NODA・MAP 第18回公演 「MIWA」 東京芸術劇場プレイハウス 2013.11.6 14:00~
NODA・MAP、今回も豪華キャストですね。宮沢りえさん、古田新太さん。
そして井上真央ちゃん、瑛太さん、小出恵介さん・・・・
で、今回の題材が「MIWA」あの美輪明宏さんのお話・・・
まだご活躍されてる方の半生を描くとは。
それもご本人の承諾のもとだそうで
劇場の公式には。
「何が起こる?何かが起こる!?
"NODA meets MIWA"
「今、まさにこの世を生きる実在の人物をモチーフに新作を描くこと」
この秋、東京芸術劇場プレイハウスで野田秀樹が手がける新作公演は、"MIWA"こと[美輪明宏]さんの波乱の人生の物語。
多面的な才能でいつの時代にも、人々を魅了し続けてきた美輪明宏は、まさに"生ける伝説"。国民的知名度を誇るこの人物をモチーフに、野田秀樹が豪華役者陣と共にオリジナルストーリーとして描き出します。
斬新なアイデアと未曾有の結末で、期待以上の興奮と感動を観客に披露してきた野田秀樹による、真贋さえも予測のつかない[美輪明宏物語]。どうぞご期待ください。」
と、ありました。
さて、美輪さんというと、私の中では「オーラの泉」、それから昨年の「紅白」のイメージが強いです。それだけの情報しかなかったので、正直、芝居の内容にちょっと驚きました。
でも、一緒に行ったお友達は、美輪さんのことをいろいろ知ってて、芝居の内容、これって事実(もちろん脚色はしてるでしょうけど)なんだ。。。と、私が衝撃でした。
野田さんの芝居は、毎回なかなか難しいんですけど、、、裏テーマみたいなのがあるから、内容を読み解くのに頭を使うんです。
難しすぎて睡魔と闘うこともしばしば。
けど、今回の芝居は、美輪さんの人生をでたらめに。。。とは言いながらも、人の半生を描く内容だったので、難しいものではなかったと思います。
公演はまだ続いているので、ネタバレ的なことはなるべくなくして簡単に感想を。
美輪さんのことは、ホントに全然知らなかったので、たとえば長崎出身とか、天草四郎の生まれ変わりと公言していることや
赤木圭一郎や三島由紀夫との交流の話とか。。。
だから、この芝居で描かれる内容が、けっこう衝撃的でした。
MIWAを演じるのは宮沢りえさん。
MIWAは、2つの性を持つ存在として生まれてくる。アンドロギュノスって言葉は初めて知ったんですが、ふたつの性をもつ「両性具有」のことなんですね。
つまりMIWAは生まれながらにして、男と女の二つの性をもつと。
そのりえさんのもう一つの人格というか分身というかを演じるのが古田新太さん。。。アンドロギュノスが言えなくて安藤牛乳になったのもおかしいけど、古田さんのかっこが、まさに今の美輪さんのかっこで黄色い髪にあの衣装。。。完全に出落ちしてました。笑ったよ、、、まず。
小さいころから、その特異な存在というか性質のために、化け物と呼ばれ、傷ついた少年時代。
愛する母や継母を失い、さらに生まれ育った長崎は原爆で焼かれ、東京に行き、デビューし歌う。恋をして、人を愛し、失い、それでも歌っていく人生
自分が愛した人、自分を愛してくれた人は、みんないなくなってしまう。
母、継母、それから初恋の相手赤絃繋一郎(赤木圭一郎)、オスカワアイドル(三島由紀夫)、最後には安藤牛乳まで。
ラストはいなくなってしまった自分の分身、安藤牛乳と同じ格好で舞台にたち、一人で歌うMIWA
フィクションとノンフィクションの境目がよくわからないんだけど、、、
今の美輪さんを見ると、これがフィクションだとしても、あのオーラをもつ姿は、この芝居で描かれたような、今までの人生の痛みを肥やしにしてるからこそなのかな、、
なんて考えてしまった。
なかなか、実在する人の人生の芝居って難しいのかも。
私は先入観なしに見てたけど、よく知ってる人は、事実と重ねてみてしまうだろうし。それをあえて見る方にゆだねるってことなんだろうか。
MIWAが歌うところは、実際の美輪さんのCDを流す場面もあったけど、それに合わせて歌うりえさんは美しかった。
キャストでは、
井上真央ちゃん、初舞台とことだったけど、堂々としてましたね。声がすごく通って舞台向きだと思いました。
MIWAを愛する母親役(継母も含めて)演じてたんだけど、きれいだし、かわいいし。。。
りえさんと古田さんは言わずもがなの安定感。特にりえさんはすばらしい。
あと、成志さんも印象的。いろんな役を忙しく演じてました。
最近、美輪さんをテレビで見ることが少ないけど(私が見る番組に出てないだけかも)、見かけたら、今回の芝居のことをいろいろ思い出すんだろうな~って思いました。
NODA・MAP、今回も豪華キャストですね。宮沢りえさん、古田新太さん。
そして井上真央ちゃん、瑛太さん、小出恵介さん・・・・
で、今回の題材が「MIWA」あの美輪明宏さんのお話・・・
まだご活躍されてる方の半生を描くとは。
それもご本人の承諾のもとだそうで
劇場の公式には。
「何が起こる?何かが起こる!?
"NODA meets MIWA"
「今、まさにこの世を生きる実在の人物をモチーフに新作を描くこと」
この秋、東京芸術劇場プレイハウスで野田秀樹が手がける新作公演は、"MIWA"こと[美輪明宏]さんの波乱の人生の物語。
多面的な才能でいつの時代にも、人々を魅了し続けてきた美輪明宏は、まさに"生ける伝説"。国民的知名度を誇るこの人物をモチーフに、野田秀樹が豪華役者陣と共にオリジナルストーリーとして描き出します。
斬新なアイデアと未曾有の結末で、期待以上の興奮と感動を観客に披露してきた野田秀樹による、真贋さえも予測のつかない[美輪明宏物語]。どうぞご期待ください。」
と、ありました。
さて、美輪さんというと、私の中では「オーラの泉」、それから昨年の「紅白」のイメージが強いです。それだけの情報しかなかったので、正直、芝居の内容にちょっと驚きました。
でも、一緒に行ったお友達は、美輪さんのことをいろいろ知ってて、芝居の内容、これって事実(もちろん脚色はしてるでしょうけど)なんだ。。。と、私が衝撃でした。
野田さんの芝居は、毎回なかなか難しいんですけど、、、裏テーマみたいなのがあるから、内容を読み解くのに頭を使うんです。
難しすぎて睡魔と闘うこともしばしば。
けど、今回の芝居は、美輪さんの人生をでたらめに。。。とは言いながらも、人の半生を描く内容だったので、難しいものではなかったと思います。
公演はまだ続いているので、ネタバレ的なことはなるべくなくして簡単に感想を。
美輪さんのことは、ホントに全然知らなかったので、たとえば長崎出身とか、天草四郎の生まれ変わりと公言していることや
赤木圭一郎や三島由紀夫との交流の話とか。。。
だから、この芝居で描かれる内容が、けっこう衝撃的でした。
MIWAを演じるのは宮沢りえさん。
MIWAは、2つの性を持つ存在として生まれてくる。アンドロギュノスって言葉は初めて知ったんですが、ふたつの性をもつ「両性具有」のことなんですね。
つまりMIWAは生まれながらにして、男と女の二つの性をもつと。
そのりえさんのもう一つの人格というか分身というかを演じるのが古田新太さん。。。アンドロギュノスが言えなくて安藤牛乳になったのもおかしいけど、古田さんのかっこが、まさに今の美輪さんのかっこで黄色い髪にあの衣装。。。完全に出落ちしてました。笑ったよ、、、まず。
小さいころから、その特異な存在というか性質のために、化け物と呼ばれ、傷ついた少年時代。
愛する母や継母を失い、さらに生まれ育った長崎は原爆で焼かれ、東京に行き、デビューし歌う。恋をして、人を愛し、失い、それでも歌っていく人生
自分が愛した人、自分を愛してくれた人は、みんないなくなってしまう。
母、継母、それから初恋の相手赤絃繋一郎(赤木圭一郎)、オスカワアイドル(三島由紀夫)、最後には安藤牛乳まで。
ラストはいなくなってしまった自分の分身、安藤牛乳と同じ格好で舞台にたち、一人で歌うMIWA
フィクションとノンフィクションの境目がよくわからないんだけど、、、
今の美輪さんを見ると、これがフィクションだとしても、あのオーラをもつ姿は、この芝居で描かれたような、今までの人生の痛みを肥やしにしてるからこそなのかな、、
なんて考えてしまった。
なかなか、実在する人の人生の芝居って難しいのかも。
私は先入観なしに見てたけど、よく知ってる人は、事実と重ねてみてしまうだろうし。それをあえて見る方にゆだねるってことなんだろうか。
MIWAが歌うところは、実際の美輪さんのCDを流す場面もあったけど、それに合わせて歌うりえさんは美しかった。
キャストでは、
井上真央ちゃん、初舞台とことだったけど、堂々としてましたね。声がすごく通って舞台向きだと思いました。
MIWAを愛する母親役(継母も含めて)演じてたんだけど、きれいだし、かわいいし。。。
りえさんと古田さんは言わずもがなの安定感。特にりえさんはすばらしい。
あと、成志さんも印象的。いろんな役を忙しく演じてました。
最近、美輪さんをテレビで見ることが少ないけど(私が見る番組に出てないだけかも)、見かけたら、今回の芝居のことをいろいろ思い出すんだろうな~って思いました。
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