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心配事ばかり板垣―『風林火山』鑑賞記5

2007-02-08 21:32:41 | S.Chiba
             『風林火山』
          第5回 「駿河大乱」


 今回は、題字の話をちょっと。
高校まで墨と筆に触れていた自分にとって、”書”は憧れの世界。お習字の域で、一度筆を置いてしまったが、『六十の手習いは絶対書道』と決めている。(時間と資金が許せば、本当はもっと若くパワーのある内に、始めたいと思っているのだが・・・)最近は、特にテレビの題字が気になる。今回の「風林火山」の題字はとても気に入っている。強く柔らかく激しく動じないどっしりとした雰囲気。一つ一つの文字を、じっと見入ってしまう。書家・柿沼康二氏、37歳のパワーが、じーんと伝わってくる感じ。オープニングで出てくる「空」「水」「花」「土」の字の中でも「花」なんともいえない匂いがしてくる感じで好きだ。ちなみに、自分の中の板垣のイメージは「水」。力強い流れとせせらぎや雫が落ちるような感じ?!毎回音楽と共に楽しみ、『気』を貰っている

 今回は、策略が渦巻き、板垣も又、じわじわと巻き込まれ?!。まずは、探りに向かわせた勘助の動きを気に病み、晴信に慰められる板垣。勘助一人に、親方様がやられるはずないと自信満々の晴信。父親の強さを認めているわけだが、果たして、父親・信虎は・・・?
 召抱えた河原村伝兵衛から、今川方と信虎の接近の報告を聞き、又も、考え込む板垣。そして、極めつけは、戦さの準備を整えつつ出陣せずとの信虎の言葉に驚き、真意を探る板垣悩める板垣の表情が良い。中でも、竜雷太の隣で、台詞無しでの表情がが印象的だった。

 今回の最大の見どころ、勘助と兄の別れ。情け無用の真剣勝負の後、今まで非常に振舞ってきた兄の、不憫な弟への思いが噴出した瞬間もらい泣き。戦国の世の悲しさか・・・。これもまた、勘助がしぶとく、強くなる為の試練と言うことなのだろうか・・・。まだまだ勘助の苦難・苦行は続く

 いっぽう、今川方の面々の、静かに怪しげなムードが、なんとも凄みがあっていい敵にはもってこいの不敵な笑みがたまらない。谷原章介さんの爽やかないやらしさ!?!(笑)伊武雅刀、藤村志保の揃って不気味な笑みに、テリー伊藤さんのあやしいキャラも歯が立たない?!(笑)

 ちらと出てきた北条氏の松井誠さん。遂に登場!興奮している女性ファンが、次回を、わくわくして待っていることだろう。(笑)自分も興味津々。

 次から次へ、つわものが登場する大河ドラマ。遂に、次週は、三条夫人も登場。内野・勘助の存在感もじわじわと大きくなっているし、千葉ちゃん・板垣の出番は少なくなりそう?!いや、板垣も晴信の成長ともに、存在感がますます大きくなる!?楽しみがドンドン膨らむ5回でした。



コメント
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