「不信 ~彼女が嘘をつく理由」 東京芸術劇場シアターイースト 2017.03.11 14:00~&04.16 14:00~
三谷さんの芝居。最近、三谷さんの芝居なかなかチケット取れないんだけど。
今回も、ハコが小さいので、なかなか激戦でした。
でも、何とか2公演取れていってきました。
1公演は実家の母と。。三谷さんのお芝居なら、見やすいはずだからと、誘ってみましたが、
楽しかったようです。
あらすじというか・・・
公式HPに載っていたイントロダクション
「嘘…。きっと誰もが人生の中でついてしまうもの。
今回の三谷幸喜が描く新作は「嘘」からはじまるサスペンス。
ひとつの小さな嘘が、さらなる嘘を引き起こす。
坂道を転がるように暴走を始めてしまう嘘。
その結末は、誰も予想できない。
狂言、虚言が巻き起こす悲喜劇。
人はなぜ、嘘をついてしまうのか。自分のため?ひとのため?それとも…。
これはコメディかサスペンスか、不条理劇か、不条理サスペンスコメディか?三谷幸喜の最新作!」
まず、舞台の形が変則的。舞台の両側に客席が。両側とも10列くらいだったかな。
話の内容は・・・思ったより三谷さんぽくなかった。
ただ、じわじわくるようなサスペンスでした。
心理的な話ですからね。嘘に嘘が重なり、、、でも、大騒動とかになるわけではなく、
なんか釈然としない終わり方だったしね。
二組の夫婦のお話。
段田安則、優香夫妻が引っ越してきて、隣の栗原英雄、戸田恵子夫婦のところに挨拶に行き、
両家の近所づきあいが始まります。隣の家は、年寄りの犬を飼っていて、その匂いがしみついていて
、段田夫は耐えきれない状況。
ある日、優香妻ががスーパーで買い物をしている時に、隣の妻が万引きをしているところ
を見てしまう。それを夫に話すと、夫はかかわらない方がいいというが、結局は隣の夫に話すことになる。
それも、段田夫が・・
隣の夫は信じないのだが、後日段田夫の職場に来て、妻の万引き癖のことは知っているという。
黙っていてほしいと段田は200万円の口止め料を受け取ってしまい、それを妻には内緒にしておく。
その後も、近所付き合いは続けるのだが、隣の妻が遊びにくるたびに、ものがなくなり、
そのことをしっかり確かめようと、二人は、隣の家が旅行に行っているときに、隣の家に忍び込み確かめるが・・・
年寄りの犬が具合が悪くなったので、籠ごと犬を連れて自宅に戻ったり、その犬が家の中で逃げ出したりとバタバタ。
やはり段田家のものが盗まれていたことがわかり、二人は警察に盗難届を出しに行く・・・・
と、担当の警察官として出てきたのは、隣の夫だった。確かに公務員と言っていたが、警察官だったのだ。
隣の夫は職場に妻の盗み癖がばれてしまい、警察をやめることになったが、そのことを妻には隠しておく。
隣の老犬は死んでしまい、そのあと隣の妻が来て、犬のぬいぐるみをプレゼントするが、そこには盗聴器がしかけてあった。それに気づき、段田夫は、怒りと今までのことを盗聴器に向かってぶちまける。
隣の妻は、それで夫が警察をやめたことを知る。そして優香妻に、段田夫の200万円の話と、浮気をしていることを伝える。
それから、隣の夫が庭に穴を掘るところを目撃し、優香妻は妻を殺して埋めようとしているといいだし、隣の家を訪ねるが、妻は病気で寝ていただけだった。
しかし、これがきっかけで隣の夫は、自分が妻を殺しても仕方がないくらい追い込まれていると気づき、本当に妻の首を絞めてしまう・・・
ここで終わりではなく・・・
段田家の会話が最後に続く。
夫は、妻がどうして隣町のスーパーに行ってたか、その高級スーパーで買った食材を食べたことがない・・・などと、妻の不倫を問うが、妻も200万円のことを持ち出し・・・
しかし、最後は夫が「おいしいものでも食べに行こう」と普通の会話で終わる。
最後の最後まで目が離せない展開で・・・
ラストのシーンの。。。段田&優香夫妻が怖かったというか。
お互いの嘘と裏切りを知りつつも、何もなかったかのようにふるまう二人・・・怖いわ~
お互いを「不信」ってことだよね。
最初から、ほとんど終盤までは、隣の夫婦…特に妻に、迷惑をかけられっぱなしの段田夫妻の側に
たってみてたけど、でも、最後の最後・・隣の夫婦の方が実はお互いを思い合う二人で、
それを壊していたのは、段田夫妻の方で。
それも無自覚なのか計算なのかわからないくらい、あっけらかんと引っ掻き回す優香妻が恐ろしいわ~
だけど優香ちゃん、めっちゃかわいいから、なんか許せちゃう雰囲気なんだよね。それがさらに怖い。
最後の終わり方が終わり方だから、なんとなくスッキリしないといえばそうなんだけど、
でも、キャストの4人がすばらしいから、不条理サスペンスとして納得かな。
キャストの中では、戸田さんが素晴らしかった。
クレプトマニアという盗み癖を持つ、危うい女性の役なんだけど。。。
だんだん壊れていく終盤の甲高い声でのしゃべり方とか。。。
引き込まれしまいました。
段田さんは、オタオタした感じがいいですね。
年下の優香妻に振り回されてる感じがぴったりでした。
優香ちゃんは、ホントにかわいい。ワンピースが似合ってたし。。。
あのかわいい感じで、いうことやること怖いよね。
栗原さんは初めてだったんですが、声が素敵だったな。
あとダンディーな感じがとかったです。
舞台のセットはシンプルで、黒いスツールがおかれていて、それが左右に動いて場面転換だったり、どちらの家にいるかを表現していました。
あのスツール。。。どうやって動かしてるのかめっちゃ気になりました。
このくらい小さな劇場でのお芝居。。。すごく贅沢な気がしてよかったです。
三谷さんの芝居。最近、三谷さんの芝居なかなかチケット取れないんだけど。
今回も、ハコが小さいので、なかなか激戦でした。
でも、何とか2公演取れていってきました。
1公演は実家の母と。。三谷さんのお芝居なら、見やすいはずだからと、誘ってみましたが、
楽しかったようです。
あらすじというか・・・
公式HPに載っていたイントロダクション
「嘘…。きっと誰もが人生の中でついてしまうもの。
今回の三谷幸喜が描く新作は「嘘」からはじまるサスペンス。
ひとつの小さな嘘が、さらなる嘘を引き起こす。
坂道を転がるように暴走を始めてしまう嘘。
その結末は、誰も予想できない。
狂言、虚言が巻き起こす悲喜劇。
人はなぜ、嘘をついてしまうのか。自分のため?ひとのため?それとも…。
これはコメディかサスペンスか、不条理劇か、不条理サスペンスコメディか?三谷幸喜の最新作!」
まず、舞台の形が変則的。舞台の両側に客席が。両側とも10列くらいだったかな。
話の内容は・・・思ったより三谷さんぽくなかった。
ただ、じわじわくるようなサスペンスでした。
心理的な話ですからね。嘘に嘘が重なり、、、でも、大騒動とかになるわけではなく、
なんか釈然としない終わり方だったしね。
二組の夫婦のお話。
段田安則、優香夫妻が引っ越してきて、隣の栗原英雄、戸田恵子夫婦のところに挨拶に行き、
両家の近所づきあいが始まります。隣の家は、年寄りの犬を飼っていて、その匂いがしみついていて
、段田夫は耐えきれない状況。
ある日、優香妻ががスーパーで買い物をしている時に、隣の妻が万引きをしているところ
を見てしまう。それを夫に話すと、夫はかかわらない方がいいというが、結局は隣の夫に話すことになる。
それも、段田夫が・・
隣の夫は信じないのだが、後日段田夫の職場に来て、妻の万引き癖のことは知っているという。
黙っていてほしいと段田は200万円の口止め料を受け取ってしまい、それを妻には内緒にしておく。
その後も、近所付き合いは続けるのだが、隣の妻が遊びにくるたびに、ものがなくなり、
そのことをしっかり確かめようと、二人は、隣の家が旅行に行っているときに、隣の家に忍び込み確かめるが・・・
年寄りの犬が具合が悪くなったので、籠ごと犬を連れて自宅に戻ったり、その犬が家の中で逃げ出したりとバタバタ。
やはり段田家のものが盗まれていたことがわかり、二人は警察に盗難届を出しに行く・・・・
と、担当の警察官として出てきたのは、隣の夫だった。確かに公務員と言っていたが、警察官だったのだ。
隣の夫は職場に妻の盗み癖がばれてしまい、警察をやめることになったが、そのことを妻には隠しておく。
隣の老犬は死んでしまい、そのあと隣の妻が来て、犬のぬいぐるみをプレゼントするが、そこには盗聴器がしかけてあった。それに気づき、段田夫は、怒りと今までのことを盗聴器に向かってぶちまける。
隣の妻は、それで夫が警察をやめたことを知る。そして優香妻に、段田夫の200万円の話と、浮気をしていることを伝える。
それから、隣の夫が庭に穴を掘るところを目撃し、優香妻は妻を殺して埋めようとしているといいだし、隣の家を訪ねるが、妻は病気で寝ていただけだった。
しかし、これがきっかけで隣の夫は、自分が妻を殺しても仕方がないくらい追い込まれていると気づき、本当に妻の首を絞めてしまう・・・
ここで終わりではなく・・・
段田家の会話が最後に続く。
夫は、妻がどうして隣町のスーパーに行ってたか、その高級スーパーで買った食材を食べたことがない・・・などと、妻の不倫を問うが、妻も200万円のことを持ち出し・・・
しかし、最後は夫が「おいしいものでも食べに行こう」と普通の会話で終わる。
最後の最後まで目が離せない展開で・・・
ラストのシーンの。。。段田&優香夫妻が怖かったというか。
お互いの嘘と裏切りを知りつつも、何もなかったかのようにふるまう二人・・・怖いわ~
お互いを「不信」ってことだよね。
最初から、ほとんど終盤までは、隣の夫婦…特に妻に、迷惑をかけられっぱなしの段田夫妻の側に
たってみてたけど、でも、最後の最後・・隣の夫婦の方が実はお互いを思い合う二人で、
それを壊していたのは、段田夫妻の方で。
それも無自覚なのか計算なのかわからないくらい、あっけらかんと引っ掻き回す優香妻が恐ろしいわ~
だけど優香ちゃん、めっちゃかわいいから、なんか許せちゃう雰囲気なんだよね。それがさらに怖い。
最後の終わり方が終わり方だから、なんとなくスッキリしないといえばそうなんだけど、
でも、キャストの4人がすばらしいから、不条理サスペンスとして納得かな。
キャストの中では、戸田さんが素晴らしかった。
クレプトマニアという盗み癖を持つ、危うい女性の役なんだけど。。。
だんだん壊れていく終盤の甲高い声でのしゃべり方とか。。。
引き込まれしまいました。
段田さんは、オタオタした感じがいいですね。
年下の優香妻に振り回されてる感じがぴったりでした。
優香ちゃんは、ホントにかわいい。ワンピースが似合ってたし。。。
あのかわいい感じで、いうことやること怖いよね。
栗原さんは初めてだったんですが、声が素敵だったな。
あとダンディーな感じがとかったです。
舞台のセットはシンプルで、黒いスツールがおかれていて、それが左右に動いて場面転換だったり、どちらの家にいるかを表現していました。
あのスツール。。。どうやって動かしてるのかめっちゃ気になりました。
このくらい小さな劇場でのお芝居。。。すごく贅沢な気がしてよかったです。
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