Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

永遠の心の童話ー『星の王子様』

2007-02-17 00:16:27 | 読み物
 何度も同じ本を読み返したり映画を見たりする。その中でも、最高に繰り返し呼んでいるものが、大好きな『星の王子様』小学高学年~の児童書だ。

 初めて読んだ、小学生の時は、ラストの別れが悲しくて涙した。でも、話の途中のエピソードの裏に隠れている物には、砂漠に隠れた水のように、気づかずにいた

 ふと気が付くと手が伸びる、心がカサカサしてきたら、読みたくなる本その時々に心に響く言葉が違ってくる、何度読んでも新鮮な、不思議な本。その時その時、心が欲しい言葉が、聞こえてくる本。

 教育テレビで特集していた。最近も、アントワーヌ・デュ・サン・テグジュペリの特集を見た。今回は、昨年来、何種類もの翻訳本が出ている中、それら、さまざまな翻訳本を比べながら、原文の意味を掘り起こそうとしている。自分も昨年、2冊買ってみた。でも、子どもから大人まで分かる言葉で、いろんな意味をふくんだ、優しい言葉でつづった、内藤濯の本が一番好きだその時その時人それぞれの解釈で、思いをこめながら、癒されながら読むことが出来る気がするから。

 特集番組の中でも、好きな言葉、文のコーナーが印象的だった。たくさんありすぎて、上げていくと一冊分になってしまうくらいだが、いつも忘れず心に刻んでいる言葉がある。いつも頃からか、この言葉が一番好きで大切にしている。「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目に見えない」(確かそんなかんじ)やはり、皆長い間親しまれてきた内藤濯さんの訳ならではの言葉。
 
 いろんな人が本質に近い訳をと、言葉を選んで翻訳しているが、やはり子どもが読む童話として、優しい言葉が使われている内藤濯さんの本が好きだ。想像できる余地をたくさん残している気がするから

 そして、もう一つ、最初に読んだ時からずっと変わらず好きな文がある。
それは書き出しの文。「レオン・ウェルトに」ではじまり「わたしは、・・・」とつづき「・・・おとな、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)・・・・子どもだったころの レオン・ウェルトへ」の文。まるで自分に言われているように思える。まずはじめのこの文を読むと、自分の気持ちが、子どものそれに近くなり、いつもすっとお話にないっていける。これは子どもへの童話。子どものような気持ちで、純な気持ちで読める気がするのだ。

 いつまでも、私の本棚に、内藤濯訳の「星の王子様」はあるだろう。心が、かさかさにならないように、潤す為に。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黙して語る板垣ー『風林火山』鑑賞記6

2007-02-16 22:43:57 | S.Chiba
               『風林火山』
             第6回 「仕官への道」


 いよいよ勘助が中心に話は動き出し、個性的な武将たちがどんどん登場し、強烈な個性のぶつかり合いがなんとも面白い。

 その中で、今回の板垣は、台詞も登場場面も少ないものの、やはり、しっかりとした存在感。まずは、福島をかばうものは討つと信虎が家臣に話した時の、表情。黙ってお辞儀をする家臣の中、一呼吸遅れてお辞儀をする板垣。板垣の心中が伝わってくる。晴信が思い余って、父・信虎に訴えるシーンでは、興奮した晴信の横に、落ち着いてはいつものの、じっと何か決意したような板垣の顔が映ります。小山田を重臣が集まって、問い詰め詰めるシーンでは、最後の最後に、小山田にとどめの一言。眼が恐い。独特の個性を持ったベテラン俳優陣の中、低く抑えた「われらを信じられぬか?」という少ない言葉と、その表情に、たくさんの思いが詰まっていました。そして、晴信の祝言の席の板垣。笑いがこらえきれない信虎の隣に座った、大井夫人の横に構える板垣。黙って晴信を見守る板垣の思いは複雑?!

 今回の千葉ちゃん・板垣の最大の見せ場は、小山田の行く手を遮り、問いただすシーン。静かに話していても、眼が恐い。殺気立っているわけではないが、威圧感がじわじわ伝わる表情が、忘れられません!


 今川に仕官を申し出る勘助を、拒絶する今川義元の表情は、谷原さんの見せ場。ベテラン俳優人の中で、さらり皮肉を言い放つ谷原さん。爽やかなイメージが一転、いやらしくも憎々しくも見え、非常さもいい感じ。脇に、ベテランの伊武雅刀藤波志保が陣取り3人のバランスがなんともいい。

 女優人初登場の、三条夫人役池脇千鶴と浅田美代子。晴信との会話は、若い二人を意識しているようで、トーンも高めで、少々極端に若さを強調した話しっぷり。低い声で話すと落ち着いた年齢の雰囲気がチラり顔を出す。初夜の二人の会話は、初々しく、印象的な台詞がいくつか。「永久=とこしえ」と言う言葉も久しぶりに聞い多様な気がして新鮮だった。浅田美代子は、これからどんな色を出してくるのか楽しみ。

 遂に、松井誠の北条氏康が登場。奥様方に強烈なファン層がいる注目の俳優の登場シーンは、踊りのシーン。武将が詠い踊り酒を飲む、なんとも憎い演出。こちらも独特な声で、慣れるまでちょっと気になりそうだが、それも又、正当な二枚目俳優、内野・勘助のの個性を浮き立たせる、実力のある個性的な脇役の一人として、いい味を出してくるに違い無い。勘助と北条氏の台詞も、心に残る台詞が多く、理知的で暖かい人柄が伝わってくる好感度抜群の北条氏康の登場だった。

 次回、遂に合戦!?勘助はどう動くのか?板垣と晴信は?予告編にわくわくしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二人で飲み食いしゃべり笑うー『芋たこなんきん』

2007-02-10 16:17:18 | TVドラマ
 NHKの朝のテレビ小説を、よく見る。今回は、初めは関西弁や、こてこての藤山直美の喜劇芝居番組だなと思いながら横目で見ていたが、回想シーンでお父さん役にTOKIO城島茂さんが出演したあたりから、はまりだした。ドラマから伝わってくる、なんともいえないやわらかな暖かい雰囲気が心地よく見続けています。

 夫婦二人で呑みながらのんびりといろいろ話す。相方と結婚する前に、自分も良くやった。主演夫婦の飲み話す姿が、懐かしかった。ならぬ、子どもたちの姿に一喜一憂する、母親ならぬ叔母ちゃん。鉄棒の練習で、子ども以上に熱くなってしまったり、娘のフォークソング集会に潜り込んで感激してしまったり。どことなく自分に似ている?!晩酌はこれ以上目方が増えると怖いので、あまりしませんが・・・(笑)
  
 我が家は変な家族?!少年漫画・アニメ好き父、「キイハンター」に今だ狂って、千葉ちゃん!ジャッキー!と言いながら、四十路過ぎても足痛めながらテコンドーの試合出場を考えてる母、温泉露天風呂が好きで旅行に憧れる長女、教育テレビ大好き田舎大好き豚小屋の匂いも大好きの次女、皆変。長女はちょっとずれてると言われたらしいし、自分もパート先でドジばかりして、笑われ呆れられている。(爆)

 普通より特別と言われたほうが嬉しい自分、とっても変?!でも、納得してる。感謝している。変と言われても、付き合ってくれる仲間がいて、一緒に食卓を囲み話し合える家族がいて、何より、笑っていられる幸せな日々

 亡くなった姑が、「○○ちゃんはいつも笑っていて!」と言われてから、ずっと、なにがあっても、笑える自分でいようと思っている。一緒に食事してくれる相手がいて、一緒に笑える相手がいて、話を聞いてくれる家族がいて、ありがとうといってくれる人がいる、幸せ

 改めて日々の「幸せ」を実感させてくれる、今回の朝ドラ「芋たこなんきん」後2ヶ月で見られなくなると思うと、もう寂しい気分になってきた、気が早い自分だ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心配事ばかり板垣―『風林火山』鑑賞記5

2007-02-08 21:32:41 | S.Chiba
             『風林火山』
          第5回 「駿河大乱」


 今回は、題字の話をちょっと。
高校まで墨と筆に触れていた自分にとって、”書”は憧れの世界。お習字の域で、一度筆を置いてしまったが、『六十の手習いは絶対書道』と決めている。(時間と資金が許せば、本当はもっと若くパワーのある内に、始めたいと思っているのだが・・・)最近は、特にテレビの題字が気になる。今回の「風林火山」の題字はとても気に入っている。強く柔らかく激しく動じないどっしりとした雰囲気。一つ一つの文字を、じっと見入ってしまう。書家・柿沼康二氏、37歳のパワーが、じーんと伝わってくる感じ。オープニングで出てくる「空」「水」「花」「土」の字の中でも「花」なんともいえない匂いがしてくる感じで好きだ。ちなみに、自分の中の板垣のイメージは「水」。力強い流れとせせらぎや雫が落ちるような感じ?!毎回音楽と共に楽しみ、『気』を貰っている

 今回は、策略が渦巻き、板垣も又、じわじわと巻き込まれ?!。まずは、探りに向かわせた勘助の動きを気に病み、晴信に慰められる板垣。勘助一人に、親方様がやられるはずないと自信満々の晴信。父親の強さを認めているわけだが、果たして、父親・信虎は・・・?
 召抱えた河原村伝兵衛から、今川方と信虎の接近の報告を聞き、又も、考え込む板垣。そして、極めつけは、戦さの準備を整えつつ出陣せずとの信虎の言葉に驚き、真意を探る板垣悩める板垣の表情が良い。中でも、竜雷太の隣で、台詞無しでの表情がが印象的だった。

 今回の最大の見どころ、勘助と兄の別れ。情け無用の真剣勝負の後、今まで非常に振舞ってきた兄の、不憫な弟への思いが噴出した瞬間もらい泣き。戦国の世の悲しさか・・・。これもまた、勘助がしぶとく、強くなる為の試練と言うことなのだろうか・・・。まだまだ勘助の苦難・苦行は続く

 いっぽう、今川方の面々の、静かに怪しげなムードが、なんとも凄みがあっていい敵にはもってこいの不敵な笑みがたまらない。谷原章介さんの爽やかないやらしさ!?!(笑)伊武雅刀、藤村志保の揃って不気味な笑みに、テリー伊藤さんのあやしいキャラも歯が立たない?!(笑)

 ちらと出てきた北条氏の松井誠さん。遂に登場!興奮している女性ファンが、次回を、わくわくして待っていることだろう。(笑)自分も興味津々。

 次から次へ、つわものが登場する大河ドラマ。遂に、次週は、三条夫人も登場。内野・勘助の存在感もじわじわと大きくなっているし、千葉ちゃん・板垣の出番は少なくなりそう?!いや、板垣も晴信の成長ともに、存在感がますます大きくなる!?楽しみがドンドン膨らむ5回でした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新メンバー参加ー新テコ同好会

2007-02-07 08:33:23 | テコンドー
 新宿テコンドー同好会、2月最初の練習。
 久々に、金井先生もいらして(咳が少々辛そうでした)、体験者の方も一緒に8人で賑やかに練習。
 
 まずは軽く走り、体を動かしウォーミングアップストレッチを少々して。基本蹴り。ここで、金井先生、ほかメンバー数人が遅れて参加。体験の方も、空手をやっていらっしゃるとの事で、慣れていないことはあっても、蹴りにはほとんど対応できている様子。

 その後、右足、左足、二列作って基本のミット蹴りN氏や金井先生が、体験者の方に直接手ほどき。その後、二人組みで連続蹴りのコンビネーション。(体験者の方は、金井先生と。(^^)vラッキー!!)男女に別れプロテクターを付けて、カウンターの練習。体験者もなかなかハードな蹴りを入れていました。(笑)二種類のキョルギを、1分ずつ計4本して、(空手家は、するどいパンチが来るので、要注意!!笑)各自でストレッチして。終了の挨拶

 体験の方もご入会決定!久々の新メンバー!!嬉しい限り。月一回でも充分。是非、テコンドーの魅力を楽しみながら、空手に生かして欲しいものです。

 25日の試合まで、あと少し。少しずつ気合が入っていくのか?!

 自分は風邪がまだ残っているのと、膝不調の為、80%ぐらいでやったつもり。もっとちゃんと蹴りたくて、もう一回と言いたくなるところをグッと我慢!カウンターは頭と身体のギャップが大き過ぎて、悲惨。(:--:)ストレス溜まったか?思わず変な気合を上げ笑われてしまった。(--; それでも、ターンとヤンバルが蹴れて、楽しかった~!!(爆)

 月一でも新しい仲間が増えて嬉しい限り。もう少し、新しい仲間を!と、ただいま新宿コズミックセンターに張るポスターを、再制作中です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする