もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

劇団☆新感線「髑髏城の七人」 Season花 見てきました

2017-07-05 00:58:29 | お芝居
劇団☆新感線「髑髏城の七人」 Season花 IHIステージアラウンド東京 
2017.04.19 18:30~&05.12 14:00~&05.27 13:00~&06.08 13:00~

大好きな新感線、そして髑髏城。
話題の回る劇場。さらに、1年間かけての4バージョンでのロングラン。
見に行くっかないでしょ。
チケットが取れた分だけ全部行ってやる!ってことで、都合4回行きました。

惜しむらくは、全部席が下手側だったこと。
ただ、センターブロックか、サイドでもセンターに近い席だったので、
全体を見ることができました。

髑髏城は、実はワカドクロしか見たことがなくて。。。
WOWOWを録画したので、アカドクロはHDDの中にあるんだけど、ずっとそのまま未見です。

同じ演目なので、基本の内容は変わりません。
チョコチョコと違うところもあったけどね。

でも、まずは、劇場の感想から書きます。


劇場があるのは、豊洲。ゆりかもめの市場前駅からすぐなんだけど・・・
予定では、昨年11月に豊洲市場に移転するはずだったから、にぎわってたんだろうけど。
まあ、かなり寂しい状態でした。
ガランとした建物と空き地・・・一番悲しいのは、市場前駅改札出てすぐのシャッター。
ホントは売店ができるはずだったんだろうね。

そんなこんなで、劇場の周りには、食べ物どころかコンビニすらありません。
でも、劇場は新築だけあってきれいでしたよ。トイレの列の整理が異常にすばやかったし。
豊洲市場がこんな状態なら、もう少しロビー広くして、食べれるところを広くするとか
したらよかったのに~なんて思ったけど、仕方ないですね。
あと、座れるところが少なかった。

そして、会場に足を踏み入れると、
うん、確かに360°だよ。スクリーンが周りを取り巻いてました。
入った途端わくわくです。
意外に客席が多いって感じ。ただ、自分の席を探すのがけっこう大変だった。
Bブロックって前かと思ったら、A~Dと時計まわりになってて、
どこからがAでとかがわかりずらかった。

いつもの音楽で、ベルが鳴って・・・
その瞬間から、スクリーンに映し出される映像と音楽。
すごい!目の前いっぱいに広がる映像ですよ。スクリーンが丸くなってるから、
なんかすごい奥行きとかも感じて迫力満点でした。

そして、真ん中のスクリーンが開くと、そこにいたのは天魔王だった。
いきなりかい?

そう、そんな感じでチョコチョコ演出が違ってるんです。

客席の回転は、私はそんな気にならなかった。けど、意外に速度が速く感じました。
動くときに、一瞬ガタンとなるんで、動くんだなってわかるけど。
スクリーンに映し出される映像とリンクして、客席も回転するから
スピード感あふれてました。疾走感と言った方がいいかな。

私は、思いっきり、この空間を楽しんじゃいました。

特に、カテコが最高だったよ。
髑髏城、無界の里、それから贋鉄斎のところ・・・・
各セットに、キャストがいて、客席が回転しながら、見ていくんだけど。
本日のダイジェスト!じゃないけど、この芝居の場面を思い出すんだよね。
キャストもみんなそれぞれポーズを決めてくれたりして・・・

あ~うまく書けないけど、最高にかっこよかったんです。


さて、話の内容は髑髏城の七人です。
でもね、何度見てもこの話は面白いと思います。

花髑髏は歌もダンスもなく、めっちゃシンプルな演出なんだけど、
だからこそ、役者の演技とか、見せ場に心打たれちゃいました。
すばらしかった。
もちろん笑えるところも満載で(特に古田さんとか古田さんとか)

狸穴二郎衛門が家康だったっていうのが、けっこう早いうちにわかったのが
ワカドクロと一番違うなって思ったところかな。
家康が無界の里にいるから、殺してしまおうと天魔王と蘭兵衛が向かうっていうことを
はっきり出していたし。

天魔王と蘭兵衛の関係もだいぶ違ってたかな。
ワカドクロは三者が割と対等だったけど、今回は天魔王が蘭兵衛を兄者と慕ってて、
本能寺の変で、信長は蘭丸には生きろといい逃がして、そのかわりをしたのが天魔王。
だから、髑髏城の主に蘭丸をつかせようとするわけだ。
その反対に、地を這うように、地下にもぐって情報収集をしていた捨之介のことは
天魔王はちょっとバカにしてるんだよね。

他、決めゼリフなどは、基本同じだから、うんうん!って思いながら見てました。

まあ、話のスジはこのくらいにしてキャストの感想に行きます。

主演の捨之介役の小栗旬くん。
2度目ですからね。もう成り切ってるし、めっちゃかっこよかったよ。
殺陣がすごく上手くなってた。あと貫禄も出てた。
彼のはまり役だよね。

蘭兵衛の山本耕史さん。
色っぽいよね。この蘭兵衛さんは。
お花畑の中にたたずむ姿が似合ってる。
無界の里を裏切ってしまう蘭兵衛だけど、そのときは蘭丸に戻ってしまったんだよね。
夢味酒のせいではなく、天魔王の言葉によって信長の意思を思い出してという感じで。
なんか、鬼気迫った感が出てました。
すごくきれいな蘭兵衛さんだったと思います。

天魔王の成河さん。
この花髑髏は成河さんなしにはあり得ないくらい、最高でした。
まずビジュアルから…顔の半分がやけどでおおわれてて、足をひきずって・・・
狂気に満ちたしぐさ。
もう狂ってるとしか言いようがない天魔王。
兄者と蘭丸を慕っていたように見せて、実は平気で裏切る。。。悪魔ですよね。
足だって別になんでもなく、平気で人も騙せる。
それをほんとにあざとく演じる成河さん。すばらしいです。
今年のお正月に「私は真悟」で成河さん見た時に、めっちゃ身体能力高いことに
驚いたんだけど、今回も殺陣のシーンで見せていただきました。


極楽大夫のりょうさん。
きれいだった~そして姉御。。。頼りがいがある姉御。
でも、今回の大夫は蘭兵衛のことを愛しているということを強く出していると思った。
無界の里を一緒に作って守ってきたわけだもんね。
二人は恋仲だったんだろうな。特に太夫の方が蘭兵衛を強く愛していたんだと思う。

裏切られた大夫が、髑髏城で、蘭兵衛を殺してしまうんだけど、その遺体に縋り付いて
泣くんだもん。ほんとに愛してるんだなって。こっちも泣けてきてしまいました。


兵庫の青木崇高さん。
なかなか暑苦しい兵庫だった。カテコでも一番ノリノリだったし。
ラストのシーンで、まだ蘭兵衛に心を残してる大夫にプロポーズ(笑い)
これがかわいかったよ。
元気いっぱいの兵庫って感じだった。


沙霧役の清野菜名ちゃん
ワタシ、なぜか彼女の芝居はよく見てるんですけど。
アクションがこんなにうまいとは思わなかった。すばらしい。
新感線にガンガン出てほしいです。
可愛いし、大好きな女優さんですよ。兵庫への飛び蹴りとか最高に決まってた。


狸穴次郎衛門の近藤芳正さん。
家康というより、次郎衛門の方が合ってる感じで、
いまいち貫禄にかけてたような・・・
家康はもっと狸おやじなのに、近藤さんの人の良さがにじみ出ちゃって
いい家康さんって感じでした。


そして贋鉄斎役の古田先輩。
もうね、ずるいですよ。ホントに。
捨之介の殺陣のところで、全部持って行っちゃうんだもん。
あれは小栗旬の見せ場なのに、目が古田新太を追ってしまうんだもん。
おきて破りですよ。
まさかのローラースケートですからね。
それも回り切れずに、髑髏城の兵士にアシストしてもらって回ってるって。
登場のシーンだって、なんなんですか?
刀に名前をつけて。。。もうのっけから爆笑です。
場を一気に持って行ってしまって、何かするたんびに拍手もらってましたね。
ホントにずるい!


ホントに楽しかったし、直球な髑髏城だったけど、
それはそれで、とても楽しめました。

1年以上のロングラン。花鳥風月、コンプリートするつもりです。



        
コメント
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