もるるんのよくばりポケット

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「海辺のカフカ」さいたま芸術劇場、見てきました

2014-06-09 23:48:16 | 藤木直人
「海辺のカフカ」 彩の国さいたま芸術劇場 2014.6.1 18:00~ 2014.06.07 18:00~

村上春樹原作、蜷川幸雄演出、宮沢りえ主演・・・
もちろん、藤木直人出演。


ということで、当然行ってます。

まずは、さいたまの初日と楽に行ってきました。
なんとかとれた席なので、初日は2階の一番後ろ。そして楽はA席、2階のLD列

そう、すごく遠い席で、参加できただけでラッキーという席でした。
特にですね。楽日は、舞台の向かって左側、下手側の1/4が見えないという・・・悲しい。
シアターコクーンのときもそうだったけど、やっぱり考えないとね。こういう状態になるのはつらい。

さて、初日です。
お花がたくさんでした。直人とりえさんが多かったかな。
お花の香りが蔓延してるロビーでしたよ。




ちなみに、さいたま最終日には、すでに撤去されてなかったです。ちょっと残念。

物販で買ったのは、パンフだけ。読み応えありましたよ。
他に売ってたのはトートバックやTシャツ、クリアファイルなどかなあ。

初日は、スポンサー関係の人が多くて、スーツの男性がたくさんで
ちょっと違和感でした。久光製薬のブースまであったりしてね。

芝居の感想。

原作を読んでる暇が本当になくて、1/4くらいしか読んでない状態で行きました。
初日にその状態から、いまだ1ページも進んでないという。。。残念な状態なんですけどね。

で、赤坂から参戦する方でこのブログを読んでいらっしゃる方がいらしたら、、、
ぜひ原作は読んでから行くことをお勧めします。

というのは、私が読んだ場所までは、かなり原作に書いてあるセリフをそのまま使っている部分があって、
原作にとても忠実に作っているなと思ったんです。
なので、原作をしっかり読んでからいけばよかったな~と反省しました。

赤坂までには読破したい。
そしたら、また芝居の印象も変わると思うのです。


で、原作未読の状態で観劇した印象を書きます。

あらすじや内容は、原作をぜひ読んでいただければ。。。。

とても観念的な芝居だなと。
そして最初に見たときと、2回目に見たときで全然話自体の印象が違った。

カフカくんの話と、ナカタさんの話が平行して進んでいくんですが、それがなかなか最初はどうなるかわからない・・・だんだんとシンクロしてきて。。。そうなのかと。でもそれも私なりの解釈なので、もしかしたら違ってるかも。
原作を読んだらもう少しわかるのかなあ

そして、ゲネプロの映像が流れたので、知ってる方も多いと思うし、初演のときもそうだったとのことですが、セットがとても斬新で素敵です。

透明なアクリルのケースの中に、各場面のセットが作られていて、ケースを動かすことで場面転換を行われ、テンポ感がすごく出てたと思います。
特にカフカ少年の話とナカタさんの話がいったり来たりするので、このような場面転換でないとうまくいかないんでしょうね。すばらしいです。
ケースを動かすのは黒子の方たちなんですが、ぶつからないようにスピーディーに動かすのは大変だろうなと。
直人がVOICEで書いてましたけど、劇場が変わると、舞台の大きさが変わるから、また動かし方も変わるそうで。。。これは大変だろうな~
2階からの観劇だったので、舞台に貼ってある色とりどりのたくさんの「場ミリ」がそれを物語ってました。


そして森の緑と光の演出がとても素敵。
ラストシーンの細くふる雨がまた幻想的でした。

音楽も静かな音楽で、この幻想的な感じと非常にあっていると思いましたよ。

上演時間は3時間45分。2幕が1時間50分(ほとんど2時間じゃん)もある。
だけど、特に初日はスジがわかってないこともあって、引き込まれてあっという間でした。
長さを感じないですよ。

で、蜷川芝居ですからね。原作でもあるんでしょうが、
衝撃的なシーンが。。。ちょっとグロかった。
思わず息をのんでしまいましたから(1幕のラストの方です)
あれね。私2回とも2階席だったから、大丈夫だったけど、至近距離で見たら。。。ちょっと怖いです。

それから、大人のシーン・・・ベッドシーンもありました。
でもね、りえさんと新之くんのシーンはきれいでしたよ。すごく。
その分、高橋くんのシーンは生生しかったけど・・・
さすがにこのお芝居だと、脱がせたりはしないのね。。。蜷川さん、女性とか上半身出させちゃうからね~

カテコは初日は3回かな。
2回目のときに袖に入る時、りえさんが新之くんに残って挨拶しなさいというように促して、
新之くんが深々と長いこと頭を下げて、会場は大拍手でした。
3回目はスタオベでしたね。

さいたま楽は、カテコは4回でした。

初日に新之くん泣いちゃったらしいけど、遠かったのでわかんなかったです。


さて~キャストの感想ですが、
まず新之くん、すごくよかったです。出番も多く、セリフも多いのに、しっかり演じてました。
小さくて華奢で、カフカ少年!って感じですね。これからが楽しみな役者さんです。

佐伯役のりえさん
50歳の役なんですね。すごい落ち着いてて、さすがの存在感でした。
それにきれいなんだよね。そして透明感がある演技。
りえさんの芝居はよくみるんだけど、初めて見るような役で、引出したくさんだなと。。。

ナカタさんの木場さん
独特の存在感で、さすがでした。

存在感があったのは星野役の高橋努さん。2幕しか出ないのに、めっちゃ存在感ありました。

あと柿澤くんのカラスも、雰囲気あってよかったなあ。彼は舞台で活躍してる役者さんですよね。これからが楽しみです。

それと、ジョニーウォーカー役の新川さん。。。あの芝居大変だろうな。

さて、そして大島役の藤木直人くんですが。。。よかったです。
あの穏やかな雰囲気がとても彼に合ってるなと思います。
複雑な思いを抱えているというか、彼自身(彼女自身?)も問題を抱えているんだけど、
それでもカフカくんを暖かく導いてあげるという優しい感じがよかったです。

ただね、初日のときは特に思いましたが、ちょっと滑舌がいまひとつで、語尾が聞き取れないときがあるんです。もったいない。でもさいたま楽は、よくなってたような・・・慣れたのかな。初日は緊張してたのかな。
他の人が。。。特にりえさんとか小さい声でもセリフがとても聴きやすいから、ちょっとその当たり比べちゃうとね。。。がんばってくださいませ。

ということで、次は赤坂初日に行ってきます。またもや2階なんですけどね。
でも楽しんできたいと思います。

その前に原作をちゃんと読破しないと。

赤坂終わったらまた感想書きたいと思います。

ところで、劇場に向う途中の中学校、日本代表の川島選手の母校とのことで
応援の幕が出てました。がんばれニッポン
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