TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR ~信じ続けた士魂の旗を掲げて」 赤坂ACTシアター 2018.03.29 19:00~
今や日本一チケットが取れない劇団のNACS
前回の「悪童」は行くことができず・・・だって当たらない(汗)
そしたら、今回・・・なんと、チケットあたったのだ。狂喜乱舞です。
ということで、もう千秋楽間近の3/29のソワレに行ってきました。
赤坂SAKASは桜満開でしたよ~
サイトで見てほしかったグッズの「PARAMUSHIR バッグ」トートにもリュックにもできる2WAYスタイルっていうのが
ゲットできてよかった!!
さて、この話は第二次世界大戦の話です。
泣きました・・・でも、すごくよい芝居だったと思います。
PARAMUSHIRってなんて読むんだろうってググってしまって「パラムシル」とわかって
太平洋戦争とリンクして。。あ!っと。。。
どこで聞いたのだか覚えてないんだけど、この戦いの話。。。ワタシ聞いたことがあったんですよね。
千春のコンサートではなさそうなんだけど。。。どこで知ってたんだろう。
千春のコンサートでは、樺太の郵便局の女性職員12人が集団自決を図った「真岡郵便電信局事件」の話を
聞きました。2008年に日テレでスペシャルドラマとして放送されて、千春の「思ひ」という曲が
主題歌だったんで。。。その時のコンサートで話してくれたんですけどね。
今回のパラムシルというか、占守島(シュムシュ島)の戦いとちょうど同じときの話です
ということで、中途半端な知識を持っての観劇となりました。
話の内容・・・
まずは公式ページより
「1945年8月15日。
この日、日本は無条件降伏を受け入れた。
しかしその後。
突如としてソ連軍の大部隊が、
武装解除した孤島に攻め入ってきた!
気持ちをもう一度奮い立たせ、再び銃を持つ兵士たち。
彼らが立ち上がらなければ、北海道は二分されていたかも知れない。
日本最後の戦いの司令部があった「幌筵島」。
私たちはまだ、その島の名前さえ知らない。 」
千島列島の一番北側にある占守島
ここに最前線で戦う兵士たちがいた。ただ、日ソ中立条約があったため、実際には戦闘はない状況だった。
小宮少尉(森崎博之)、水島軍曹(大泉洋)、桜庭上等兵(安田顕)、田中二等兵(戸次重幸)、矢野整備兵(音尾琢真)
彼らは、8月15日、それぞれの場所で玉音放送を聞く。終戦、敗戦・・・彼らはそれぞれの思いを抱く。
戦争が終わった・・・無条件降伏
占守島にも武装解除の命が下り、久々に酒を酌み交わしていたその夜、突如ソ連が日本に・・・一番ソ連に近い領土の
占守島に侵攻してきたわけです。
霧に覆われた島で、敵がどこかも最初はわからないが・・・ソ連と知って驚く兵士たち。
兵器も戦車もすぐに使えない状態の中、再び戦闘状態に突入。
1台残っていた戦車のところに、たまたま偶然集まった5人。
水島軍曹は戦うことを美とするような軍人だったが、敗戦を知ってから、生きることが大切だと思うようになり、
自分の部下をまず逃げ延びるようにさせる。
無条件降伏したのだから、戦うことはないのではという意見もあったが、
それに対して強硬に戦うことを言ったのは、桜庭。
桜庭は、精神を病んでいたときに、占守島にあった缶詰工場で働く女性たちの歌に救われていた。
その日の夕方に、彼女たちを乗せた船が本土に向かって出向する予定だった。
彼女たちを無事に返すため、自分たちが砦となって戦おうといったのだった。
結局、小宮少尉のもと戦うことになったのだ。
もし、ここを落とされたら、敵はパラムシル島にも上陸し、さらに南下して
自分たちの北海道まで侵攻してくるかもしれない。
それを何としても食い止めるんだという気持ちだけで戦いにのぞもうとする兵士たち。
敵が攻めてくる前のわずかな時間に
5人は自分の生い立ちや過去を語りあう。
この重い芝居の中で、この場面が、ほっこりしてて、くすっと笑えてホッとする時間だった。
でも、このあと彼らは出撃していくことがわかっている。とても切なくもある場面。
ただ・・・なぜか矢野の過去だけ明かされなかったのはなぜ?
そして手りゅう弾を手に手に突撃して・・・・・・・
場面は変わって、戦後・・・あの戦争から50年がたって、占守島で戦った兵士たちの
遺族や関係者がその地を訪れる。。。
その中には、一人だけ生き残った桜庭の姿もあった。生まれたばかりだった田中の息子や、
缶詰工場の女性たちも・・・
彼らが命がけで守ったからこそ、今に続いている・・・
ただ、桜庭の叫び「命がけで守ったこの国の未来がこれか~~」には、かなり来るものがありました。
桜庭の後ろに、亡くなった4人が映し出されように出てくるシーンでは号泣でした。
芝居の1つのキモでもあった音楽・・・特に、缶詰工場の女性たちが歌う歌は
すごく効果的であったし。。。とても感動しました。
この芝居はNACSでなければ作れなかったよな~と思います。
太平洋戦争の終戦後のこういう話は、北海道以外の人はほとんど知らない話ですよね。
いや、北海道の人も、学校とかで習ってるのかどうか??
北方領土の話のときに、よく千春が、ソ連が終戦後に攻めてきた話をしてますが、
ここまで詳しくは言ってないし。
だからこそ、やっぱり、演劇ででもなんでも、史実を知らしめるってことは
大切だと思うのです。
すごく重い話だし、こういう内容を芝居にするのは大変だったと思うけど、
でも、すごく意義のあるいい芝居だと思いました。
とはいえ、5人で生い立ちを語りあうところなど、NACSらしく笑ってしまうところもあったけど。
だからこその最後の突撃のところは涙腺がやばかった・・・
で、せっかく涙腺耐えたのに、
50年後の場面で桜庭の姿を見て。。。桜庭がみんなに話しかけるのを見て、涙腺崩壊。
泣きました。。。
当事者の桜庭だからこその言葉・・・・・
ガダルカナル島での体験があって、病んでしまったことを克服した桜庭だからこその言葉。
桜庭も占守で、水島や小宮、田中・矢野とであったからこそ救われ、そして50年後があったわけで、
「名もなき兵士たち」ではあったけど、戦った兵士たちの思いをちゃんと今に運んでいるんだなと思えました。
私の大好きな北海道が守られてよかった・・・と、しみじみ思ったりもしたのでした。
ホントにいいお芝居だった。
チケット取れてよかったです!!
と。。。。。素晴らしいお芝居のあとは、いつものごとくNACSのカーテンコール。
もうガラッと雰囲気変わっちゃいますもんね~
ちなみに5人が話している間、後ろにアンサンブルのメンバー、ちゃんと整列してるんですけど、
まあ、みなさん笑ってますけど、でもえらいな~(笑い)ちゃんと整列は崩してませんでした。
で、「あいうえお作文」を各地でやってきていたそうですが、
この日3/29は「まりもの日」だそうです。
そう、リーダーは内緒にして~と言ってたけど、もう公演終わってるし、楽しかったからまあいいか(笑い)
ということで、トップバッターの音尾さん
彼は、毎回お題を出すのに燃えているとのこと
この日はまりもの日なので、これがお題。
ま:「ますますお盛んな」
二番手は大泉さん
なんで、音尾がお題を出すのに燃えているかがわからないと怒っておられました。
阿寒の人には悪いけど、まりもの日とかどうでもよいとも言ってました(笑い)
といいながらも、
り:「リーダーではございますが」 うまい!
三番手は戸次さん
知っている方もいるとは思いますが、先日リーダーに女の子が生まれました!と振っておいて
も:「もうどうにもとまらない」
次は安田さん
すでに困っていて。。。これ俺たちでどうにかしろっていうこと?と・・・
「もうどうにも止まらない」から山本リンダさんの歌に頭がいってしまってて「噂を信じちゃいけないよ・・・」と何度も言ってましたが
の:「のっぴきならない事情がよ!」
そして最後のリーダー
はあ?と絶望の表情(笑い)
一応リーダーなんで、ちゃんと芝居の内容の紹介をしてから
まりもの日ですよね。そう、待望の長女が生まれました。
(女の子が生まれるようにと)僕は熱いお風呂に入れられたりして、そんな苦労の末生まれてきたわけですと振って
「ますますお盛んな、リーダーではございますが(自分で言うのが嫌だとぼやいてた)、もうどうにもとまらない、のっぴきならない事情がよ」
ひ:「ひいひい言いながら頑張りました」
会場もみんな大爆笑でした。本人めっちゃ照れて恥ずかしくて「今日はつぶやき禁止!」と言ってました。。。
ごめんなさい。あまりにすばらしいので、ばらしちゃいました。
いや~ホントに行けてよかったわ~
たぶんWOWOWとかでもやってくれると思うけど、やっぱり生の舞台とはちょっと違うからな~
次の公演もますます取れないと思うけど、、、でも、絶対行きたい劇団です。
千春がこの芝居見たら、どういう感想いうかな~と気になっちゃった
今や日本一チケットが取れない劇団のNACS
前回の「悪童」は行くことができず・・・だって当たらない(汗)
そしたら、今回・・・なんと、チケットあたったのだ。狂喜乱舞です。
ということで、もう千秋楽間近の3/29のソワレに行ってきました。
赤坂SAKASは桜満開でしたよ~
サイトで見てほしかったグッズの「PARAMUSHIR バッグ」トートにもリュックにもできる2WAYスタイルっていうのが
ゲットできてよかった!!
さて、この話は第二次世界大戦の話です。
泣きました・・・でも、すごくよい芝居だったと思います。
PARAMUSHIRってなんて読むんだろうってググってしまって「パラムシル」とわかって
太平洋戦争とリンクして。。あ!っと。。。
どこで聞いたのだか覚えてないんだけど、この戦いの話。。。ワタシ聞いたことがあったんですよね。
千春のコンサートではなさそうなんだけど。。。どこで知ってたんだろう。
千春のコンサートでは、樺太の郵便局の女性職員12人が集団自決を図った「真岡郵便電信局事件」の話を
聞きました。2008年に日テレでスペシャルドラマとして放送されて、千春の「思ひ」という曲が
主題歌だったんで。。。その時のコンサートで話してくれたんですけどね。
今回のパラムシルというか、占守島(シュムシュ島)の戦いとちょうど同じときの話です
ということで、中途半端な知識を持っての観劇となりました。
話の内容・・・
まずは公式ページより
「1945年8月15日。
この日、日本は無条件降伏を受け入れた。
しかしその後。
突如としてソ連軍の大部隊が、
武装解除した孤島に攻め入ってきた!
気持ちをもう一度奮い立たせ、再び銃を持つ兵士たち。
彼らが立ち上がらなければ、北海道は二分されていたかも知れない。
日本最後の戦いの司令部があった「幌筵島」。
私たちはまだ、その島の名前さえ知らない。 」
千島列島の一番北側にある占守島
ここに最前線で戦う兵士たちがいた。ただ、日ソ中立条約があったため、実際には戦闘はない状況だった。
小宮少尉(森崎博之)、水島軍曹(大泉洋)、桜庭上等兵(安田顕)、田中二等兵(戸次重幸)、矢野整備兵(音尾琢真)
彼らは、8月15日、それぞれの場所で玉音放送を聞く。終戦、敗戦・・・彼らはそれぞれの思いを抱く。
戦争が終わった・・・無条件降伏
占守島にも武装解除の命が下り、久々に酒を酌み交わしていたその夜、突如ソ連が日本に・・・一番ソ連に近い領土の
占守島に侵攻してきたわけです。
霧に覆われた島で、敵がどこかも最初はわからないが・・・ソ連と知って驚く兵士たち。
兵器も戦車もすぐに使えない状態の中、再び戦闘状態に突入。
1台残っていた戦車のところに、たまたま偶然集まった5人。
水島軍曹は戦うことを美とするような軍人だったが、敗戦を知ってから、生きることが大切だと思うようになり、
自分の部下をまず逃げ延びるようにさせる。
無条件降伏したのだから、戦うことはないのではという意見もあったが、
それに対して強硬に戦うことを言ったのは、桜庭。
桜庭は、精神を病んでいたときに、占守島にあった缶詰工場で働く女性たちの歌に救われていた。
その日の夕方に、彼女たちを乗せた船が本土に向かって出向する予定だった。
彼女たちを無事に返すため、自分たちが砦となって戦おうといったのだった。
結局、小宮少尉のもと戦うことになったのだ。
もし、ここを落とされたら、敵はパラムシル島にも上陸し、さらに南下して
自分たちの北海道まで侵攻してくるかもしれない。
それを何としても食い止めるんだという気持ちだけで戦いにのぞもうとする兵士たち。
敵が攻めてくる前のわずかな時間に
5人は自分の生い立ちや過去を語りあう。
この重い芝居の中で、この場面が、ほっこりしてて、くすっと笑えてホッとする時間だった。
でも、このあと彼らは出撃していくことがわかっている。とても切なくもある場面。
ただ・・・なぜか矢野の過去だけ明かされなかったのはなぜ?
そして手りゅう弾を手に手に突撃して・・・・・・・
場面は変わって、戦後・・・あの戦争から50年がたって、占守島で戦った兵士たちの
遺族や関係者がその地を訪れる。。。
その中には、一人だけ生き残った桜庭の姿もあった。生まれたばかりだった田中の息子や、
缶詰工場の女性たちも・・・
彼らが命がけで守ったからこそ、今に続いている・・・
ただ、桜庭の叫び「命がけで守ったこの国の未来がこれか~~」には、かなり来るものがありました。
桜庭の後ろに、亡くなった4人が映し出されように出てくるシーンでは号泣でした。
芝居の1つのキモでもあった音楽・・・特に、缶詰工場の女性たちが歌う歌は
すごく効果的であったし。。。とても感動しました。
この芝居はNACSでなければ作れなかったよな~と思います。
太平洋戦争の終戦後のこういう話は、北海道以外の人はほとんど知らない話ですよね。
いや、北海道の人も、学校とかで習ってるのかどうか??
北方領土の話のときに、よく千春が、ソ連が終戦後に攻めてきた話をしてますが、
ここまで詳しくは言ってないし。
だからこそ、やっぱり、演劇ででもなんでも、史実を知らしめるってことは
大切だと思うのです。
すごく重い話だし、こういう内容を芝居にするのは大変だったと思うけど、
でも、すごく意義のあるいい芝居だと思いました。
とはいえ、5人で生い立ちを語りあうところなど、NACSらしく笑ってしまうところもあったけど。
だからこその最後の突撃のところは涙腺がやばかった・・・
で、せっかく涙腺耐えたのに、
50年後の場面で桜庭の姿を見て。。。桜庭がみんなに話しかけるのを見て、涙腺崩壊。
泣きました。。。
当事者の桜庭だからこその言葉・・・・・
ガダルカナル島での体験があって、病んでしまったことを克服した桜庭だからこその言葉。
桜庭も占守で、水島や小宮、田中・矢野とであったからこそ救われ、そして50年後があったわけで、
「名もなき兵士たち」ではあったけど、戦った兵士たちの思いをちゃんと今に運んでいるんだなと思えました。
私の大好きな北海道が守られてよかった・・・と、しみじみ思ったりもしたのでした。
ホントにいいお芝居だった。
チケット取れてよかったです!!
と。。。。。素晴らしいお芝居のあとは、いつものごとくNACSのカーテンコール。
もうガラッと雰囲気変わっちゃいますもんね~
ちなみに5人が話している間、後ろにアンサンブルのメンバー、ちゃんと整列してるんですけど、
まあ、みなさん笑ってますけど、でもえらいな~(笑い)ちゃんと整列は崩してませんでした。
で、「あいうえお作文」を各地でやってきていたそうですが、
この日3/29は「まりもの日」だそうです。
そう、リーダーは内緒にして~と言ってたけど、もう公演終わってるし、楽しかったからまあいいか(笑い)
ということで、トップバッターの音尾さん
彼は、毎回お題を出すのに燃えているとのこと
この日はまりもの日なので、これがお題。
ま:「ますますお盛んな」
二番手は大泉さん
なんで、音尾がお題を出すのに燃えているかがわからないと怒っておられました。
阿寒の人には悪いけど、まりもの日とかどうでもよいとも言ってました(笑い)
といいながらも、
り:「リーダーではございますが」 うまい!
三番手は戸次さん
知っている方もいるとは思いますが、先日リーダーに女の子が生まれました!と振っておいて
も:「もうどうにもとまらない」
次は安田さん
すでに困っていて。。。これ俺たちでどうにかしろっていうこと?と・・・
「もうどうにも止まらない」から山本リンダさんの歌に頭がいってしまってて「噂を信じちゃいけないよ・・・」と何度も言ってましたが
の:「のっぴきならない事情がよ!」
そして最後のリーダー
はあ?と絶望の表情(笑い)
一応リーダーなんで、ちゃんと芝居の内容の紹介をしてから
まりもの日ですよね。そう、待望の長女が生まれました。
(女の子が生まれるようにと)僕は熱いお風呂に入れられたりして、そんな苦労の末生まれてきたわけですと振って
「ますますお盛んな、リーダーではございますが(自分で言うのが嫌だとぼやいてた)、もうどうにもとまらない、のっぴきならない事情がよ」
ひ:「ひいひい言いながら頑張りました」
会場もみんな大爆笑でした。本人めっちゃ照れて恥ずかしくて「今日はつぶやき禁止!」と言ってました。。。
ごめんなさい。あまりにすばらしいので、ばらしちゃいました。
いや~ホントに行けてよかったわ~
たぶんWOWOWとかでもやってくれると思うけど、やっぱり生の舞台とはちょっと違うからな~
次の公演もますます取れないと思うけど、、、でも、絶対行きたい劇団です。
千春がこの芝居見たら、どういう感想いうかな~と気になっちゃった