もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「ピエタ」見てきました

2023-08-16 01:29:46 | お芝居


asatte produce 「ピエタ」 本多劇場 2023.08.03 19:00~

小泉今日子さん主催の明後日(あさって)の舞台。全員女性の舞台。
大島真寿美さんの原作を小泉今日子さんが惚れ込んでの舞台化だとか。

あらすじは

「18世紀、爛熟期を迎えた水の都ヴェネツィア。
『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で
〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。
時は経ち、かつての教え子エミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。
そして一枚の楽譜の謎に、ヴィヴァルディに縁のある女性たちが導かれていく――。
ピエタで育ちピエタで働くエミーリア、貴族の娘ヴェロニカ、高級娼婦のクラウディア……
清廉で高潔な魂を持った女性たちの、身分や立場を超えた交流と絆を描く。
運命に弄ばれながらも、ささやかな幸せを探し続ける女性たちの物語。」(公式より)


舞台はヴェネツィア。ピエタで育ったエミーリア(小泉今日子さん)は、合唱からは遠ざかっているが、今もピエタで働いている。
そこに、かつてここで彼女たちの指導をしていた、ヴィヴァルディの訃報が届く。
ピエタで一緒に音楽を習っていた、貴族の娘のヴェロニカ(石田ひかりさん)彼女からかつてヴィヴァルディ先生の楽譜の裏に
詩をかいていたものがあり、それを探してほしいと頼まれ、探し出したら大口の寄付をするとまで言われる。
エミーリアはその楽譜を探し始める。
その歌声から歌手になったジロー(橋本朗子さん)、その姉のパオリーナ(広岡由里子さん)に会いに行くが、わからない。
ヴィヴァルディ先生の妹のザネータ(伊勢志摩さん)は母親と二人でひっそりと暮らしているが、やはりわからない。
薬屋になったジーナ(高野ゆらこさん)にも助けをかり、
やがてヴィヴァルディ先生と付き合いのあった娼婦のクラウディア(峯村リエさん)にたどり着き、会いにいく。
先生の思い出話などを通じて、二人は友情で結ばれていく。

7年の時がたち、楽譜はみつからないまま。。。クラウディアは病で行き倒れていた。
エミーリアは、ヴェロニカに頼んで、ヴェロニカの屋敷でクラウディアを看病する。
ヴェロニカもクラウディアに心を許すようになる。
しかし、クラウディアは息を引き取る。
クラウディアの家は船で渡っていく。いつもヴィヴァルディ先生は船で渡ってきていた。
クラウディアの葬儀の日、いつもの船頭さんが、先生を乗せているときの歌を口ずさむ。それはヴィヴァルディ先生が書いた曲。
それを聞いたヴェロニカは涙を流す。
それこそが、彼女が探していた楽譜に書かれた詩だった。その詩に先生が曲をつけてくれていたのだった。


そんな感じの話でした(ウル覚えのところも多々)


とても穏やかで静かな芝居・・・・
一幕は、背景というか、ピエタで過ごし、ヴィヴァルディ先生とかかわりのあった女性たちの現在の様子が描かれるという内容で、
正直、動きも少なく、退屈な感じ・・・
ただ、二幕になり、クラウディアが倒れてからは話の内容もだいぶ動きがあり、彼女たちの心の中の動きもわかりやすくはなって、
見やすくなった感じ。
船頭さんの歌の話は、感動的でした。

皆さん白いロングドレスの衣装で統一。キリスト教の世界観はやはり難しい。
楽譜を探すということを通して、立場の違う女性たちの友情を描こうとしていると思われるけど、
ちょっとそのあたりのインパクトが弱かったような。。。
それと、ヴィヴァルディ先生の存在がすごく弱くて、、、生演奏の曲もヴィヴァルディの曲とかだったんだろうけど(ごめんなさい不勉強で)
あんまり引き込まれる感じではなかった・・・
もちろんチェンバロとバイオリンは素晴らしいんだけどね。
私がヴィヴァルディは「四季」くらいしか知らないからいけないのかな。。。

感動的なところも随所にはあるんだけど、うーん。。。正直このキャストを使いながら、、、もったいなかったなという印象でした。

キャストの感想としては、
クラウディアの峯村リエさん一択ですね。
群を抜いてうまかったし、存在感があふれてました。

ピエタの小泉今日子さんは、こういう役はあってなかったのかなあ・・・

それと、お久しぶりのヴェロニカの石田ひかりさん。
うーーーーん。正直、期待大だったので、ちょっとがっかりでした。セリフが一本調子で。

そう、素晴らしかったのは、ソプラノ歌手で、演技もされていた橋本朗子さん。何曲か歌ってくださったけど、
最高でした。。。舞台を高尚なものに、引き揚げてくれてました。
バイオリンが上手という役に、バイオリン奏者の会田桃子さん。彼女も演技もされてましたが、
バイオリンも素晴らしかった。
このお二人がいなかったら。。。。
そして生演奏はやっぱり素敵です。チェンバロもよかったです。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 舞台「ハリー・ポッターと呪... | トップ | アートな日。美術館に行って... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お芝居」カテゴリの最新記事