ぼうず。

酒もタバコもやらない。

最近は、の話であるが。


元々バクチも打たないし、この頃は男もやらない。
（・・・男もやらない？）


愛飲品であったはずのコーヒーは朝食後の一杯だけ。
それもコーヒー含有より投入された豆乳量のほうが多いため、
（胃腸を気遣っている）
いったいどちらの”豆”を摂取しているのかわからない味だ。


そんな生活を送っていたら、ふと考えた。

「ワタクシは何が愉しみで生きているのだろうか・・・。」

と。思ってしまった。


５時には起きて日が沈めば寝るような生活を送り、
（さすがに一昨日あたりから９時過ぎまでは起きているが）
朝に夕に神仏に手を合わせる。

ラジオ体操をしたり、お経を唱えたり。
正座して筆耕してたりする。

たまに友人知人から連絡が入れば、
なにやら冠婚葬祭の問い合わせだったりもする。


観るテレビチャンネルは国営放送か教育テレビ。


口癖といえば「最近の若いモンは・・・」。


こうして、ワシはイイトコ無しに老いていくんじゃろうか・・・。

持て余すほどの元気がみなぎっている時なら、
そんな年波に抗って「そんなのゼッタイにイヤッ！」と叫ぶところだが。

今、消費カロリーを出し惜しみして暮らしているこのところ。


それも悪くないかも、などと思ってしまう。


まるで修行僧のような一日を送り、
そして寝入る前には今日一日の無事に感謝して合掌。

目覚めたら、また無事に朝を迎えたことへの感謝で合掌。

南無南無と言いながら身体を起こす。
好くないことが起これば、
それは天からの災い。天災じゃ、クワバラクワバラと唱えてしまう。

そんな風にして昨日、前世占いをしてみたら。

見事に前世は『坊主』と出た。
言い得て妙ではないか！


そのうち人里離れた辺りに庵を設け、
そこで俳諧な日々を過ごしているかもしれない。

　※坊主への認識が間違っているような気がするが妄想なので気にはしないこと。


そうして目もかすみ耳も遠くなり浮世のさまざまも見えず聞こえなくなるであろう。

そのうち静かに消え入るように、この命も尽きていくことだろう。


没した折には、ワシが一番大事にしているものを傍に置いておくれ。


一人娘にこう呟くと、

「うん、わかった♪そしたら、だあさんのカンオケの中に”もこたん”入れてあげるね！」

　※もこたん・・・画像のゾウのこと


こんなのを一人残して逝けるかよ！ってな。

飲み。

飲胃カメラは私にとって思いがけない出費だった。

結果、（胃カメラ撮影的に）なんでもないと言われると。
途端に飲んだことを後悔する小市民である。

　「飲まなくても良かったじゃん・・・」

飲んでみたからこそ、「なんでもなかった」結果が出たわけだけど。

何となく（こういう結果が出ることを）わかっていたために、
ああやっぱり。だから飲まなくても同じだったじゃん、などと思ってしまう。

次の日、二日酔いになるとわかっていても飲み過ぎてしまう心理と。

状況は真逆ともいえるのに。
愚かさでは等しい。

そして「飲まなきゃよかった」と思うところまで似ている。


短大時代の友人と恩師を囲んだ飲み会と、
それに引き続き中学校の同窓生との飲みに充てる予定だった諭吉が去った。

その分、医師からのお墨付きと胃カメラ画像を得たが。

気分がクリアになったわけでもないし、
まだ復調にも程遠いので予定はキャンセルした。


友らと飲んだ、と思って消えた諭吉を恨むのはやめよう。
（っていうか逆恨みされて諭吉も迷惑）

そして確かに”飲んだ”事実には違いないと諦めよう。

飲んだ～モノが～違うダケ～、ビールじゃなくてカメラなだけ～。

書いてたら、どんどん虚しくなってくる。



最近、自分をネガティブに追い込んでいく遊びが好きだ。

遊びっていうか単に根暗なだけだけど？

元々、物凄くポジな人（の代名詞）のように思われるが。
まったく、そんなことない。


基本形は根暗でネガティブなタイプだ。
対外的にはポジティブという鎧を身にまとっているだけよ。

だから自分をポジに持っていくのは容易なく疲れるが、
その逆ネガティブにならいつだってなれる。


どっちみち私なんて愚図でのろまな亀ですから。

　※決して、この場合『亀』を愚図でのろまと言ってるのではない。

お前は堀ちえみか！
と一人突っ込みを入れながら。

自分を虐めていくのは割合に楽しい。悪趣味だけど。


ここで教官が出てきて厳しく、しかし愛情豊かに導いてくれるとドラマなんだがなー。

なんて甘ちゃんな私？
疲れてたのね。


やっと自覚したっぽい。


疲れが吹き飛べば、そのうち元気も出てくるでしょう。
少なくとも、ここにいるうちはまだまだ大丈夫。