もるるんのよくばりポケット

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ケムリ研究室no.3「眠くなっちゃった」 見てきました

2023-11-04 02:07:44 | お芝居

ケムリ研究室no.3「眠くなっちゃった」 世田谷パブリックシアター 2023.10.11 18:00~

ケラさんと緒川たまきさんのユニット、ケムリ研究室の第三弾。
「ベイジルタウンの女神」、「砂の女」とも見てるので、今回も期待。
ところが、機材トラブルで初日からしばらく中止で、、、開催も心配されましたが、
私がチケットを取っていた日は上演されて、何とかみることができました。
なかなか豪華なキャストで楽しみ。

どんな話なんでしょうか。
キューブのページからケムリ研究室のコメントの抜粋です。

「今作の時代背景はいつか見た懐かしい未来。追い詰められ世界を呪う人、生きることに草臥れた人、社会に怒れる人——そんな人々が織り成す、ほろ苦い異色SF劇になるのではないでしょうか。」

ん?ん?どういう話?って感じで、
あまり情報もなく、見ることになりました。

話の内容はざっくりですが。

話の舞台は、未来のどこかの国。
人々は政府というか中央管理局によって支配されている。気候さえもすべて。
みんな、顔は白塗り(今年の春のナイロンの「Don't freak out」を思い出しちゃった)

サーカス団で人を殺してしまったことで、やめて娼婦をしているノーラ(たまきさん)。
ノーラは亡くなった夫のロボット(音尾さん)と暮らしている。そのロボットは古くなり捨てられてしまう。
ノーラの指導監察員としてリュリュ(北村さん)が中央管理局から派遣されてくる。そしてノーラに惹かれていく。

ノーラが住むアパートの大家夫妻(転球さんとイヌコさん)は、ノーラの犯罪のこともわかっている。妻のウルスラはノーラの面倒を見てくれている。
大家さんにはナスカという娘(奈緒さん)がいて、彼女の恋人は母に異常な執着をもっている。

裏社会のドンのゴーガ(圭哉さん)は、ノーラの娼婦仲間のシグネ(水野美紀さん)の夫を監禁し、彼女を情婦にしていた。
ゴーガは音楽家のボルトーヴォリ(篠井さん)と廃品ロボットの回収所に行き、そこでノーラの夫のロボットから彼女の過去を知る。
ボルトーヴォリはここで、ノーラの過去に興味を持ち、ゴーガはノーラを捜すことを約束する。

記憶をなくすという病気が流行るようになり、ノーラのアパートの大家さん(イヌコさん)も、ノーラことを忘れるようになり、彼女は
アパートを追い出されてしまう。そこに現れたリュリュ。ノーラは中央管理局から目をつけられており、二人は町から逃げ出す。
記憶を奪っているのはボルトーヴォリ。彼は奪った記憶によって創作活動をしていた。ノーラを捜しているのはノーラの記憶が
どうしても欲しいから。
リュリュは組織を裏切ってノーラと逃げているため、捕まってしまい・・・・

ノーラはすべての記憶を吸い取られ、、、そこにリュリュが現れ、
サーカス団のときの記憶から眠れないと言っていたノーラが
「眠くなっちゃった」とリュリュに言い残して、息を引き取った・・・・


というような話でした。(だいぶ端折ったり、理解できていないこともあったけど)


今回は、話の背景とか、登場人物の多さとか、いろいろと難しい感じで(私には)
途中、理解できなくなってしまったこともあったけど、

だけど、最後のノーラとリュリュのシーンがきれいで、悲しかったけどちょっとホッとした気分で
見終われたような気がしました。

いろんな出来事や場面がどんどん展開されてくるから、私の脳が追いつかないとこが
多々あって(笑い)、ケラさんの芝居は、ときどきそういう芝居があるんで・・・
今回はそのタイプだったなと、、、
ケムリ研究室は3作目だけど、前2作とは全然毛色が違う話で、またケラさんの引き出しの多さに
感動しました。

それにしても、どこの国の話かはわからないけど、
将来、こんな世界がきたら嫌だなあとつくづく思っちゃいました。

ケラさんの作品はいつも映像も素敵なんだけど、今回もかっこよかった。
それと、ダンスが取り入れられてて、それも新鮮だった。

キャストの感想では、

一番印象に残ったのが
ボルトーヴォリの篠井さん
歌までご披露していただいて、、、こういう裏がある怪物な役は最高にあってた。
すごく存在感があって、出てこられると圧倒される雰囲気でした。

そして
ノーラの緒川たまきさん
ホントにかわいいんだよね~表情も話し方もすべて。
純粋で自分の本能のままにまっすぐ生きている感じがとてもよい。
記憶をどんどんとられてしまう中、リュリュのことを記憶に残そうと
しながら亡くなっていく姿がきれいでした。

リュリュの北村さん
朴訥で真面目で・・・そして純粋で、ノーラのことを愛している
一番普通の人だったかもしれない。それが北村さんの雰囲気にぴったりでした。

それから、
ゴーガの圭哉さん
こういう輩っぽい役はぴったりで、だけど、つい笑っちゃう感じ
悪い人の役なのに、なんか憎めなくて、出てくると目で追っちゃってました。

他のキャストの方々も、みんな演技が上手い人が多くて、見ごたえが十分でした。

が。。。とにかく情報量が多い内容で、私の頭がストーリーについていくのに
精一杯な感じの舞台でした。
見終わって、、、ちょっと疲れた舞台でタイトルのように「眠くなっちゃった」って感じでした。

 

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