もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「ほんとうのハウンド警部」見てきました

2021-04-05 01:58:36 | お芝居


シス・カンパニー公演「ほんとうのハウンド警部」 シアターコクーン 2021.03.11 18:00~ & 03.14 14:00~

  

生田斗真くん主演のお芝居。
シスカンパニーの公演で、キャストも豪華なので、チケット申し込み。2公演確保できました。
最近、気になった公演は2回行くようにしてます。理解が深まるから。
その分、あれこれ多くの公演はいけないんですけどね(金銭的なこともあり)

今回も、2回行けたからこそ、自分の中で回収できたこともありました。
劇中劇の中に、入りこんでいくので、頭の中が追い付かないところも多々あったんですよね。(年ですかね~)


話の内容は
「ムーン(生田斗真)は、まだ二番手の地位に悶々としている若き劇評家。
今日もメイン劇評家に代わり、ある芝居を観に劇場へ。そこで他社のベテラン劇評家バートブート(吉原光夫)と一緒になる。どうやら、彼はこの芝居に出演している女優に気があるらしい。劇評家二人の胸に、さまざまな欲望や思惑が渦巻く中、その推理劇は始まった・・・。推理劇の登場人物(趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一)たちによって演じられる三角関係、殺意、疑念の数々。。。それを劇評家の視点で見つめながらも、どんどん私的な雑念にとらわれていくムーンとバートブート。
やがて、舞台は幕間へ…。そして…。 」(公式より)


開演前、舞台上、奥には鏡があり、座ってる自分が映るのがなんか変な感じでした。。。
舞台が始まると、鏡の奥には客席が。手前には劇中劇のセットが、

客席にいるのは、斗真くん演じる劇評家のムーンと、他社のバートブート(吉原さん)
ムーンは自分が二番手で、同じ社の一番手のヒッグスに対抗心+劣等感を感じている。特に「ヒッグスは?」と
聞かれるのが嫌なのだ。
バートブートは、新人女優を自分の劇評で褒めては関係を持つという、そのくせ妻には弱いエロおやじ。

さて芝居が始まるが、この芝居はミステリーらしい
今のソファの近くに、男が一人倒れているが、登場人物は誰も気づかない。
この家の家政婦が登場し、説明的なセリフをいう。そこに現れるのが、鈴木浩介さん演じるサイモン。
サイモンは、趣里ちゃん演じるここの娘と、さらに女主人(峯村リエさん)と二股をかけているようだ。
次に登場するのが、ここの主の兄(山崎一さん)。車いすに乗っているが、人数がそろったと、サイモンもふくめてポーカーを始める。

芝居は幕間になり、二人の劇評家はそれぞれ舞台についての話を始めるが、結局のところ自分のことに帰着。
そんな中、バードブートは舞台の中に取り込まれ、登場人物の一人になり、、、ムーンが「席に戻れ」と言っているのも聞こえず、舞台上で死んでしまう。
それで、今度はムーンも舞台の中に。ムーンの先輩ヒッグスが死体だったことで、自分が一番手になったと思い、推理をし始める。
と、今まで主の兄と思われた車いすの老人が、変装をとき、自分はハウンド警部であると告白。
さらに、失踪した主だと告白。しかし、それを見たムーンは、彼が自分の後輩の劇評家だと気づくが。。。殺されてしまう。
そして幕。

そんな感じの、終盤になっての二転三転がびっくりという感じの話でした、(陳腐な書き方になっちゃった)


前半は、芝居の劇評を書きにきているのに、自分のことばかり考えている(女優をくどくとか、先輩劇評家への嫉妬とか)二人の態度にイラっときたり、わりとゆったり目の進行にどうなるんだろうと思ってましたが・・・
後半の怒涛の展開に、え~???という感じで、前後半のテンポ感の違いにあっけにとられた感じの舞台でした。

それにしても、劇中劇で、さらに舞台に客が取り込まれていき、内容も二転三転。
ストッパードさんって、どういう頭の構造してるんでしょうね。すごいな。

そう、劇中劇は、ホントに二流の舞台風で、セリフの言い回しとかもわざとらしい感じで。。。
さらに、セリフも説明調だったり。ラジオをつけると、タイミングよく事件の報道が流れたり。ご都合主義な感じが
なんかおかしくて。。。

それと劇評家の二人の幕間での、劇にたいする感想が、なんというか、当たり前っぽい感じで内容がない・・・
これってストッパードさんの劇評家に対する、痛烈な批判でもあるんだろうな~


ということで、キャストの感想

ムーンの生田斗真くん
ヒッグスへの劣等感、不満をひたすら言ってる客席での芝居が、なかなかうまくて、
すごい小さい男だなあと、イラっとするくらいでした。
斗真くんはかっこいい役も合うけど、こういうしょうもないやつの演技もうまいんですね。
最後、後輩に結局は殺されてしまって、。。。かなりかわいそうな役だったな~


バードブートの吉原さん
初めてみた役者さん?もしかしたら、どこかで見ているかもですが。
声がなかなか好き。若い女優好きなのに、恐妻家っていう設定が、なかなか合ってまし(笑い)


サイモンの鈴木浩介さん
怪しい男なんだけど、どっか抜けてる感じ。そのくせ二股かけてるって。。。
でも、なんか、これだけの役って鈴木浩介さんの使い方、もったいなかったなあ


家政婦役の池谷のぶえさん
もったいないといえば、のぶえさんも。。。
もっとなんか絡んでくるのかなと、ちょっと期待しちゃいました。
でも、出てきては説明セリフをわざとらしくしゃべる、とぼけた演技はおかしかった。


女主人の峯村リエさん
こういう役にぴったり、貫禄ありますよね。


娘の趣里ちゃん
安定してますよね。うん。ただ、趣里ちゃんもなんかもったいなかったなあ


マグナムとハウンド警部の山崎一さん
もう、山崎さんありきですね。シリアスな面もコミカルな面も、しっかり見せつけられました。
変装を解くところとかかっこよかった。。。さすがでした。


芸達者な役者さんたちでの芝居だったので、見ごたえありました。
ちょっと時間が短かったけど。。。。


そう、カテコで斗真くんがご挨拶でした
コロナ禍での上演に来てくれたことの感謝と、感染対策をきっちりして最後まで公演を乗り切りたいということを
話してくれました。

そして、この舞台も千秋楽を迎えることができたとのこと、
本当によかったと思います。

 

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