8/20(日)、2006夏のツアーファイナル公演をパシフィコ横浜で観る。この会場はすぐそばが海なので、
少し早めに行って海を見つつまったりするのが楽しみでもある。
自分にとって彼女のライブは、スタート時点で心にフックがかかるかがすべて。それがうまくいかなかった場合、
最後まで、調子は悪くなかったがいいところで打たれてしまったピッチャー、のような感じで
終わってしまうことがある。今回は幸いなことにガッチリとかみ合ってくれて何よりだった。場内は満員。
曲目はこれ。新作の曲が中心。ツアー各会場で、彼女がこれまでに出演したアニメの主題歌を歌うという企画があった。
ファイナルのときは「鋼の錬金術師」のすぐ変わるタイアップ主題歌のうち、ラルクアンシエルが担当したものを
歌ったのだが、個人的には日比谷野音で歌ったという「甲賀忍法帖」(「バジリスク」主題歌)が聞きたかった…
バックバンドのチェリーボーイズは基本的にいつものメンバー(ギター2のうち1が北島健二、
ベース、キーボード、ドラムス)ながら、去年の夏に観たときのドラマーだった元ジュディマリの五十嵐は
多忙らしく入れ替わっていた。さらにダンサーのTEAM YODAの4人のおねえちゃんたちが付き、
ステージ上は総勢10名。彼女のライブについてふれるとき、俺の書くことは毎度同じようなことになるが、
今回もやっぱりそう言うしかない。つまり、今の主流からちょっと古びた印象のある、ベタベタな産業ロックサウンドが
これでもかこれでもかと押し寄せるのがすばらしい。例えばこういうのをカバーしてもいいかも。
水樹のボーカルも阪神の藤川的ストレート一辺倒。MCが細切れで何度も入るのと衣装替えの回数が多く、
ステージの流れがぶつ切りになってしまうのが俺としては不満な点だが、ステージングがルーティンワーク的では
ないあたりは好感ポイントなので、そう解釈することにしたい。客席からの発言はあんまり拾わないほうがいいと思う。
基本的に客はマナーが良く、少なくとも俺は嫌な気分になることがなかったが、気になったのが応援スタイル。
本来この手の応援は、歌手が歌う曲が主であり、そのリズムに合わせて色々な動作(コールとかヲタ芸とか)を
するのが筋だと思うが、応援のための応援になっている状態が多すぎる。サイリウムもいいが、サイリウムばかりで
手拍子が少ないのはなんだか変だ。こういうふうに応援するんだよと先導してくれる「誰か」に依存し、
課題を「こなす」こと、に応援の中心が行ってしまっているように見える。こう思うのは、俺がアイドル寄りの
人間だからであって、声優ヲタにしてみればこれが自然なのかも知れない。
ただ、せっかく生でいいものを見せてくれているのだから、その一期一会の空間と自分の感情を大切にすべきだろう、と
俺は思う。まあ、「憧れていたアレをライブでやって一体感を味わいたい」という魅力もわかるのだけれども。
ツアーファイナルでは色々発表ごとがあるのが常。このステージでは、来年2/12、横浜アリーナでライブが決定したことが
告知された。俺としては家から近いので単純に嬉しい(笑)。
ツアーグッズのTシャツは白、黒(ネイビー?)、グリーンの三色が売られていたが、アンコール時に
ステージのメンバーも着用していた、モスグリーンに黄色プリントのものが一番格調高くてカッコ良かった。
サッカーのブラジル代表カラーを緑メインにしたような感じ。
開演時のナレーションは水樹奈々本人だとすぐわかったが、終演時の「妙にいい声」のナレーションが、
若本規夫だというのを後から知って驚いた。
8/22追記
TBSの「2時ピタッ!」というワイドショー(つい存在を忘れる)で、声優アイドル特集があり、
そこで水樹奈々がメインになって取り上げられていた。扱いは割合普通だったが、映るヲタが
見るからにイタい人ばかりだった(笑)。高速ロマンスをする人がアップで抜かれていたが、早い割にリズム感が悪かった。
腰を入れて、まず正確なテンポを刻めるようになってから速度を追求すべきだと思う。
俺がずっと勘違いしていたのかも知れないが、ロマンスは「引く」動作なのではないのか?
この人は手を「押し」ていたぞ。
あと平野綾は厳密に言うとアイドルが声優にかなり強引に活路を求めたのであって、他の人とは違うだろう。
少し早めに行って海を見つつまったりするのが楽しみでもある。
自分にとって彼女のライブは、スタート時点で心にフックがかかるかがすべて。それがうまくいかなかった場合、
最後まで、調子は悪くなかったがいいところで打たれてしまったピッチャー、のような感じで
終わってしまうことがある。今回は幸いなことにガッチリとかみ合ってくれて何よりだった。場内は満員。
曲目はこれ。新作の曲が中心。ツアー各会場で、彼女がこれまでに出演したアニメの主題歌を歌うという企画があった。
ファイナルのときは「鋼の錬金術師」のすぐ変わるタイアップ主題歌のうち、ラルクアンシエルが担当したものを
歌ったのだが、個人的には日比谷野音で歌ったという「甲賀忍法帖」(「バジリスク」主題歌)が聞きたかった…
バックバンドのチェリーボーイズは基本的にいつものメンバー(ギター2のうち1が北島健二、
ベース、キーボード、ドラムス)ながら、去年の夏に観たときのドラマーだった元ジュディマリの五十嵐は
多忙らしく入れ替わっていた。さらにダンサーのTEAM YODAの4人のおねえちゃんたちが付き、
ステージ上は総勢10名。彼女のライブについてふれるとき、俺の書くことは毎度同じようなことになるが、
今回もやっぱりそう言うしかない。つまり、今の主流からちょっと古びた印象のある、ベタベタな産業ロックサウンドが
これでもかこれでもかと押し寄せるのがすばらしい。例えばこういうのをカバーしてもいいかも。
水樹のボーカルも阪神の藤川的ストレート一辺倒。MCが細切れで何度も入るのと衣装替えの回数が多く、
ステージの流れがぶつ切りになってしまうのが俺としては不満な点だが、ステージングがルーティンワーク的では
ないあたりは好感ポイントなので、そう解釈することにしたい。客席からの発言はあんまり拾わないほうがいいと思う。
基本的に客はマナーが良く、少なくとも俺は嫌な気分になることがなかったが、気になったのが応援スタイル。
本来この手の応援は、歌手が歌う曲が主であり、そのリズムに合わせて色々な動作(コールとかヲタ芸とか)を
するのが筋だと思うが、応援のための応援になっている状態が多すぎる。サイリウムもいいが、サイリウムばかりで
手拍子が少ないのはなんだか変だ。こういうふうに応援するんだよと先導してくれる「誰か」に依存し、
課題を「こなす」こと、に応援の中心が行ってしまっているように見える。こう思うのは、俺がアイドル寄りの
人間だからであって、声優ヲタにしてみればこれが自然なのかも知れない。
ただ、せっかく生でいいものを見せてくれているのだから、その一期一会の空間と自分の感情を大切にすべきだろう、と
俺は思う。まあ、「憧れていたアレをライブでやって一体感を味わいたい」という魅力もわかるのだけれども。
ツアーファイナルでは色々発表ごとがあるのが常。このステージでは、来年2/12、横浜アリーナでライブが決定したことが
告知された。俺としては家から近いので単純に嬉しい(笑)。
ツアーグッズのTシャツは白、黒(ネイビー?)、グリーンの三色が売られていたが、アンコール時に
ステージのメンバーも着用していた、モスグリーンに黄色プリントのものが一番格調高くてカッコ良かった。
サッカーのブラジル代表カラーを緑メインにしたような感じ。
開演時のナレーションは水樹奈々本人だとすぐわかったが、終演時の「妙にいい声」のナレーションが、
若本規夫だというのを後から知って驚いた。
8/22追記
TBSの「2時ピタッ!」というワイドショー(つい存在を忘れる)で、声優アイドル特集があり、
そこで水樹奈々がメインになって取り上げられていた。扱いは割合普通だったが、映るヲタが
見るからにイタい人ばかりだった(笑)。高速ロマンスをする人がアップで抜かれていたが、早い割にリズム感が悪かった。
腰を入れて、まず正確なテンポを刻めるようになってから速度を追求すべきだと思う。
俺がずっと勘違いしていたのかも知れないが、ロマンスは「引く」動作なのではないのか?
この人は手を「押し」ていたぞ。
あと平野綾は厳密に言うとアイドルが声優にかなり強引に活路を求めたのであって、他の人とは違うだろう。