で見るけど、かなりお上手だから
同じレベルだろうと思ってたのに。。。。ガックシでした。
ファンの方ごめんなさい。

さらに、ファンの方ごめんなさい(先に謝る)
中村雅俊さんもね~なんだかね~
当て書きだろうから、まあ目立たないけど、セリフ回し上手くないよね。
あと衣装が動きづらそうだからしょうがないけど、最後の殺陣もさ~お粗末だったよね。。。これもガックシ。
で。。。歌も上手いんだよ。でも、中村雅俊節なんだよね。それが、どうも、この芝居観と合わなくて。。。

あとね、ゴージャスの舞台は歌うんだからさ、もうすこし歌が歌える人をキャスティングしてほしかったな
佐藤さんもそうだけど、風間くんや山本くんも、歌はうまくなかったよね。

ってな感じで、キャスト的にちょっとガックシ感が強かったのでした。

セットは、大きな階段状のセットがあって、それが真ん中から二つに割れたり、回転したりで見応えがありました。
あと、最初の場とか群舞は迫力あってそろってて、すごくよかった。
ゴージャスの舞台は、ダンスはホントにいつもすごいと感動します。

まあ、殺陣とかは、どうしてもね。新感線とか、この前の真田十勇士とかと比べちゃうと、迫力負けしちゃうけどね。
たぶん、そこにはそんな重きを置いてないんだろうなと。
あ!風間くんと山本くんの一騎打ちの場面だけは、すごかった。。。

大帝クエーサーの剣は。。。正直迫力なかったなあ。。。なんかね、小学校の学芸会で木の刀に銀紙をまいたような剣作るじゃないですか?
あれに近い感じにしか見えなかったもん。。。
あの剣は舞台の一番前に最後さしてあるから、カテコ終わっても客席側に残ってるから、近くに見に行ったら、
意外にも間近で見た方が、剣らしくかっこよかった・・・(笑い)

そんなこんなで、残念感がけっこうあった、今回のゴージャス舞台でありました。
期待度が高かったからこそかもしれないですけどね。


で、キャストの感想。

今回のキャストで一番印象に残ったのは。。。チラシの中に大きい名前で書いてなかった。。。この人


オミナエシ役の藤林美沙さん

この方すごかった~
ゴージャスのファンクラブ入ってるお友達に聞いたら、「海盗セブン」で7人のうちの一人をやってたじゃんと言われ、、、
でも、なかなか思い出せなかったんだけど・・・
(あのときは大地真央さんと森くみさんが双子設定とか、、、いろいろ見どころも多かったし)
ダンスの先生なんだってね~今回の芝居もけっこうダンスは振り付けしてるらしいとか。。。

歌上手い、ダンス上手い、演技もいい。彼女が舞台にいると、パッと明るくなるし映える。
これからどんどん出てきてほしい女優さんです。
この芝居の中では、ピカイチの輝き方でした。


ガンクツ役の風間俊介くん

彼は上手いね。それに舞台向き。
岸谷・寺脇コンビに交じって、3人でトリオ漫才かというようなコミカルな部分も見せてくれて。。。
あんなに背が小さいことで、いじったらダメでしょ(笑い)
それから、ダンスがジャニーズだった・・・なんというか、他の人とちょっと違う切れ味なんだよね。
手の返しとかいろいろ。。。上手く言えないけど、群舞の中でも、一人だけ目立つ。。。華があるダンス。さすがです。

ただ、彼は、、、歌がね(笑い)デビューできない理由がわかった気がする・・・
でも、とても演技が上手いから、今後楽しみです~


グースとスワンの二役の湖月わたるさん

すばらしい。さすが宝塚。声がまずいいんだよね。で二役。
あのグースの「お兄ちゃ~ん」とスワン大佐を同じ人が演じてるとは思えない。
私、すっかり騙されましたもん。。。

っていうか、二人一緒に舞台にいるときなかった??って1回目見たとき思って、混乱したんだけど、、、
2回目見て、あ~ってわかりました。このとき入れ替わってるんだって。。。

宝塚出身の方ってやっぱり基礎ができてるからみなさんすばらしいよね。
大地さんも真矢さんもみんな、出てきただけで華があるんだよね。
でもグースは華を感じさせないくらい、デッシュ民に溶け込んでて、これもまたすごいなと。


コルリ役の宮澤佐江ちゃん

正直ね、彼女には期待してなかったんですよ。AKBでしょ~くらいな感じで。
そしたら、いやいやいや、申し訳ない。上手かったね。
舞台、どんどん出てほしいですよ。歌もダンスもなかなかだし、何より、このコルリという役を生き生きと演じててよかった。
かわいいしね。。。今後楽しみです。


ギゼル大佐の山本裕典くん

あのバク転は、「タンブリング」で鍛えた賜物かい?ってくらい、キレがあってかっこよかったよ。
今回は悪役。彼だけかな。最後までぶれずに悪役だったの。。。っていうか、軍隊ってだけで本当に悪い人だったのかは
わからないけど、、、
無表情な役でしたね。。。笑った顔も最後に見たかった気もするけど、、、しょうがないか~



岸谷&寺脇コンビ

安定ですね。このお二方には何もいうことないです。
五朗さん汗びっしょり。。。牢屋の部分はどこまで台本?どこからアドリブ?
オミナエシの藤林さんはマジ笑いしてましたよね。

あと1幕で、雅俊さんがボケる場面を受けての場面も、アドリブ満載?後ろにいる風間くん、マジ笑いしてましたもん。
でも、締めるところは締める。スイッチが入った時の五朗さん、寺脇さんの演技は迫力満点で、心をうたれますね。


ってことで、次の公演に期待かな。今回は、内容とキャストの件で、がっかり感が強かったゴージャスでした。
う~ちょっと残念だ~

コメント (21)
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