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主にアイドルちゃんについて書いています

「夜の代打王」

2006年06月27日 | Weblog
以前、ここで取り上げた本。タイトルのベタさに即購入(笑)。
どこかへ出かけたとき、帰りの電車内(混んでいることが多いので気を紛らすため)で読んでいる。
まだ全部読み終えたわけではないが、クライマックスは過ぎ、ピークから続くなだらかな下降線、
といったあたりまでさしかかった。ここまでの感想を言えば、「面白い!」。

主人公は、えんじ色がイメージカラーの大学で記録を作ったスラッガーだが、今は代打専門の
ロートルマッチョマン。地味なリーグの在京球団(西武と昔の日ハムをミックスしたような感じ)アスレチックス所属。
萌えジャンルより「ひょんなことから」が自然なので、あっち系がちょっと苦手な自分にはちょうどいい。
主人公は、チームのチアガール、遠征先のクラブの女、スポーツ用品メーカーの担当者、キー局女子アナなどと
ねんごろになり、そうすることで男性ホルモンを多量に分泌、それが集中力や闘争心につながって
バッティングで大活躍するわけだが、そういうシーンの他に、コンドルズ、ドルフィンズ、
カウボーイズ、バイキングス、ブルーソックスなどの相手チームが登場。どのチームや選手をモデルに
しているか、とかを考えるのも面白い。他に、彼からポジションを奪ったチーム若手と、その後ろ盾である、
広岡と土井正三をミックスしたようなコーチによるドーピング疑惑というミステリー要素もあり、
電車に乗っている時間が苦にならない(笑)。“一芸に秀でているがトータルするとダメ選手”が
活躍するようなスポーツものが好きな人にはおすすめしたい。