もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

イキウメ「獣の柱」見てきました

2019-06-26 00:37:20 | お芝居

イキウメ「獣の柱」シアタートラム 2019.05.22 19:00~

イキウメの芝居は、昨年も見て、なかなか深いものがあり、興味があったので
今回もチケットゲットして見に来ました。
トラムは小さいハコだから見やすくてよいです。

再演だということすが、キャストも変更、また内容も少し変えているようです。
まずは公式のあらすじより

「あらゆる都市に降り注いだ巨大な柱。
柱は人々にあきれるほどの祝福を与え、静寂のうちに支配した。世界は大きく変わった_。

ある日、アマチュア天文家の二階堂は、小さな隕石を拾います。
その隕石は、見る者に恐ろしいほどの幸福感をもたらしました。
夢中にし、思考を奪い、自分で目をそらすことはできません。
一人で見たら最後、死んでしまうまで見続けることになるのです。
そして、隕石が落ちた後、空からは巨大な柱が降り注ぎました。
それは人々にあきれるほどの祝福を与え、静寂のうちに人々を支配しました。
柱は人間に何を課し、何から解放したのか」








2時間ちょっと休憩なしの芝居で、ワタシ、集中力続くかな~なんて
思っていましたが、引き込まれて、前のめり(気持ちがね)で、見入ってしまいました。
すごくおもしろかったです。

内容は
2001年、アマチュア天文家の二階堂は山の中で隕石を拾う。その日は隕石がシャワーのように降り注いだ日で、同じ天文学サークルの若いメンバー藤枝とも山で出会った。翌日、天文学サークルの山田が、藤枝が山で変死していたと伝えにくる。
実は藤枝は、山で「ラッパ屋」という男と出会い、隕石をもらうが、それを見ると、幸せを感じ動かなくなるのだった。思考も動作もすべて奪われ、死ぬまでそれから目をそらすことができないのだった。
二階堂と出戻りの妹の桜、そして山田は隕石を見ると、幸せになり動けなくなることに気づく。藤枝の死もそれが原因なのか。

同じころ、新聞で渋谷の交差点で発生した事故が伝えられていた。
3人は、隕石が原因なのではと考える。
東京の出版社にいる桜の元夫の新聞記者にそのことを伝えに行った3人。
おそらく、現在事故などが起きている原因がわかっているのは、彼らだけ?
やがて、隕石の進化系のような、「柱」が世界中に降り注ぎ、地面に突き刺さるようになる。車、飛行機の事故が多発して街はパニックとなる。
そんな中、二階堂が突如姿を消す。

「柱」は人口の多い都市を狙って落ち、東京などの次は、地方の大きな都市にもおちるようになる。過疎地に逃げようとする人たちを
追いかけるように地方の町に、山田が住む高知にも降り注ぐようになっていく。
山田は桜とともに自給自足のコミュニティを作って生活している。
行き場をなくした難民たちが高知にも押し寄せる。しかし、難民を受け入れる力はない。

時代は、2051年。人類は激減している。世界は夜。そこに新人類といわれる人々が生息している。
「柱」は「御柱様」と呼ばれ、信仰の対象となっている。
山田は、結婚した妻の桜が認知症になると、一緒に、柱の前で死んだらしい。が、山田の孫が新人類として生きている。
新人類は、柱を見ても幸福感を感じないようだ。
そこには、50年前と同じ姿で生きているの、役者の男も存在している。

二階堂は、空から降るように戻ってくる。50年前と同じ姿で。


というような話でした。(理解できていないところもあるかもしれないですが)

とても面白かったです。
SFっぽいと言われてますが、私はそれよりも宗教的な感じを強く受けました。
芝居の中でも聖書ということも出てきていましたけど。

新人類が出てくるけど、新人類、新時代が生まれるということは、新しい宗教が生まれることと
似ているのではないかなんて漠然と思いました。


「柱」というのは、今のこの世に生きる人類への警鐘のようなものなのでしょうか?
自然災害?戦争被害?

幸福を感じることにより、その影響が強すぎることより、寝食も何もかも。。。生命維持機能を
動かすことも忘れ、そのまま幸せのまま死んでしまう。
すごく怖いけど、みんなが何も考えないで、そのまま流されて生きていけば、最後は人類は
滅びてしまう。地球の環境など、今問題になっていることを考えてしまいました。
ちゃんと一人一人がどうするべきか、考えようよ!と、言われているような気がしてならなかったです。


キャストでは、イキウメの浜田さん、安井さんはやっぱり安定してて、見ごたえありましたね。
村川絵梨さんもとてもよかった。すごく等身大というか、自然に演じてられた感がありました。

一番印象に残ったのは、やっぱり市川しんぺーさんかな。
なんというか、あのうさん臭さはいいわ~
こいつは何者なんだっていう感じをバリバリだしてました。
彼が隕石や柱を落としていたわけじゃないんだよね~
単なる使いみたいなもんなんだろうか。

あと、役者を演じてた薬丸翔くんて、やっくんのお子さんだよね?
姿勢と声がすごくいいので、今後舞台で期待です。


それにしても「柱って何?」誰が何の目的で落としたの?
ということは、解明されなかったけど。。もし、今の時代に同じことがおきたら。。。
恐ろしすぎるけど、これを見ながら幸せな気分で死ぬのもよいかもね~
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ここから巻き返し | トップ | 2019春ドラマ最終回感想 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お芝居」カテゴリの最新記事